概要
嬬恋のウブメと軽井沢のヤマアラシが浅間山で合流して戦い互いに死亡した後に現れた黒クグツが死体に細工して作り出した黒い繭の中から誕生したまったく新しい合体魔化魍。
古来より魔化魍と戦っている猛士にも記録がないため「名無し(ナナシ)」と呼称された。
ヤマアラシの胴体にウブメの頭、翼、尻尾が融合しており、魚のような顔に山羊のような曲がった角を持ち、ウブメとヤマアラシ双方の弱点を補いあっている為一人の鬼では対処ができない。翼での飛行は勿論振り回すことで相手を攻撃し、長い尻尾で相手を絡めとる。また背中の針を発射することもできる。
ディスクアニマルが検知した心音がウブメとヤマアラシ両方のものだったため、出現した場所を察知して駆けつけた威吹鬼と轟鬼の目の前で誕生し、二人の音撃も通用せず逆に尻尾で絡めとって苦しめたが、合流した響鬼の烈火剣で尻尾を切り落とされ、響鬼と轟鬼に翼を切断され、威吹鬼の銃撃で角を壊され弱った所に三人の鬼の合唱「三鬼合奏音撃」を打ち込まれ爆散した。
苦労して作った割には大した成果が上げられなかったと判断されたのか、これ以降合体魔化魍が現れることはなかった。
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