概要
全年齢向けの異世界もの、BL、百合、夢向け作品が一般化して一般向けのハードルは下がったものの、万人受けのハードルは未だに高いのが現状だとか。
一般の方々へ
「一般向け=NL(BLや百合や夢向けではないもの)」の意味ではない。
エログロ、倒錯を扱った作品、自己投影用の媒体ではないのに現実と二次元を混同している作品は異性愛ものも同性愛ものもどちらも一般向けではない。
腐女子・腐男子設定のキャラクターが登場しても、登場人物が同性愛者・両性愛者という設定があっても、主語が大きくない作品やいかがわしい描写のない作品は一般向けなのを念頭に置く必要がある。
一般向け=男性向け(男主人公の作品)というのも風評被害であり、少女漫画よりも少年漫画のほうが売れている為、数が目立っているだけなのを念頭に置く必要がある。
オタク向けとされているライトノベルや異世界ファンタジーや名前変換小説などを非一般向けとする声もあるものの、オタク向けとされていない昼ドラ、ホラー映画なども架空の表現、グロい表現、一部の人にしか通じない表現のオンパレードであり、エログロ要素を含まない早朝にやっている萌え系のアニメも存在しているのを念頭に置く必要がある(R指定じゃない萌え絵は萌え絵ではないという説もあるとか)。
他人とはどうしても理解り合えない部分がある。自分が理解った気になっていてもどうしても認識にズレが生じる。「自分が一般向けだと思ったから一般向け。」「自分は〇〇じゃないけど〇〇のことは理解している。」という考えは大変危険である。特に最近はTwitterなど、同じ思考の者同士で集まりを持つ場が増え、間違いに気づかない、気づいても信じようと思わなくなることも多々ありますので注意しよう。
1980年代~平成時代以降は大人になっても漫画、アニメ、ゲーム、夢の国などを好む人が増え、ファンタジー作品の感情移入・自己投影のパターンが確立されつつある為、異世界もの=オタク向け、現代もの=一般向けという図式は崩れつつある。
総括
作品は大きく分けて一般向け(※注釈1)とオタク向け(※注釈2)に分けられているが、どっちも読者から見れば同じ二次元であり、二次元やテレビしか情報源がない人間が見ればどっちも同じものになり得ると言われている。
※注釈1 ニチアサやテレビドラマのように一部の界隈に留まらず広く流通しているもの。多くは全年齢向けで初心者向けとも取れる。
※注釈2 二次元キャラと自分の恋愛を楽しむもの、自分が二次元キャラになりきるもの、特殊嗜好が題材のもの、別の作品のパロディなど。コミケにいそうな清潔感に欠ける挙動不審な人物が登場する作品とは限らない。