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佐藤天彦の編集履歴2021/01/09 23:16:46 版
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概要

棋士番号263
生年月日1988年1月16日(33歳)
出身地福岡県福岡市
師匠中田功八段
段位九段
保持タイトル-
竜王戦1組(1組-7期)
順位戦A級4位(A級以上-6期)

棋歴

2004年度、プロ棋士養成機関である奨励会三段リーグにおいて通算2度目の次点(3位)となり、フリークラスの棋士としてプロ入りできる権利を得たにもかかわらず、この権利を放棄したことで有名(通常、プロ棋士になれるのはほんの一握りであるため、自ら権利を放棄するのは珍しい行為である)。

2006年度前期リーグで14勝4敗で戸辺誠に次ぐ2位の成績を収め、見事、フリークラスではなく順位戦に参加できる棋士として、同年10月1日にプロデビュー(四段昇段)した。

2008年9月25日、第39回新人王戦決勝三番勝負で奨励会三段の星野良生に連勝し、棋戦初優勝。

2015年度、第73期順位戦B級1組で9勝2敗となり、A級への昇級と八段昇段を決めた。

2015年7月21日、第63期王座戦挑戦者決定戦で豊島将之七段に勝利し、羽生善治王座への挑戦権を獲得。初のタイトル挑戦となったが、結果2勝3敗で敗れた。

同年12月、第41期棋王戦で敗者復活戦を勝ち抜き挑戦者決定戦二番勝負に進出。佐藤康光九段に2連勝して渡辺明棋王(竜王を含む二冠)への挑戦を決めたが、結果1勝3敗で敗れた。

2016年度、第74期A級順位戦では8勝1敗の成績となり、A級初参加にして名人挑戦権を獲得。

2016年度、第74期名人戦では4勝1敗で羽生名人を下し、自身初のタイトルとなる名人位を史上四番目の若さで獲得。

その後、2017年は稲葉陽八段、2018年は羽生竜王からの挑戦をそれぞれ4勝2敗で防衛を果たし、3連覇を成し遂げている。

しかし2019年5月17日、第77期名人戦第四局で昨年度大活躍した豊島二冠に敗北。4連敗での失冠となった。

なお、2019年度の成績は人生初となる負け越し(17勝21敗、0.4473)となった。

2020年度のABEMATVトーナメントでは、「チーム天彦」のリーダとして参戦する。

棋戦優勝履歴

八大タイトル戦(登場予定も含む)

☆は永世称号資格保持

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王--
名人3期(2016年度~2018年度)4回(2016年度~2019年度)
叡王--
王位--
王座-1回(2015年度)
棋王-1回(2015年度)
王将--
棋聖--

獲得数:3期 (登場6回)

余談

棋風は居飛車党で、先手番では角換わり、後手番では横歩取りを主力戦法とし、特に後手番の横歩取りでは非常に高い勝率を誇っている。終盤での粘り強い受けの手を得意とし、トップ棋士を相手に何度も逆転勝ちを収めている。

将棋界でも有数の羽生キラーであり、羽生善治九段に対する脅威の勝率を誇っている(勝ち越すことすら難しい羽生相手に13勝10敗)。

また、ファッションへのこだわりにも定評があり、その方面での逸話も多い(『家庭画報』2018年1月号で組まれた将棋特集で、名人在位中の佐藤へのインタビューが、佐藤の自宅で行われ、収集した家具調度に囲まれた佐藤の写真が掲載された)。

関連タグ

将棋 棋士 貴族 順位戦(将棋)

神鍋歩夢…「りゅうおうのおしごと!」の登場人物。佐藤天をモデルとした棋士とされている。

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