長男主張組
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ちょうなんしゅちょうぐみ
漫画「ヘタリア」のコンビタグの一つである『折檻組』の後発タグ。現在は『折檻組』よりも使用作品数が多い。
国擬人化マンガ「ヘタリア」関連の作品の中で、デンマークとスウェーデンのふたりがメインになっている作品に付けられるタグ。
この組み合わせによるタグは、本タグより先に折檻組がある。一つの作品にタグが両方使われる場合もあれば、作品の題材によってタグを使い分ける場合もある。
本タグの由来は、あるノルウェー人から聞いた話として作者ブログに記載されている「北欧の中ではデンマークとスウェーデンはどちらも長男ぶっている」からだと思われるが、ヘタリア本編においては二人とも(特にスウェーデンは)長男であることを主張している描写はない。
現状、タグ使用作品は一般向けから腐向け、R-18、R-18Gを含む。
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Das Gibt`s Nur Einmal
ナポレオン戦争後のウィーン会議の史実ベース。 題名のDas Gibt`s Nur Einmalは、1931年製作の独映画「會議は踊る(Der Kongress tanzt)」の主題歌。 日本では「ただ一度だけ」の題で知られる曲。作中の歌詞もこの歌。 当然1814年(ウィーン会議)当時にはない歌。 この映画自体、クラシック含め当時なかった曲しか使われてません。 宮崎駿映画「風立ちぬ」の中で、軽井沢の別荘地で主人公がピアノ伴奏で歌ってた独語の歌と言えばピンと来る人もあるかも。 この映画は独映画の遺作(独映画に「名画」は希少)と言われてます。 本国では、ナチスの検閲を受け上映禁止に。 でもWW2に向けた我が国菊さん家では、敵国の映画ではない事と明るく楽しい内容のため、好まれて繰り返し上映。 1939年にはキネマ画報で一位になり、多くの菊人がこの歌を独語で歌えるようになった。 戦前の独国がいかに文化程度が高く素晴らしかったかが窺える映画。 各国の大立者がウィーンに集結、ダンスに明け暮れる中、ロシア皇帝と街娘が恋に落ちる話。 「會議は踊る」も「風立ちぬ」同様、恋は脆く消えてしまいます。 この映画に出演してた人達も、この後ナチス思想と戦火に巻かれてったんだろうなと思うと、ラストで切なくなります。 歌詞内容がデンやポー、神羅達の運命を上手く要約していたので、史実より映画の雰囲気を参考に。 会議が踊っている間、栄枯盛衰に泣いてた筈の神羅君やポーやデン達の「別れ」を明るく描きたかった。 映画・歌詞内容に合わせ、本文の季節も秋から春に変更。 実際のウィーン会議は9月1日から。 キスのチャリティも同映画内のものですが、 内容を変え、別の映画・小説のイメージを採用。1グルデン=3000 「會議は踊る、されど進まず」は、当時のウィーンっ子ド・リーシュ侯の言葉。 夜毎のどんちゃん騒ぎに辟易したウィーンの人々は、彼のキャッチフレーズに拍手喝采だったそうな。 ノルやフィンを男前にしましたが、実際そうな気が。 二国とも元宗主国の前では独立を全くちらつかせず、割譲直後に言ったってのが素敵。苦労させられてただろうにねぇ… 本当はノルはキールで既に独立宣言し、デンの元国王を旗頭にスーに対し独立戦争を起こし、独立こそ遂げられなかったけど破格の高待遇を勝ち取ります。 カルマル組む前から、ノルは雇い主のハンザに逆らいデンに肩入れし、ハンザにベルゲンを焼かれたりもしてます。 どう見ても、蜜月状態のデンとノルの間に入ったスーが場違いで気の毒な感じ。 私には諾威という国に華奢な少年の印象はなく、武骨な北海の漁師又は山男という印象でした。ナンセンやアムンゼン等「現代のヴァイキング」と言われる冒険家たちを出した冬競技の国。 ノルディック柄のセーターは、主に諾国(氷国も)の漁師が好んで着た物。素朴で機能的、優雅さはないけど温かい。 デンの方が都会育ちで、没落しても「まぁ困ったわ、でも何とかなるでしょ」と言って周りをハラハラさせる世間知らずな斜陽の「姫」って思ってた。 鈍感な長男主張二国は、三男四男に積極的に出られて驚きゃいいと思いますw 1グルデン(ギルダー)=約4000~5000円。 アイスですが、デンの保護監督はファインディング・ニモのパパを思わせる束縛ぶりで、アイス史は辛辣に批判。 が、その割にデン「俺の家嫌ならプーの家行く?」という妙な具体案を突然出し、アイス君更に大激怒(束縛は嫌、手放されるのも嫌とゴネる末っ子w)。 でもデンが、スーにもプーにも土地を搾取され、ノルや三公国も失った背景や、アイスが噴火を起こしては瀕死に陥る虚弱体質だった事を思うと、多少神経質だったのは無理もないかも。 後にアイスが独立した時には、デンはナチス被占領下から祝電贈ってます。 そのデンは1864年、プー=貴族連合に最後の有益な領土を奪われ、転落人生の極致へ。この時はスーも助けようとしますが、結果は「惜春」に書いた通り。 神羅君は、フランツ2世の廃位により完全解体。 1648年のヴェストヴァーレン条約が神羅の死亡診断書と言われてますが、帝国支配自体はその後200年間存在し、完全消滅するのはこの解体でナポレオン戦争の最中、1806年。 神羅とデンは、幼少期から何かとうまくゆきません。 調べてみると、ストルエンセ事件もですが、神羅君はハンザ時代から強引で、デンもスーも彼に王位や官吏職を奪われまいと戦々恐々。 でも「古都」なデンを近代的にしたのも神羅君で、神羅君いなかったら「このままでも幸せ」主義のデンは、時代に取り残された可能性も。 三十年戦争の神羅君はズタズタ過ぎて可哀想。神羅と言いつつ独圏というのが未だにピンと来ない。本当にイタちゃんに憧れてたんだね、彼は。 仏兄さんの卑劣さは三十年戦争でもこのナポ戦でもドン引きレベル。仏兄さんに比べたら、露っ様は怖いけど嫌な奴じゃない。 と言いつつ兄さん好きなんだけどさ、ホントまぁ歪みない… ポーは、前の話で触れた通りエカチェ2世に3度に渡り分割され消滅しましたが、やっと復活したのに、何とここで4度目。 露っ様が「趣味はポーの分割」って言うはずだよね。何度も独立を試みるも鎮圧され、WW1でやっと再復活。 ところがWW2では史上最悪の被害に。ポー国オシフィエンチム市=独名アウシュビッツと書けば、説明無用かと。 ポーとデンは昔から仲が良く、共闘したり商売を一緒にしたりしてました。 デンが北海帝国を築いた頃は東のポー(陸の覇者)と北のデン(海を掌握)が結婚しイングランドが誕生した(他には西の神羅・南のローマ・ヒスパニア等)と書いた史料もあるほど。 思えばその頃の強国、この会議の頃には悉く没落してる…>< この2国組んだら最強の会話しか浮かばない。ポー家にエンジン付けて北欧家具を合体させて飛ばす話とか。チェスなんて途中から駒の飛ばし合い競争にでも変わってそー。 