赤ずきんチャチャにおけるセラヴィーとどろしーのカップリング。
結論からぶっちゃけてしまうと公式カップリングである。
元々、この2人は幼馴染同士(元々は、どろしーが年上でお姉さんポジ)であるのだが、成長するにしたがってセラヴィーの方が才能と頭角を現すようになり、どろしーがソレを受け入れられなくなってコンプレックスを引き起こしツンデレをこじらせ、そのまま対立関係になってしまったという間柄。
ちなみにセラヴィーの立場からしてみれば「どろしーちゃんと一緒にいたいから、どろしーちゃんに見合う、彼女を守れる強い人になりたい」という思いが原点にあって、そうなっているので完全に裏目った形になっている。ある意味で完璧超人であるがゆえの最大の誤算とでも言おうか。
そして、どろしーはセラヴィーに対してコンプレックスの解消のためにも、何らかの形で勝利したい思いがあるが、セラヴィーはどろしーが好きであるために本気を出せない。その事を知ったどろしーは自らの容姿(要は髪の色)を変えてしまう。これがショックだったセラヴィーは、勢い余ってどろしーをブスよばわり(そうすれば、どろしーが元に戻るかもと思っている)する事に。事態が悪化した。
かくして連載初期は完璧超人セラヴィーが(金髪時以外の)どろしーをからかう→どろしーキレるの構図が定着していたが、中期になるとセラヴィーの本音(どんな姿でもどろしーが好き)が漏れ始め、関係性の優劣は薄れていく、
原作最終局面で、どろしーはついにセラヴィーに勝ち、二人は離れることになる。だが、その暮らしでストレスの解消源(=イラついた時に心おきなくぶん殴れる相手)がいなくなった事に気付いたどろしーがセラヴィーを殴るために彼の元へと行ったために、二人が姿など関係なく互いが互いを大事に想っていた事を再認識する。(ちなみにセラヴィーは、みんなから離れていったために、心細さでやつれて廃人寸前まで追い込まれ、ついに「金髪くるくるじゃなくてもどろしーちゃんがいいんです!」と泣き喚いて懇願した)
かくて最終巻の描き下ろしでは、二人は夫婦となって登場する事となった。
さらにユーリンとリーランという、セラヴィー似の女の子とどろしー似の男の子の双子の子供も生まれている。
が、時系列の戻った第2部『赤ずきんチャチャN』では、再びつかずはなれずの微妙な関係に。
ケンカは減り、デートらしき描写などもあった二人の仲がどうなるか作品内でも注目されていたが結局は描かれずに連載は終了とあいなった。俺たちの戦いはこれからだ!
……ちなみに、りぼん掲載の元シリーズ、およびTVアニメ版の赤ずきんチャチャはどちらもセラどろに始まりセラどろに終わっている。