概要
- 身の丈:39尺6寸(約12.0m)
- 目方:2666貫(約10.0t)
- 生育環境:平均気温15℃前後、平均湿度65%ほど
『仮面ライダー響鬼』二十二之巻『化ける繭』に登場する魔化魍。
嬬恋のウブメと軽井沢のヤマアラシが浅間山で合流して戦い互いに死亡した後に現れた黒クグツが死体に細工して作り出した黒い繭の中から誕生した過去に前例のないまったく新しい合体魔化魍。
古来より魔化魍と戦っている猛士にも記録がないため「名無し(ナナシ)」と呼称された。
ヤマアラシの胴体にウブメの頭、翼、尻尾が融合しており、魚のような顔に山羊のような曲がった角を持ち、ウブメとヤマアラシ双方の弱点を補い合っているため一人の鬼では対処ができない。翼での飛行はもちろん振り回すことで相手を攻撃し、長い尻尾で相手を絡めとる。また背中の針を発射することもできる。
ディスクアニマルが検知した心音がウブメとヤマアラシ両方のものだったため、出現した場所を察知して駆けつけた仮面ライダー威吹鬼と仮面ライダー轟鬼の目の前で誕生し、二人の音撃も通用せず逆に尻尾で絡めとって苦しめたが、合流した仮面ライダー響鬼の烈火剣で尻尾を切り落とされ、響鬼と轟鬼に翼を切断され、威吹鬼の銃撃で角を壊されて弱ったところに三人の鬼の合唱「三鬼合奏音撃」を打ち込まれて爆散した。
苦労して作った割には大した成果が上げられなかったと判断されたのか、これ以降合体魔化魍が現れることはなかった。
ただし、その後もカシャやロクロクビといった他の魔化魍の特徴を付与した個体は度々登場している。
関連タグ
なんじゃもんじゃ:『悪魔くん』に登場した2体の怪物が戦って生まれた怪物
ティターン:前作に登場した2体の怪人を合成して生み出された怪人繋がり。
カリュブディスメギド:15年後のライダー作品に登場する過去に登場した怪人を複合して生み出された怪人繋がり。