世間知らずのお嬢様気質で、歩調揃えて転落人生を歩んだ2国ですが、ポーの方が被害甚大だったのは、地理的環境に加え、キリスト教社会において常に差別の対象だったユダヤ人が主体の国、ってのも大きかったかも、と思ってます。 キール後の極貧期、デンは吹っ切れたようにアンデルセン(詩人)キルケゴール(哲学者)グルントヴィ(教育者)カール・ニールセン(作曲家)トーヴァルセン(彫刻家)といった文化人を輩出。神羅君とは微妙な関係ですが、独圏のロマン派に強い影響を受けました。 チボリ公園は、ゲオ・カーステンセンという人が国王から土地を借り、1843年に開園。シュレスウィヒ戦争より前に出来た世界最古の遊園地で、冬季以外は戦争中も休まず営業。 当時の入園料はパン一斤分。王侯貴族から庶民まで気軽に楽しめる娯楽施設でした。 自由・平等・博愛の意味を、この時期一番的確に把握していたのって、実はデンなんじゃないかな… 追記 ※世界最古の遊園地は チボリではなく1746年設立のデュアハウスバッケンでした!すみません。 いずれにせよデン国。コペンハーゲン駅から電車で30分^^ 素晴らしいイラストを描いて下さった外行様、有難うございます^▽^30,011文字pixiv小説作品 【ヘタリア】サンタクロース二人分【北欧長男組】
長男が喋っ …ってないね!!一瞬本気で会話したのかと思いました。会話っていうかまだ呼びかけ止まりですよね、これってアウアウ?セフセフ?既に長男が登場してから三年経つのですが未だ一度も会話してない長男がついに会話したのかと思いました。吃驚しました。咽るほど動揺しました。呼びかけがあっただけでこの動揺です。動揺ってタイピングするのに5回くらい間違えるくらい動揺しました。呼びかけだけでこんなに動揺するんですから実際会話したらどうなるんでしょう。ヴァルハラに行くくらいで済むんでしょうか。私、長男が会話したら息をしている自信がありません。ずっと長男マジ会話しろって言い続けてきましたが、今回の呼びかけを見て 長男が会話したらどうしよう←New! です。長男が会話したらどうしよう。ほんとにどうしよう…!!!そんな動揺をしながらもショタスーさんと見紛うばかりのラドニアくんに私のショタ萌え心がフルスロットルしたのはもう言うまでもありません。しかもラドニアくんの想定位置がスコーネ地方と聞いて萌えが振り切れました。捏造するしかありません。長男+ラドニアで親子話です。全力で捏造です。あといつものことですがうちの長男はナチュラルにデキてます。らぶらぶです。長男結婚しろ。今回のお話は親子なんで正直もう結婚してます。そろそろ何言ってるか分からなくなってきました。長男が好きです。ラドニアの位置参照→ http://www.ladonia.net/docs/maps_flag.html2,600文字pixiv小説作品【ヘタリア】a blue eye bandage【北欧長男組】
ハロウィン週間万歳!海賊コスのあんことスーさんのカッコ良くて可愛らしいこと!!!あんこのゆるい胸元に手を突っ込んでスーさんのきっちり閉じられた襟元を乱したいのでお互いが二人でやればいいよね!ということで捏造しました。あぁするさ、そりゃ捏造しちゃうさ。腐女子にあんな餌を与えて無事で済むと思うなよヒャッホゥ!海賊あんこかわえええええええええええ!!!!!!スーさんまじ天使!!!!!!!!!!今回は海賊だけど!もうね、あんことスーさんがセットで出てくるっていうところに多大な萌えを感じるわけですよ。二人で同じコマ入ってるってつまりそれってセット扱いですよね北欧長男は二人で一つなんですよね!!! と、興奮しすぎてあの二人がまた会話してないのに気付くのが遅れましたギリッ…頑なですね。長男マジ会話しろ。午後四時の更新を見ての急遽捏造なのでもしかしたらこの後二人が会話してくれるかもしれないとの期待を込めて。海賊コス長男可愛い…(ホワン ちょ…えっ… ガッ てなに、なにあれ カッコ良すぎるううううううううううううう!!!!しかもあの破顔一笑なんなんですか心臓打ち抜かれたかと思った助けてあんこの笑顔に息の根が止まる!明らかに「兄」って単語に反応したあの笑顔、たまらんですドウシヨウタスケテ!ガッのところの野性味というか粗野感というかとにかく荒っぽい感じと「兄」に反応したあの笑顔、可愛いだけじゃないカッコいいだけじゃない両面併せ持つところがあんこの本当に素敵なところです。きゅんきゅんします。あと長男会話しろマジで3,156文字pixiv小説作品- Arvefjende(宿敵)
A Midsummer Night's Dream
題名は「真夏の夜の夢」。シェークスピアの、恋人同士が複雑に入れ替わるコメディ。 ヴァイキングっぽいノーベル組VS白鳥組を書きたくて。 でも舞台は現代日本。 リオ五輪の時、うだるような暑さの中書いてました。 ●「毒蛇」云々はデン国のヴァイキング、ラグナル・ロズブロークの伝説。 9世紀、ちびあんがぴょんぴょん大暴れしてた頃。 三日もお預けなんて耐えられません♡殺され方までどことなくHぃ。 ディヴェゲは、折檻王(クリスチャン二世)の愛人。 ●面白ヴァイキング列伝 スー国「アディルス王」6世紀 デンに戦で救われた後、約束した恩賞を未払いした為、怒ったデンに城に攻め込まれ、宝物を奪われ逃走された。 そのデンを討伐すべく追撃したものの、デンが試しに奪った金貨をばら蒔いてみると、それを拾うのに王筆頭にスー全軍が熱中。 敵を追うのすら忘れたので、デン軍から「超ヒくわ」とバカにされた。 ノル国「血斧のエリク(エリク1世)」8世紀 兄弟たちに王位を奪われまいと、次々殺戮してって名のついた、伝説の残虐系ヴァイキング。 個人的には、親父(ハーラル美髪王)のパイプを斧でカットする方が、兄弟殺しより楽だったんじゃないの?と思う。 結論:幼少期からデンは女好き、スーはしみったれ、ノルにはドSの素質がw ああもう可愛いなぁ北欧。 ●舞台裏暴露するとこのネタ、昔放映されていたサッポロ黒ラベルのトヨエツ&山崎努のCMをYoutubeで見てリスペクト。2000年だから16年も前のCM… 北欧BIG2に弟たちが呆れるほど大人げない争いを演じてほしかったw 見た目も年齢も大人なこの「宿敵」どもには、現代になったら、下らないことで年がら年中ヴァイキング時代の本気で争っててほしい… 来年の夏はラムネの型抜きで競うスーデン書きたいw 我が国日本さんは一見非力で温和な爺様の癖に、実は超怪力の印象。 ●小説内では「昔の差別&侮蔑用語(めくら滅法、売女、等)」を、意味を理解した上で使用してます。文学用語だと思ってるので。 ただ「外人」は「外国人」の略で、差別的な意味は皆無。外国人でも日本人でも、語源も調べず差別用語と思い込んでる人いて超迷惑… ただ国籍が判明した後もずっと使われ続けることで、排他的だと感じてしまう人もいるらしい。 ●「ひとこと」に、北欧史(含む世界史)に興味が向いた方にお勧めの動画をご紹介させて頂いた。時系列で見る西洋の領土分布図と、時系列で見る西洋史の戦争。 