概要
カイパーベルト、又はエッジワース・カイパーベルト(英:Edgeworth-Kuiper Belt)は海王星の外側(具体的には太陽-地球間の距離のおよそ30~55倍の範囲)に存在する、小天体が密集した領域である。
その名は、彗星の軌道などからこの領域の存在を予測した天文学者ケネス・エッジワース及びジェラルド・カイパーにちなむ。なお、他にもカイパーベルトやそれに似た天体群の存在を予測した天文学者は多数おり、二人が初めて提唱した訳でもない為、この名称は適切でないとの意見もある。
小惑星帯に似ているがその規模は遥かに大規模で、小惑星帯最大の天体ケレスより大きいサイズの天体も多数存在する。
この領域に属する天体については「カイパーベルト天体」を参照。
太陽系外のカイパーベルト
太陽系以外の惑星系にもカイパーベルトのような領域があることが知られている。
HD 115600
約360光年離れた所に位置するケンタウルス座の8等星。この星の周りにカイパーベルトに似た塵の円盤が発見された。
この星が属する星団が太陽の生まれた環境に似ていることから、誕生した頃のカイパーベルトに似ているかもしれない。
カイパーベルトが登場する作品
宇宙戦艦ヤマト2199
カイパーベルトの小天体に反射衛星砲で外力を加え、地球への衝突コースに乗せることで遊星爆弾にする。
WILD ARMS 2nd IGNITION
現実のカイパーベルトとはあまり関係ないが、脅威の侵食異世界「カイパーベルト」が登場する。