アルフィノ
あるふぃの
概要
フルネームは「アルフィノ・ルヴェユール(Alphinaud Leveilleur)」。シャーレアンの名門ルヴェユール家の御曹司。
祖父は救世詩盟の賢者ルイゾワ、父フルシュノは哲学者議会議員をつとめる有力者。
クラスはオリジナルのジョブ「学士」。
回復に特化した巴術士で、黒のカーバンクル・オブシディアン、白のカーバンクル・ムーンストーンを使役して戦う。
芸術センスと記憶力に優れており、見ただけのものを正確に描く事が出来る。
意外な所でオバケが苦手。
11歳でシャーレアン魔法大学に入学した神童。
卒業論文は「シャーレアンによる世界救済の責務」で、発表当時はその壮大で啓蒙的なテーマから賛否両論の嵐を巻き起こしたという。
同大学在籍中、クルルと誼を通じている。なお彼女からは姉のような視点で見守られており、出会った当初尊大な自己紹介をした黒歴史を明かされて慌てふためいている。
第七霊災、カルテノーの戦いにおけるルイゾワの死を契機に、エオルゼアを守ろうとした祖父の意志を引き継ぐべく、双子の妹アリゼーと共にエオルゼアにやってきた。
最初の頃はアリゼーと行動を共にしていたが、アルフィノが考えるエオルゼア救済の方向が祖父の考えとかなり離れていた事を妹に指摘され、一時的に決別する事となる。
頭の回転は良いものの、性格がやや尊大で、悪い意味で自信家であった。
エオルゼア救済という理想を掲げ、それを実現するに足る能力も持ち合わせていたが、世間知らずの坊ちゃんである事には変わりなく、肝心な所で足元を疎かにしていた。
新組織「クリスタルブレイブ」を発足、自らは総帥としてエオルゼア諸国の問題解決に当たろうとしていたが、組織を利用される形でナナモ・ウル・ナモの暗殺(未遂)の濡れ衣を被せられ、ウルダハを混乱に陥れてしまう遠縁となってしまう。
エオルゼアで築き上げてきたものを全て失ったどころか、悪用されたことで失意のどん底に陥り、心の底から己の傲慢さを反省する事となった。
今まで無意識に見下していた周囲の助けによって命からがら逃げ延び、光の戦士らと共にイシュガルドの名家・フォルタン家に食客として迎えられる形で「亡命」する。
「蒼天のイシュガルド」では周囲の励ましもあって立ち直り、今までの己を鑑み、他人の意見に耳を傾けながら、物事を良く考えて慎重に進めるようになった。
また千年続く竜詩戦争を止める為、竜騎士「エスティニアン」達との旅に同道。自分の足で冒険を続ける事に歓びを感じながら、人としての優しさと強さを取り戻していった。
叩き上げのエスティニアンと坊ちゃん育ちのアルフィノでは当初うまく行っていなかったが、エスティニアンの厳しさと不器用な優しさに触れていく内、彼を兄のように慕うようになった。
エスティニアンが「邪竜の影」に成り果てた時には、我が身を顧みずに組みつき、光の戦士と協力して竜の眼を引きはがす事に成功する。
その後、暁の血盟の賢人が次々と復帰。一度崩壊した組織を立て直すと共に、自身を慕って集まってくれた仲間たちとエオルゼア同盟の橋渡しなどを忙しく行う。
この時点で盟主のミンフィリアがある理由からいなくなった為、アルフィノが実質的な代表を務めている。
とはいえ、かつての失敗から表立って代表扱いされることは固辞し、あえて盟主を決めずに賢人各位が自由参加する形式となっている。
「紅蓮のリベレーター」では光の戦士の相棒役を合流した妹のアリゼーに譲り、自身は後方支援に回る。
坊っちゃん育ちのため、ゴウセツが質入れした刀を言い値で買い戻すなど金銭感覚が大雑把で、そのことでタタルをよく怒らせていた。
実はカナヅチである事がアリゼーの口から語られ、彼女にとって数少ないアドバンテージである事からものすごいドヤ顔をキメられた。……が、後に特訓により克服したとアルフィノ本人は語っている。
「漆黒のヴィランズ」では水晶公の手引によって一足先に第一世界に渡り、そこで世界に2つしか残らなかった都市国家の一つ「ユールモア」を調査していた。
当初は貴族の雇われ画家として潜入して平和的に協力を取り付けるつもりだったが、国家元首ヴァウスリーの横暴さとディストピアな実情を目の当たりにして決別。
その後もユールモアには思い入れがあるようで、ヴァウスリー討伐によるユールモアの開放や都市国家の立て直しなど、多くの貢献を行った。