スーデンは下剋上の歴史、カルマル時代から割とスーはデンと互角、ってこれ見たら納得頂けるかと。 世界史の授業で役立つのでマジお薦め。北欧領以外のヘタファン様にもお薦め。 ●「ソ連 ムーミン」で画像検索してみよう。 Youtube「Муми-дол. Лето в Муми доле」で検索すれば動画もあるよ!インパクト甚大(~_~;) 「ソ連 プーさん」(Vinni puh)超可愛い♡ ソ連の独特なアニメ感性愛しい。チェブラシカもロシアじゃなくソ連。 ●そう言えばノルやフィンはヘビメタなんだろけどデンはジャズ。 粋だねお兄さん。デン国では毎年大規模なジャズフェスが開催されます。 ルイ・アームストロングのライブ録音もコペンハーゲンでの演奏が最古とか。 戦前ジャズの傑作、チャーリー・デイヴィスの「コペンハーゲン(1924)」。 古き良きデン国の下町風で軽やかな空気を感じる… 悲惨な過去の歴史を感じさせず陽気で軽快。デンの国民性をちゃんと反映してる。 こんな雰囲気の時代色というかセピアを行間から感じる小説を書きたい… 書く時意識はしてても、読者様に伝わるかどうかは私の能力次第… ●最近知ったけど海外では名がまだないキャラにも全て人間名を付けてる。 デンはMatthias Køhler。 確かにこれで検索するとデンの二次創作画像続々。マティアス・クーラとでも読むのかな。 正直、スマート過ぎて意外… スーの人間名が「鵙屋宗右衛門」みたいな物々しい名で、それはそれで違和感あったけど、なるほど太古からいたキャラならそうなるか、と思ってたらデンの名が「翔」だった位の衝撃。 私は自分の小説では、古代の王の名を取った平凡な名(勿論現在も使用)を「Freyja’s tear」で初めて用いたけど、実際私の書くのは史実ベースなんで… 第一、こんなcoolな名のヴァイキングいたらどうしよ… ●コペンハーゲンのグラズサクセ市は台東区と姉妹都市。 …えっ!?(出身者起立) オーデンセは千葉県船橋市と姉妹都市。 …あっそれでアンデルセン公園!(納得) デン国直輸入グッズもここで買えそう。北欧行って買いたいけどすぐは無理!って方はいいかも。私は物より旅と本ですが… 他にもネットで調べたら、北欧との姉妹都市(北海道・愛知・茨城・滋賀・秋田・新潟・青森・埼玉・宮城などに)幾つもありましたが… ショックなのはそのサイト、デンを北欧枠から外してたw(アイスは日本との姉妹都市自体なし) 北欧理事会…デン家で開催されてるのに…不憫な子(泣) ●デンの人生が特別寄宿生から屋根裏の女中へ転落した「小公女」だとしたら、フィンは「牧場の少女カトリ(ヌオリワーラ作)」。 読むとヒロインがフィンそのもの。幼い頃から貧乏で、金持ちの屋敷を転々と奉公、家でも居場所がなく苦労して苦労して。でも大変な努力家ゆえ、最後に幸せを掴みます。 日本で言えば「おしん」?今あまり見ないキャラ… この二国の組み合わせ、大好き。 ●文学はその国の未来を牽引するとか。 「マッチ売りの少女」が死の直前に叫ぶ台詞「私も天国へ連れてって。この火が燃え尽きたら、お婆ちゃんだって、暖炉やツリーみたいに消えてしまうんでしょ?」 デン国でこれ書かれたの、ノルが割譲された時代。 暖炉やツリーを「スー フィン ノル」という言葉に差し換えると、絶句… それでもどん底の中「人生は一篇の美しい童話」と書き残したアンデルセンは、デンを世界一幸せな国へと導きました。 ※此方 実は新作ではなく、既にupした作品を私のミスで完全削除してしまった為、根性で記憶から興し再現した物です。 以前BMや評価を下さった皆様、本当に申し訳ありません。 作品が復元できた今、それが戻らないのだけが非常に悲しいです。 削除の際チェックすべきBOXを誤り、一瞬で400字原稿用紙600枚強の作品(オリジナルで控え無し)を一瞬で無にしたと気づいた時には、頭真っ白。 消したい作品(非公開の下書きメモ)にチェックしたと思い込んでしまうと、削除確認画面に、該当作品名が出て来ない。 皆様も、作品を削除する際は細心のご注意を(>_<) 新作のため、構成や情景が脳に残ってたのが勿怪の幸い… 2~3個前のだったらアウトだった… 自分の作品なら早いうちなら割と再現可能。 消しちゃった場合も落ち着いて、思い出せる断片から書き出してみましょう。 こんなアホゥの作品を、再度お読み下さりBM・評価・コメント下さった皆様ってば、天地を司る方々…(泣) もう二度と消しません、そして次回作頑張ります!25,296文字pixiv小説作品 - Arvefjende(宿敵)
Parlez-Moi D'Amour
使用した史実 諾国 典国から独立(1905) WW2勃発 独国による丁国侵攻(1945) ノルは1814年のキール条約でデンからスーへ割譲された後、すぐ独立戦争を起こすも挫折、同年にモス条約でスーと連立王国に。 1905年、国民投票で賛成99%という圧倒的な数字でノル独立。デン国からカール王子を迎え、ホーコン7世として王に任命。 題は「聞かせてよ愛の言葉を」。 リュシエンヌ・ボワイユのシャンソン(1930年) 「囁いてよ愛していると 心から信じはしてないけど その甘い響きをどうか聴かせて 人生は暫し苦しいものだけど その言葉で癒されるの」 以前書いた「Das Gibt`s Nur Einmal」が枢軸(独)の曲なので、 逆にこれは同時代の連合(仏)の曲。 WW1はサラエボ事件を引き金に1914年勃発、ノル独立はその9年前。 この時代の世界は、一触即発の暗雲に覆われたイメージ。 日本では、ノルの独立した明治38年は日露戦争の勝利に湧き、日英同盟が締結された表面上華やかな年でしたが、それも一部の話で、農村部は重税に喘ぎ、社会全体的にはやはり灰色の時代。 フレデリクスハムンの和議(フィン割譲)キール条約(ノル割譲)という大きな動きの後に起きるのが「惜春」に書いた「シュレスウィヒ=ホルスタイン戦争」そして「汎スカンディナヴィア主義の挫折」。 スーが助けてくれると信じ、普=墺軍と孤立無援で闘い、惨敗しても弟を怨まなかったデン。 一度戦を捨てれば、本当に元ヴァイキングでおちゃらけた国として書かれるあの国?と思う位、デンは穏やかで健気。 「今日、デン国陥落の悲しい知らせを受け取った。我々の傍観は、我々が思う以上に高価なものにつくだろう」という、デンを救えなかったスー上司(オスカル二世)の、腹心に宛てた手紙も胸が痛みます。 この二国がどこで心が通い合ったか不明瞭な為、私の創作では、ノルの独立を、一つの節目に。 ノルは、スーデン双方の運命に大きく関わった国なので。 「後にも先にも…」というノルの言葉通り、 デンはノルをスーに取られた時、スコーネの時のようなノル奪還の為の戦を起こしはせず、アイス独立の際には祝電一枚。 家出を阻止しようと悪あがきしたのは、スーの時だけ。 「相手が自分を認識してくれた」事実を確認すると同時に、スーの分離不安もデンの恐怖も消え去り、各々の道を歩み始めます。 