シヴァ(放サモ)
しゔぁ
「迷妄を抑えるべし、禁欲に勤しむべし。
このシヴァが臨むはただ、ただ修行あるのみだ。
我が拳にて銀河を砕く……その高みを目指すのみ。」
人物
異世界デーヴァローカ出身、三目六臂の「転光生」。
故郷で幾度も繰り返す輪廻からの解脱を図るため、かねてより心身の修行に励んできた修行僧。
それ故か自他共に厳しく、少々堅物で禁欲的な性格をしている。
口調も厳格であり、僧という職業柄故か、度々会話中に仏教用語が入り混じることも。
競争を是とするギルド「ウォーモンガーズ」に所属する、7人の「世界代行者」が1人。
──が、当のシヴァ本人は「修行僧」としての立場を享受しており、「世界代行者」として扱われることを是としていない。
更に額の三眼が開かれたとき、宇宙全てを滅する力を発揮する、と言われているが、彼は頑なにその三眼を開こうとはしない。
なぜ彼が代行者たることを拒み、僧として在ることを望むのか。なぜ圧倒的な力を持ちながらも、それを振るうことを厭うのか。
その顛末には、「輪廻」によって廻るデーヴァローカの「機構(システム)」、そしてかの地を追われた「追放者」とその他の天部(デーヴァ)達が深く関わっている。
「神器」は彼の持つ三叉槍、とされているが、それは召喚した過去と未来、そして現在の3人の自分で放つ、三位一体の闘法を喩えたものである。
この三位一体の状態で第7のチャクラを開くことで、シヴァは月を穿つ程の一撃を放つことができる。
元ネタはインド神話並びにヒンドゥー教に登場する破壊神、シヴァ。
額に第三の目を持ち、首に蛇を巻きつけ、三日月の飾りと三叉の槍を身に着けた姿で表される。また灰を塗った青黒い肌や、2~4対の多腕で描かれることも多い。
破壊を司る神でありながら、同時に再生をも司り、人々に恩恵を与える側面も持つ、二面性の光る神である。
また、同じくヒンドゥー教の黒き破壊神「マハーカーラ」はシヴァの取る化身の一つであり、七福神でお馴染みの「大黒天」の原型となった神である。
仏教では諸天部の1柱、「大自在天」として表される。
因みに、キャラクター詳細画面で聴くことができるシヴァのボイスには、大自在天としての側面を踏まえた台詞がいくつか存在する。
容姿
修行僧としての特徴が色濃く表れており、片袖の破れた道着か作務衣のような衣装を身に纏う。
が、それ以上に目を引くのはヘルメット型の蒼い冠、首に巻いたコブラの装飾、そして本体から独立した、青黒い靄のようなもので形作られた2対の腕であろう。
これらはどちらも元ネタのシヴァ神に由来する特徴であり、冠はシヴァ神が頭頂に戴く三日月が、コブラはシヴァ神が首に纏う蛇が、腕は三目六臂としてのシヴァ神の姿がそれぞれ取り入れられていると思しい。
また、腕を模る靄はシヴァ神の青黒い肌としての要素もあるが、特に作中にてシヴァの宿す「属性」に見られる特徴も深く関わっているのではないか、と思われる。
特に「月の冠」はサンスクリット語で「チャンドラセカラ(Candraśekhara、चन्द्रशेखर)」と呼ばれ、シヴァ神の異名の1つとして取り入れられている。
因みに衣装については立ち絵を担当されたダイエクスト氏がTwitterで参考資料を公開している。
ゲーム内の性能
☆3 | ☆5 | |
---|---|---|
二つ名 | 【禁欲の修行僧】 | 【三位一体の拳】 |
コスト | 8 | 24 |
属性 | 魔 | 英雄 |
武器 | 突撃 | 突撃 |
CS名 | 一月三襲(チャンドラセカラ・トリムルティ) | (同じ) |
CS効果 | 敵に自属性・魔法ダメージ+敵にHP激減+敵に強化単体解除+敵に弱体単体解除 | 敵に自属性・全域ダメージ+CS威力増加 (基本倍率が10倍)+敵にHP超激減+敵味方全体に弱体全解除+敵味方全体に強化全解除 |
移動型のバッファー兼アタッカー。
移動後に自身と味方に強力な攻撃バフ「極限」を撒きつつ、自身はそれに加え「クリティカル」と「暴走+」を付与した渾身の一撃で相手を仕留める。
が、CSがかなり癖のある効果をしており、敵のみに留まらず味方のバフ・デバフまでをも問答無用で剥ぎ取ってしまう。
移動後に「暗闇」というCSを制限するデバフを自身に付与することができるため、ここぞという場面以外では動かしてバッファー・アタッカー側に回って貰うことを推奨する。