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風見潤の編集履歴

2020-12-24 22:45:15 バージョン

風見潤

かざみじゅん

風見潤とは、『よろしくメカドック』のキャラクター。

CV:橋本晃一

概要

チューニングショップ「メカドック」のメカニックで、レースにはドライバーとしても参戦する。

年齢は原作では不明ながら少なくとも大型免許を保持している年齢であるが(※)、アニメでは18歳となっている(26話の新聞記事に記載)。

名前の由来は一文字漢字にする事から「チューン」の響きからジュンとなり、漢字で「潤」となった。


熱血漢だが、素直誠実

最終回でフェラーリメカニックになるチャンスを得たものの、彼の夢であるメカドックでのF1参戦のためこのオファーを断った。

アニメでも一時夢幻のドライバーとして参加していたが(ただし風見自身の意思ではなかった)、最終的にはメカドックに戻っている。


原作では「風さん(ふうさん)」と呼ばれているが、アニメ化に際し「フーテン」と混同されることを防ぐために名前呼びの「潤」と変更されている(原作で「風見」呼びだったいっつあんこと中村一路も同様の呼び方をする)。


(※)1巻でパドックになる大型バスを自走で持ってきていることから。この場合は旅客輸送に当たらないため二種免許は必要ない。


チューニングポリシー

彼の目指すチューニングは「車のもつ最大の能力を引き出す」。どんな車でも可能性を求めて性能を限界まで引き出して、なおかつ乗るドライバーに運転しやすいようにチューニングを施す事が多い。

現にノーマルのシティにターボを組み入れて純正シティターボを追い抜いたり、軽で28馬力しかないミニパトのセルボをゼロヨン仕様にして220馬力あるコルベットを直線で追い抜いたり、ゼロヨンGPでは他のマシンが2000㏄クラスのマシンを選ぶ中、一回り小さく1500㏄(ボアアップでも1652㏄)のCR-Xをミッドシップに改造して優勝するなどしている。原作の最終盤で登場した三戸カロッツェリアのオリジナルスポーツカー「NEO」のワンメイクレースでも、ターボなどの過給機武装をせず、細部をチューニングして運転しやすくする事で、他のターボ武装のマシンを相手にしないほどの走りを見せた。

ただ、風見はチューンに夢中になりすぎて採算度外視で改造をしてしまうため、メカドックの赤字の要因になっており、その度にいっつあんからお目玉を食う事になる。


登場マシン

キャノンボール・トライアルでハンドルを握る車両。解体屋にあった事故車をベースに修理、

2800㏄直列6気筒のエンジンを2960㏄までボアアップして、ブレーキ強化などの足回りの強化に加え、ツインターボ化と、瞬発力を高めるパワーインジェクター(原作のみ)にニトロユニットを搭載する。(ニトロの使用は原作では連続使用5分で4回まで使用可能、アニメでは話数の問題からか2回まで)

那智のRX-7や渡辺のスーパーZに追いつくべくニトロを多用するが、ゴール直前にエンジンブローを起こし、スーパーZの2着に終わる。(原作では5回目の使用でオーバーヒートを起こして出遅れ、その後の挽回を図るべく6度目使用を図りエンジンブローを起こしている)

原作とアニメでは車体色が違う。(原作は白地に下部が黒、アニメは赤地に下部が白)

ゼロヨンGPで出場した車両。1台目はオーバーフェンダーで車幅を広げてミッドシップ+ボルトオンターボ化。しかし練習走行中にヘリを使った大掛かりな盗難に遭い、事情を知って提供された新たな車両(原作では南条久子(チャコ)、アニメでは那智渡が車両提供をしている)で2台目を製作している。その際に同じ仕様じゃ太刀打ちできないとの判断から1台目の仕様からさらにボアアップ+ツインターボ化をし、ブリスターフェンダーで車幅を広げたシルエット・フォーミュラー風に大きく変化している。また本来ターボがゼロヨンでは不向きとされる理由のターボラグ対策を施す事で、シフトアップ後の加速を大きく向上させた。

原作では提供主のチャコから提示された条件のひとつとして、自身がオーナーのショップ名である「美酒蘭」の名を入れることをリクエストされたため、左リアテール上部に名入れしている。

なお盗難された1台目も別ショップから色を塗り替えて参戦してくるが、2代目の前に歯が立たなかった(アニメでは敗北を確信して体当たりしてくるが失敗してコース壁に衝突、その際に元の塗装が見えたことで盗難された車体と判明した)。

補足として、1台目のCR-Xを盗んだショップは甲信越ではスカGチューンで名が知れていたが、杜撰な管理によるマシンの盗難で「目には目を」の考えで犯行に及んだものとされている。さらに原作ではそのショップのスタッフによるメカドックへの風評被害流布の嫌がらせに対し那智が制裁を加えている。

東日本サーキットGPに出場した際に使用した車両。アニメではベース車両を日産のディーラーで購入しているが、原作では予算の兼ね合いでいっつあんと揉めてたところに、メカドックの一員だった那智からいわゆる「敵に塩を贈る」形で提供を受けている。

ブリスターフェンダーを纏ったフルエアロの外装にツインターボ化に加え、加工困難なV6エンジンをギリギリまでボアアップを行い、フルタイム4WD化の改造を施している(原作ではアウディ・クワトロを参考にスバル・レオーネのパーツを使ったとの記述がある)。こちらも原作とアニメでは車体色が異なり、どちらもほぼセリカXXと同じ色になっている。

原作のみだが、SAでのピットインの際にホイールのスタッドボルトが折れた上に部品を用意してなかったことで大幅なロスタイムを食ってしまう(部品は紫電改の露崎が用意してくれたことで事なきを得る)。

  • MITO・NEO

原作終盤に登場した架空の車両。V6・2000CCターボをミッドシップ搭載したスポーツカー。排気量は異なるが、日産のMID4(85年9月発表)やホンダのNSX(89年発表、90年市販化)などに先駆けて登場したミッドシップ・スポーツと言えよう。

この車両を開発した三戸コンツェルンが主催したマイレッジ・マラソン(燃費競争)の上位10チームが競い合うレースのベース車として登場。他のチームがターボやスーパーチャージャーなどで過給機で強化する中敢えて過給機を装着せず、メカチューンと車体細部に手を加えている。

アニメ版でレギュラー登場しているピンク色の車両(TOP画参照)。メカドックチューンの12Aロータリーターボエンジンを搭載している。なお原作では単行本5巻のドレスアップ編で老婦人が乗るフルノーマル車として登場、ドレスアップ車両の制作に頭を悩ませていた風見にヒントを与えた。

原作で登場したスリーター(原付三輪)。登場の度にパンクしたり何かにぶつかったりとぞんざいな扱いを受けている。

作中ではノーヘルで乗車している描写が殆どだが、連載当時の原付一種はまだヘルメット着用は義務化されていなかったため問題はない。(義務化になったのは本作が終了した翌年の1986年)。

  • トヨタ・タウンエース(初代後期) / ホンダ・プレリュード(AB型)

原作に登場したメカドックの社用車。タウンエースはキャノンボール編から、プレリュードはサーキットGP以後から登場する。アニメではE23型の日産キャラバン(もしくはホーミー)がキャノンボール編に登場している。


関連タグ

メカニック ドライバー フェラーリ

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