互いの運命の鍵を握り合ったスーとデンが「誰もが認めるマブダチ」へ昇華するのは、WW2の時。 地雷の話は、戦後70年のつい最近になってデンが公表し「ヒトラーの忘れもの」という映画になり、只今上映中。 観ましたが、恐ろしい話でした。 200万機もの地雷を、不可侵条約を交わしてた筈の独国に埋められた、デン国の海岸。 戦後「捕虜に強制労働させてはいけない」というジュネーブ条約を無視し、その地雷を撤去させられたのは、デン国に取り残された、独国のまだ少年のような捕虜兵たち。 これをデン国に指示したのは、どうやらデンを解放した眉毛軍。 全く地雷撤去訓練を受けていないその子たちに対しても、侵略してきた元ナチス兵の生き残りということで、最初は同情の余裕すら持てずにいた、デン人の現場監督… 後は観て頂きたいです。 露っ様に面していたフィンは、冬戦争の頃の事については、未だに多くを語りたがりません。 デンも、ゲルマンのよしみで、ナチス被支配下でも緩やかに扱われたと、一般的には言われていますが、現在、重要な外交相手である独国への配慮を加味した文民統制であり、まだ公表せずデンの胸一つに収めている歴史が、これ以外にもあるような気がします。 中世時代の北方7年戦争で、元々良くなかった仲を決定的に拗らせてしまったスーデン。 スーは、北欧諸国の中で一番北欧カラーの希薄なデンを「西欧相手の淫売婦」と罵りました。 一方でデンは、北欧の内陸に位置するスーを「田舎者」と蔑みました。 逆に言えば、スーはデンの華やかさと社交性、デンはスーのストイックさという、自分には欠けた部分に、心のどこかで憧れ、嫉妬していたのかも。 デンは、西欧からの影響の強い自分を否定するかのように、弟たちに向かって「汎スカンディナヴィア主義」を熱心に唱え、 スーはスーで、後になると歴代王の数をこっそり水増しし、デンの歴史の長さに近づこうとしたりしてて、可愛らしいです。 空輸やインターネットなど、海運や陸路以外の手段の発展した現代では、地理的環境は、昔ほどの意味をなさなくなりましたが、 それでもデンの、自分を酷い目に遭わせた相手にでも橋を架けずにいられない、人懐っこく甘えん坊な性格や、スーの北欧重視型の落ち着いた重厚な性格は、今なお過ぎし日の名残を留めています。 スーの家の酒税が法外に高いのは、スーの酒癖が異様に悪かったため。 これは事実。 スーは週末、酒税の安いデンの家に押しかけ、酒を大量に購入して帰るそうです。 デンに背後から殴りかかられ足を引っ張られているのは、一見すればスーのように見えなくもないですが、 よく北欧史全体を見渡してみると、次男のとんでもない我儘や発作的な衝動に、とことん付き合わされて、いつもへとへとな兄ちゃんのデン、 その癖、そのデンがひとたび窮地に立たされると、必ず、誰よりも大胆な方法で、救いの手を差し伸べようとする(そして時々デンが死ぬほど怯える)弟のスー。 やっぱり、デンは長男気質、スーは次男気質だなと思います。 本当に愛おしいです。 ●西欧史に記載のある主なスーVSデン戦一覧~ 1205-1210 1360-1361 1389-1398 1434-1436 1448-1450 1452-1457 1463-1471 1501-1520 1521-1523 1534-1536 1563-1570 1611-1613 1643-1645 1657-1660 1675-1679 1700-1700 1709-1719 1788-1790 1808-1809 1814-1818 …勿論この間も細かく小競り合いしてます。 逆にここまで来ると、喧嘩してない間何してたか知りたくなるよね( ̄ロ ̄;) そして三十年戦争からはデンが98%敗北。 戦場にいない間のデンは、殆どスー家の監獄に捕虜としてぶち込まれ、鉄格子の中で笑いながらスーを挑発してるイメージ。 ストックホルムの監獄を第二の我が家にして、あれ食いたいのこれ足りないのとスーに我儘放題で甘え、捕虜としての分をわきまえろと怒鳴られてたら可愛い。 2016年OECD世界学力調査PISA(読解 化学 数学)でデンは数学は北欧5ヵ国中トップ。化学もフィンの次点でノーベル組より上。 商人ゆえ実は理系学科に強いデン。単なるアホだと見くびっちゃいけません。 フィンは総合世界3位で北欧内でもダントツ。流石優等生。 フィンメソッドは我が国でも注目され始めましたね。でもエストも菊さんも負けてないよ! 忘備録として追加しました。ご自由にお使い下さい。34,045文字pixiv小説作品 - Arvefjende(宿敵)
歯車
フィン目線で、史実ベースの創作です。 舞台は、第一次ハンザ・デンマーク戦争(但し会話に出て来るのみ)→カルマル同盟(+フィン)→ハンザ同盟の隆盛→ストックホルムの虐殺→スー(+フィン)のデン国からの独立。 此方の都合により、前編より時代が遡っています。第一話「骨肉」と同じ位の時代設定。 グロも暴力描写もありませんが、怖いのが苦手という方は、念のため避けて頂く方がよいと思います。 ●フィンの幼少期は「カレワラ」より。 ●ハンザ同盟はデンと密接な関係があります。カルマル同盟を組んだのも、スーの独立を渋ったのも、このハンザに北欧全体で敵対する為です。 カルマル同盟時代、ノルは北欧の漁師、スーは職人、デンは商人と呼ばれました。 ノルが第一次産業(農・水産・鉄鋼)スーが第二次産業(製造・建築)デンが第三次産業(貿易・商業)と、かっちり分業されていたようです。 デンとノルだけになっても、ノルの生産した製品をデンが売りに行くという関係は続きました。 ●マリメッコやイッタラなど、可愛い雑貨デザインは、フィンの方が有名なのかな…スタイリッシュな北欧デザインならデンで、多くの有名デザイナーを輩出しています。 ジョージ・ジェンセン、アーネ・ヤコブセン、ロイヤルコペンハーゲン、HAY…。北欧ブランドとして有名な多くが、デン国。 ●フィンは、実は家出当初、スーさんも露っ様も好きではありませんでした。 スーに連れられてデンの家を出たものの、地理的に、スーの露っ様避けの緩衝材として使われ、常に国内は戦場。 それなのに顧みず露っ様に戦いを挑み続けるスーをフィンは怨み、特に1714年~21年の間は「大いなる怒りの時代」と呼ばれています。 扱いに耐えかねて独立しようにも、周りは列強揃い。敢えてスーの属国になったフィンにとって、ひたすら耐え抜く惨めな時代でした。 後の露っ様支配も、最初の頃はスー支配の時よりも高次な自治を許されており、フィンは心が揺らぎます。露国のアレクサンドル2世は今もフィンの国に人気が高く、その名をつけられた道路まであります。 しかし、ロシア化政策が始まると同時に、露っ様のフィンへの凄まじい弾圧が始まり、我慢しきれなくなったフィンは、初めてここで独立を決意。 その時に、陰になり日向になり助けてくれたのが、かつての宗主国だったスー、というわけです。 ●カルマル同盟が始まると、それまで威圧的だったスーが、フィンへの態度を緩めました。デンの支配は、反抗的なスーへは兎も角ノルやフィンには甘かったらしい(重要拠点のない田舎だから大した関心がなかったとも言う)。 特にノルとは良い協力関係を築き、特に経済関係は「完璧に機能」「双子の兄弟国」とまで書かれてます。 主従関係にも拘らず、この二国の仲の良さには、触れずにいる北欧史が見つからないほど。 ところが、それと同時に露っ様がフィンへ干渉し始めたので、丁度、この物語のような状態だったのかなと。 商人ゆえ露っ様のことも怒らせるわけにゆかず、懐柔案を取ろうとするデン。あくまで強硬姿勢でフィンを守ろうとする職人肌のスー。 お互いをいけ好かねえと思ってる営業職と技術職みたいなこの二人大好き。 私自身、インテリア関連会社での勤務経験があるため、間に立っておろおろし、何とか二人に仲良くなってほしいと願い続けるフィンに、感情移入しながら書きました。 ただ実際、デンが宗主国では、地理的に遠すぎるフィンにまでは、十分目が行き届かなかったと思います。 "Timeline of national flags"を見ると、デン統治時代のフィンはごく一部が開けてるだけの、殆ど土地とすら認識されていない僻地。 やはりフィンを育ててきたのは、スーで間違いないと感じます。 最終的に、強くなったフィンは、露っ様とは友好条約を結びつつ、北欧の絆も高めるという、両方の間を取り、今日に至っています。 「外交は白黒で割り切れるものではない」という考え方は、かつてデン国を侵略した独国に自ら橋をかけようとしているデンの姿勢に共通するものがあり、これは危険な隣人を持つデンとフィンにのみ共通する(内陸のノルやアイスやスーには解らないであろう)独特の渡世術。 露っ様との関連のため北欧の足並みを乱してしまうフィンに、ノルの上司が業を煮やし「露っ様の操り人形」と貶したこともあるのですが、いやいやその立場に置かれてみないとそれは…と思います。 ●血液型の性格分けって、今、流行らないかもしれませんが、実は、アイス君はAB型、ノルとフィンはO型、スーはA型、デンはB型だと考えて、私は性格分けをしています。 O型の私から見ると、B型って一般的には悪く言われてますし、マイペース過ぎる言動に傷つくこともあるのですが、次にどう出るか判らない所が、魅力的で。 ●スーとフィンが家出した1523年、我が国日本さんは足利時代。各地で細かい反乱が頻発していた時期でした。北欧と言い、世界的に反乱が流行ってたんでしょうか。それ以外には大した出来事がないので、少し先に年を進めてみますと、1541年に毛利元就が尼子晴久を破ってます。19,803文字pixiv小説作品 - 駄目な大人達とそのお子様達
’Cause I’m drunk【長男】
あんこ宅で酔っ払いを見たらスー人だと思え、イケメン宅で酔っ払いを見たらモイ人だと思え。って言われてるらしいですね。酒癖悪過ぎて上司に酒税を上げられ隣国まで安い酒を求めてふーらふら……という……ヘタ的にはスーさんともいちゃんの酒癖が悪いっていうのが意外。のんべ設定のあんこの方が悪そうな気がしてたよね。しかしそんな意外性こそがまた萌の原動力であり以下略。まあそんな感じの酒癖悪いスーさん@あんこ宅な話です。 *丁典とスーさんのお子様達。 *民族ジョーク的なネタは挟んでますが、あくまでジョークでありフィクションです。実在する国家、団体、その他現実の一切と無関係。 【追記】評価ブクマコメ等々ありがとうございます! 苦労性のシー君はきっと周りを反面教師に立派な大人へ……スーさんの頭はきっとあんこがわっしゃわっしゃしてくれるはずです……!8,612文字pixiv小説作品 - Arvefjende(宿敵)
The Queen of Spade
番外編。三十年戦争(主に1643年のトルステンソン戦争)と典国クリスティーナ女王の出奔を題材にした史実ベース。 題「スペードの女王」はプーシキン(露)の短編。 フリーダムなクリスティーナと、北欧のバカ息子二人(長男次男)の辛辣オカンなカッコいいノル様が書きたくて。 プラス、北の獅子が猛り始めた所でミス・フリーダム・オブ・スウェーデンに足を取られコケまくる次男スーと、その頃何故かレース編みに凝ってた、死亡フラグ立ちまくりの天然系長男デン。 前回「砂」の少し前のお話。 ならこっち先の方が衝撃少なかったじゃんね。最悪な奴でスミマセン。 デン史とスー史をじっくり眺めると、お殿様気質のデンに対し、スーは平民出身のモーレツ武将。 スーが唱え始めたゴート起源説は「バルト海の覇者ったって、こんな中二病言ってる時点でヤベエだろ」と思いました。つまり「スヴェア族がどうちゃらかんちゃらで、世界の起源は俺スウェーデン☆」説。ヨンス君の口癖同様、考古学的根拠ゼロ。 欧州一歴史が長い王国という事実の揺るぎない兄(デン)が傍にいて、出世しても歴史じゃ二番手、劣等感を拭い切れないスーがぶち上げた珍説。グスタフ・アドルフは、三十年戦争でこの説を前面主張。 やたらスーがデンを狙った理由も、デンをどうかすれば、欧州最古の王家が自分になると考えたからじゃないかと。 一方デン国のクリスチャン四世は、趣味は建築とレース編み。肖像画も襟レース超細かい。内政的には善政を敷き、60年の長きに渡りデン=ノル王国に君臨。今もNO,1人気。「クリスチャンは高き帆柱の傍に立ち」という王室歌に登場。ノル国の発展にも尽力、首都オスロの旧名クリスチャニアもこの王の名。 デン国は優秀な王揃いのスー国に比べ、代々王様ヘタレばっかなのに人気あるなぁと思ってたら、独国との因果説が浮上。 「幸福の国」デンのこの頃は、危険予知センサーが壊れたポリアンナ症候群ですが、実はこれも悲惨な生い立ちに起因。 生まれたばかりの頃、貧乏な北国のデンは、独に本拠を置いていたハンザというやり手の親方に商売を仕込まれ、世話になったと言えば聞こえはいいけど要は奴隷。 「誰のお陰で生きてられると思ってる!」とはした金でこき使われ、それでも飢えるよりマシと小さいデンは必死で笑顔を作り、単純作業に縋りつきました。 その生活から逃れハンザに対抗しようとカルマル同盟を組みますが、その時のデンは初めて本当の「仲間」が持てて、心からホッとしただろうと思います。 その後「趣味は折檻」の暴君、スーに氷上侵攻されると闘いもせず「領土あげるから許して」と泣く王「レース大好き」王、精神病で独人官吏の傀儡となった王など、デン王室激ヤバなんですが、独(神ロ)人に「王位に就かせろオラ」と迫られると断れない土地環境の為「低能でもデン人なら外国人王よりは…(泣)」と、国民が王に激甘に。 折檻王(デン自身も折檻されてたんですよ)でさえ、国民の人気はその後10年持続…。 これらのせいでデン国は、酷い目に合わされてもすぐ痛みも危機感も薄れ、連敗続きでも「何とかなっぺ」と自分に言い聞かせるという、危機管理の甘い楽天家、つまり野望を持つ国にとって格好の餌食になってしまいます。 ヴァイキングの北の勇からの折檻でハンザ同盟が出ないんじゃ、こういう裏話は知り得ませんが、笑顔のデンのもう一つの史実。 そのデンが唯一、どの国よりも素早く危険を悟りスーに加勢を頼み、為すべき対処を適切にしてのけたことが。WW2でナチスにホロコーストを命ぜられた時でした。 1500年代から1800年代にかけ、デン=ノル王国が独立を保てたのは奇跡。98%という戦慄の敗戦率。しかも殆どデンが先に挑発し、その都度スーがガチ過ぎて怖い。 ~その①~ デン「拝啓スー様、最近巷でゴート説とかいうカルト思想が涌いてますが、お前は俺の聡明な『弟』そんなのにたやすく引っかからないと信じてますw バーイ。元宗主国より♪」 フィン「ターさんたら、またスーさんを挑発する…こんな手紙で怒る人いないでしょ。 ねえスーさん。ス…」 スー「・・・・・」(手紙をビリッビリに破り捨てる) フィン「おっひゃぁぁ(スーさん超怒ってる!)」 ~その➁~ デン「新型の戦艦だぜ!へへ~ん。スー、羨ましいだろ」 フィン「海上から数発撃ってきたけど、弾届いてないじゃないですか。ターさんったら見せびらかす為にだけ来るんだから。子どもじゃあるまいし、あんなの羨ましがる国なんて…」 スー「・・・・・」(拳に血管浮かせている) フィン「おっひゃぁぁ(スーさん超羨んでる!)」 これに対しデンは、レース編み続けて千年王国と言われてもどこ吹く風。それも怖っ。 文中のオクセンシェルナは、スーの事ではなく、実在した名宰相。 クリスティーナ女王は才気煥発な勉強家。彼女6歳の時に戦死した父グスタフは期待を寄せました。ですが浪費家で、政治に干渉し父の功績を無にし、国中の悲嘆を背に王位ぶん投げローマにGO。その際デン国の港を中継地点にしたのは事実。 バイだったって説もあり。気短で、モナルデスコという廷臣を嫌疑のみで惨殺、悪女イメージが定着。 パンクでアナーキーな彼女は、西欧で問題起こしまくった挙句「王位に就くチャンス残ってなーい?」とスー国に帰国し追い返されると、次はポー王を志しそこでも断られ「私を攻撃する者は太陽を攻撃する者だ」等の奇言を口走り、ローマで死去。 彼女は最初から民間人虐殺にも、デンへの宣戦布告なしの奇襲にも反対でした。 今なら割と常識的な事を、カオス期に言っちゃって奇人とされた人。 いずれにせよスーはこの戦争で、オクセンシェルナの表現通り、デンの首に縄を巻き付ける事に成功。 以来デンはスーのまな板の上の鯉と化しますが、本人だけが気付かない悲劇。 スー軍の行った拷問描写で、R18G付きそうだけど史実。 調べると、スー国の歪みないドS性には結構ハマるw 時代は下り大北方戦役の頃、デンを取り巻く混沌世界↓↓↓ 同盟組んだ露っ様(ピョートル1世)「僕、鉄皿を手で曲げられるんだぁ♪」 ポー(アウグスト2世)「蹄鉄なら曲げたし、女千人斬り極めて庶子365人だし♡」 デン=ノル(フレデリク4世)「えっ…と」 VS スー(カール12世)「熊さ素手で殺ったべした☆」 この熊殺し王はポーに宣戦布告されるや何故かデンを捕まえ、砲撃の音を「これぞ我が音楽!」と笑いつつ猛攻、残り二国を「俺に逆らうとこうなるぞ」と脅迫。サイコパス。 この頃デンの周りは強者揃いですが、敵も味方も人外(T▽T) その中で覇権を競って傑出した所で名誉になるかどうかも疑問か…と思った私です。 頑張れフレデリク4世。頑張れ、レース編み千年王国。 欧州最古のデン王室は、ほぼフレデリクとクリスチャンが交互。 ところがスー、実は7世より前にカールという君主はなくカール12世が6世な筈なのに、歴史長めに見せたくて6カールほど水増しw スー王室、発想が田舎成金ぽくって可愛い。 スーもデンもノルも、可愛過ぎて鼻血出そうです。24,048文字pixiv小説作品 【ヘタリア】シュガー・キス・ボンボン【北欧長男組】
長男誕生日2014!おめでとうあんこ&スーさん!本家の更新が途絶えて久しいですがこうやって自分で長男誕を祝うのも四回目となりました。案外続くもんですね。それだけ長男が魅力的だということです。なんせあんこの可愛さとスーさんのかっこよさは天元突破ですから!逆もまた然り、あんこはカッコいいしスーさんは可愛い。そういう一つの魅力にとどまらない、二人が二人でいるときとっても素敵なことが長男の魅力なんだろうなぁと思います。さて二人の誕生日なんですが昨年知人が丁度この二日間にわたって彼らのうちで観光するという大変羨ましい体験をしております。その方によるとお祝いムードがいっぱいな一方お休みの店が多く(しかも記念日の前後一週間!)、あぁ実に欧州っぽいなぁと思ったものです。あんこもスーさんも式典的なものに出席しながらお祝いムードに包まれた自分のうちで案外ゆったりと過しているのかもしれないですね。今回作中に砂糖菓子の描写が出てまいります。イメージとしては長.崎.堂のクリスタルボンボンです。とっても綺麗なお菓子ですね。赤いのと青いのがあったらあんことスーさんは互いの色のそれを相手の口に突っ込むんじゃないかなと思います。彼ら流俺色の染まれです。…なんだ長男やっぱりラブじゃないですか。ヒューゥ!そんな関係がずっと続いていく事を願って。あんこ&スーさんおめでとう!9,454文字pixiv小説作品【ヘタリア】ピンクローズ・スカーレットキス【北欧長男組】
出来あがってる長男ズのデート話。スパコミの時にとても美味しいロシア料理のお店に連れて行ってもらいまして、そのことを某氏に話したらばらのジャムのネタをもらいました。某氏に多謝。ウォッカうめぇ6,326文字pixiv小説作品- Arvefjende(宿敵)
Un ballo in maschera
大英眉毛様の「年表を動画で見てるような戦争映画」バンザーイ×3。 盛上げ過多で大味なハリウッド映画より、原作や史実をなるべく忠実に再現しようとする意欲を感じる(まーそれでも大体偏ってますけどねw)BBCドラマの方が好き。 …ハイ、北欧史がマイナー過ぎるので、内容がどんどんウザくなることへの言い訳です。 史実ベース。 題名はヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」 スー国のグスタフ3世の暗殺を(米国に舞台を移し)描いた作品です。 ~題材にした史実~ ・ピョートル3世とイヴァン6世暗殺される ・露 女帝エカチェリーナ2世立后 ・露・普・墺による波国の分割開始(グスタフ3世暗殺の3年後波国消滅) ・丁、ストルエンセの処刑 ・米独立、仏革命、露vs典戦争 他 ・典、グスタフ3世暗殺される スーはこの頃はもう(というか、カール12世の死後は)宣戦布告なしにデンの家を襲ったりはしていないので、スーVSデン戦の書き方を、理不尽さを覚えない表現へ変えました。 グスタフ3世は、早熟の天才カール12世以来、スー家に久々に現れた軍才ある王。 スー家はたまに逸材が出てくるのがイイですね。戦バカではなく、内政にも優れた王でした。 この辺りの西洋史は、断捨離したい位ややこしい! でも、オペラや映画や漫画などの題材になる強烈な出来事満載。で、どの国も醜聞吐き出しまくり。 女帝エカテリーナ→池田理代子女史の漫画 ストルエンセの死→「ロイヤル・アフェア」(映画) グスタフ3世暗殺→ヴェルディの「仮面舞踏会」(オペラ) 激動の時代、17歳で即位したデン王クリスチャン7世は統合失調症。 が、デン国民にこの王は人気絶大。 …ってか…こんな時期に、このお人を即位させ、全権委ねるデン国ヤバ過ぎる。 国王が外交官でもあり将軍でもある時代に、国家存亡の大問題やないですか(泣) 危機的な状況下で、優れた上司に恵まれたスーと、対照的な可哀想なデン… このストルエンセ事件、王もその妃マチルダもストルエンセも、誰が悪いって訳でもないのに三人が三人とも報われず、全く取るとこなしの陰惨な事件。全容は「Midas touch」キャプ参照。 夫の侍医と不倫した王妃マチルダですが、精神が5歳児並みの夫に「娼婦の方がイイ~」と拒絶され屈辱だったろうなと思います。 でもこの頃、全欧米世界が膿を吹き出しまくり、悲惨な事件だらけ。 デン国の事件なんて、映画にでもならなきゃ誰も注目しない程度。 殺された露っ様のイヴァン6世、仏革命のルイ17世(アントワネットとルイ16世の末息子)この二人の運命は、調べれば調べるほど凄惨。 そしてポーちゃぁん(涙)西洋史中こんな悲惨な目に遭った国、他にないよ… 睫毛抜けるほど互いが嫌いな露っ様とプー、そのプーの天敵である貴族様。この三国が、ポーを分割する為に仲良しごっこ、というホラー… 3度目の分割でポーを完全に消滅させたのは、エカチェ2世。 土のおっさんも黒海地方を取られ、オスマン帝国は滅亡。 でも、露っ様が黒海周辺の「寒くない」地域を手に入れられたのは彼女の手腕。露っ様的にはエカチェ2様様です。 デンはこの時期、スーの脅威とプーの介入に怯え、しかも王は上記通り。 なす術もなく、露っ様にべったり依存。 キールまで傲慢だった国だなんて誰が言ったの…?デンはそんな恵まれてないし、カッコ良くもないデス。 私はデンには「カルマル同盟助けて~!蘭様助けて~!露っ様助けて~!スー助けて~!」と、トラブルの度に助けてくれそうな強国に縋りついて震えてる仔犬(スーにだけは無謀にも吠えるのがカワイイ)って印象しかないよ… ~結構不憫なデンの生い立ち~ ・クヌート王の後、デンはノルマンディー公に折角の獲物だったイングランドを横取りされ(ノルマン・コンクエスト)しかもスラブ系ヴェンド人(ヴァイキングより始末悪い)に家を荒らされる。 ・独逸圏からキリスト教を教わり、神頼みしたら何とかなるかと改宗。 ・ニルス王の時代、上から目線で独びいきのクヌーズ卿に「デン人は貧乏だから優れた独人が導いてやんよ(笑)」と超バカにされる(ムカついたので殺害)。 ~デンマークの暗黒時代 1241~1340年~ ・クリストファ2世の時代全ての領地を独貴族に支配され、貨幣すら作れない位貧しくなり、路頭に迷ってた所、ハンザ(交易商人ギルド)に商売教えてやる名目で飼われ、こき使われ、実入りを殆どハンザの中央都市リューベックに搾取される。酷い待遇でも、飢えないだけマシと土地を捨て、ハンザに従う者続出。国土は荒廃するし、油断してるとデン国官吏にさせろと独人はのさばるしで、完全にハンザの財布扱いとなる。 ・デン=ノル王のマルグレーテ1世が、ハンザへの最後の対抗手段としてカルマル同盟を結ぶべくスーと交渉。 いきり立つハンザには、ニシン税の徴収権譲るから邪魔しないで♡と懐柔案を提示、シュトラルズンドの和議(ハンザ・丁)締結。 …マルグレーテ、狡猾って言われるけど、平和的に敵を手なずける手段を知ってて、腑抜け上司揃いのデン国で唯一優れた政治家、と思ったの私だけ?… ・1347年 カルマル同盟樹立。 ・摂政マルグレーテの政策に逆走したのがアホ甥エリク7世(独圏に勝ち目ない戦争を仕掛け、スーやノルに重税課した)。 ・更にアホなクリスチャン2世が流血沙汰を起こし、スーとフィンが家出。スーがデン=ノルと同君でなくなり、カルマル終了。 ・でも、そもそも同盟自体が激ゆるで、スーは同盟中デン=ノルとずっと同君してたわけじゃなかった(独自の王を立ててた)んでデン=ノルの二重王国成立(ノルがデンの属州になった1537年)でカルマル同盟終了、って史料もあり。 んなわけで、デンには大昔っから、独逸圏に対する猛烈なアレルギーがありました。ストルエンセ事件でそれが一気に暴発。事件後も独人官吏を次々解雇するほどのアンチ独人ぶりを示しました。 WW2の時3時間で占領された位、デンの立ち位置は(スーほどには対戦してないけど)独逸に弱く「とっととデン王位譲れよ」と常にゆすられてました。 18世紀丁国が舞台の映画「ロイヤル・アフェア」を観るなら、このデンの生い立ちを理解しといた方が、何故、啓蒙主義を唱えた医師が悲劇の結末を迎えたのか、解ると思います。 「ロイヤル・アフェア~愛と欲望の王宮~」は情けない題の通り、国際情勢抜きのメロドラマで私は好きになれませんが、銀熊賞受賞した史実映画。18世紀のデン国の王室衣装等も解ります。 仏や墺で国民が「我が国に啓蒙主義を!国王死ね!」と叫んでた時代「京都」なデン国民は「啓蒙主義とか余計なお世話!王様バカにする外国人死ね!(マジで王様バカでも…)」と叫んでた。デン国の逆走ぶりにも注目。 ルート様はまだ居らず、独逸圏というのはプーや神聖ローマだったりハンザだったり。 本文の三十年戦争の仏ジョークは当時言われてた本物。昔の人もなかなか言いますね^^ 最後まで読んで頂き有難うございます。…私ならこんな長いの読む気しない…T▽T21,240文字pixiv小説作品 国の呼び方
APHでは初めまして。 今回はひたすら名前を呼ぶスーさんと、それに戸惑うあんこのスーデンです。ひたすら書きやすかったです、方言。(東北民) いやーもっと早く観るべきでした...恐るべし... 学生時代に観ていれば世界史もう少し良かったよ絶対... そして前代未聞、推しが決まらない。皆さんどうやって決めたんですか?????そして推しは決まらないのに推しカプは決まっているという...そのペア全員推しか??????? そして折檻組めんこいぃぃぃ...そこか??????? 次はどうしようかな...今のところ、こめ受けか右√か悪友トリオ攻めか再びスーデンか...92って素晴らしいですね✨3,141文字pixiv小説作品- Arvefjende(宿敵)
Mad Mermaid
これまでの話の「番外編」です。 意味不明な横文字の題名が来たら、あ~番外編なんだな~と思って下さい 「あんこは喋んなきゃカッコいいのに」という声を随所で目にしたので「本当かなあ」と思って、試しにやってみました。 WW2のデンとノルの解放翌日設定ですが、史実と大きく違うのは、フィンはこの時まだ、苦戦真っただ中です。下手したら、一番つらい時期かも。 また、医学的根拠には全く基づいていません。 キール条約の後の、スー&ノル連立王国成立後の手紙~世界会議の部分は、日丸屋様の「キタユメ。」エピから思い付いた創作です。 約一名、大変不憫な登場人物が出てきますが、歴史の陰に不幸はつきものですのでね。 スヴィー目線です。 100%自己満足で書いてますので、無断転載&リンク&鵜呑みNG。 読む方の自己責任でお願いします(._.)12,323文字pixiv小説作品 【ヘタリア】CSC【北欧長男組】
シナモンロールの日、な長男ズのやっぱりいちゃこら話。Cinnamon Sugar Cigarette タイトルの文字制限に引っ掛かりました。思えば一年前も同じようにシナモンロールの話をかいてたわけでして、この一年長男が会話しないかなーと心待ちにして過ぎていたような気がします。結局二人の会話はまだこれから先のお楽しみですが、この一年なんだかんだで長男界隈には色々ありましたね。腕枕とか腕枕とか腕枕とか!腕枕素敵でしたよね。これで長男が会話なんかしたらどうなるんでしょう。パーンどころじゃ済まない気がします。会話、しないかな…。先日長男クラスタと飲みに行ったときに最終的には「長男マジ会話しろ」に帰結しました。長男マジ会話しろ7,275文字pixiv小説作品- Arvefjende(宿敵)
横笛(前編)
前・中・後編になりそうです。 第一次カール・グスタブ戦争(氷上侵攻)から第二次カール=グスタブ戦争までの史実ベース。 ●Wikiのカール・グスタブ戦は、並べられた文献を見れば解るように、主にスー史を中心に書かれたもので、デン視点からは書かれてません。 だからスーがデンを征服出来なかった事を「ミスを犯した」と書かれてます。 驚くべき言葉です…一つの王国の消滅寸前だったのに。 それも降伏し、賠償を払ったデンに対し、宣戦布告なしに首都侵略し、多くの犠牲者を出すという、非常に過激な手段を用いた戦争であるにも拘らず。 (我が国日本さんが核落とされたの、宣戦布告なしで先制攻撃したってのが、理由でしたよね?) ですが、今回デン目線史「デンマーク国民をつくった歴史教科書 N・M・ヘルムス著(彩流社)」が入手出来た為、デン側から見た、第二次カール・グスタブ戦の模様を、明確に知ることが出来ました。 双方を見比べた上で、なるべく史実を忠実に再現。 …兎に角、壮絶の一言。 日々激しくなる寒さから逃げたくなるこの季節、何故か無性にスーデンを書きたくなります。 逆に、暑さから逃げ回る夏は、北欧が書けなくなるんですが… ●第一部の史実は、氷上侵攻→ウルフェルトの裏切り→戦勝祝賀会、 それから、その前のカール10世の即位前、クリスティーナ女王が婚約者カールを捨てた辺り。 ●氷上侵攻を履行したスー国の武勇王カール10世が、若い頃フリーダムなクリスティーナ女王にフラれた時、ショックのあまり「独国に家出するから!(泣)」と叫んだエピは、どうやら本物。 デンにとっては、深刻な心的外傷を及ぼすほどのストーキングをした恐怖のスー王ですが、このエピだけでも許せる位、可愛…く…はない…かな^^; ●これも何度も書いてますが、スー国のカール王の数は捏造。 このカール10世も、本当はカール4世… ●氷上侵攻は北欧まんがのアレ。デンを征服し属州にするのが、スーの目的でした。 スー国ではこの氷上侵攻は今も、鵯越に匹敵する武勇伝だと聞き、私も北欧史を読んで、スーデン史は源平合戦に似てると常々思ってたので、この「横笛」は全体を「一の谷の戦い」イメージで捉えています。 ●デン国のコーフィッツ・ウルフェルト(1606~64)は、クリスチャン4世の末娘の夫。4世は目をかけ最高の地位を与えましたが、狡猾な男で、晩年の4世を粗末に扱い、デン王室とも不仲になり、スー国へ妻を連れ亡命。 このウルフェルトがロスキレの和議の時、スー上司カール10世の傍に侍り、かつての主君フレデリク3世を見下していた様を、デン国教科書は憤りを込めて伝えてます。デン国では国賊の代名詞。 薄倖の妻レオノーラについては、こちらも有名人なので後に書きます。 ●この戦争は、そもそもデン国のフレデリク3世から仕掛けたもので、それについてはデン国は、自ら蒔いた種だと後悔しています。 が、その後のカール10世が首都を突然侵略した残酷な仕打ちについても、デン教科書は流石に、そうあっさり流しちゃいません。 コペンハーゲンには、今も当時一番被害を蒙った場所に「強襲通り(ストームゲーゼ)」という名が残ってます。行った人誰もが通ってると思われるメイン通り、国立博物館の北。 デン国教科書には、その攻防戦の模様が克明に書かれてましたので、後半はそれについて書くだろうと思います。 この時のスーのデンへの執着は、ほぼ病気。 後半に書きますが、この頃のスーは、フィンの家で露っ様が暴れ回ってても、デンを追い回す手を全く休めず、その壮絶さは鬼気迫るものがあります。 第二次カール・グスタブ戦は、これまでも書いてると思うのですが、 氷上侵攻には触れなかったし、詳しい全容を知ったら、どうしても今一度書きたくなった為、また書きます。 ●私がデン史寄りを書き始めたきっかけは「折檻」でついてたデンイメージと、実際の史実とのギャップが大きすぎ、逆にそれが大きなモチベーションに繋がった為。 それと勿論北欧史自体も、非常にドラマチックで魅力的だった為です。 史実では、スーから猛烈なDVを受け続けるのは、ひたすら長男のデン。 中世後半からのデンの、対スー敗戦率98%。 阿漕な手も結構使われてる上、一回位デンに勝たせてやりたいと望んでも、勝っちゃくれませんでした。 西洋の戦国時代がモデルな為、暴力的な表現は避けられませんが、50年後に読まれても、スカンディナヴィア人が目にしても、なるべく読者様の印象に、強烈な違和感を与えない作品にしたいと考え、史実に基づきつつ書き進めています。 どの国もよく調べれば、きっとこの程度のドラマはどこも満載だと思います。 ヘタリアは世界史漫画なので、史実寄り二次創作も沢山増えてってほしい!と願ってます。 …私は、暫くデン史から離れられそうもありませんが。 ●ストックホルムの血浴(折檻)が1520年、このカール・グスタブ戦1657年。 この時点で、137年が経過。 映像も写真も残ってる現代の日本人ですら、ともすれば忘れがちなWW2の終結から、今70年。そのほぼ2倍の年月が経っています。 ●デンが「少年」なのは、少し前のジャンプラで見た「海上封鎖」時の、デンの姿に驚愕した為。 どう見ても子ども。スーにも露っ様にも、完全に背が追い抜かれてる。 なんて華奢。スーの息子だと言っても通りそう。 「折檻」を、猛烈に暴力的な印象で描いた二次作品も見かけるのですが、よく考えてみると、折檻の頃のデンって国になって日の浅い、ほんのねんね。 ●また、デン史を調べてて驚くのは、我が国日本さんの歴史の長さ。 折檻なんて、せいぜい平安時代位の話かと思ってると、毛利元就の頃だったりしてマジ!?ってなります。 欧州一歴史長い王国のデンと比較して、こうです。 ●下書きだと、upしてもフォロワー様に通知されないので、いつもまずワードで入力し、此方にUPしているのですが、UPするまで文章の見直しがしづらい為、いつもup後にちょこちょこ文や誤字を書き直してます。 文章の書き足しなどがある事、ご了承下さい。23,036文字pixiv小説作品