概要
2016年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業、2018年に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了。
大学院の修了制作作品である『マイリトルゴート』は、「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2019」でジャパン部門優秀賞、「パリ国際ファンタスティック映画祭(PIFFF)」でグランプリを受賞する等、国内外で大きな反響を呼ぶこととなり、新進気鋭のアニメ監督として一躍大きな注目を浴びることになる。
そして、2021年に、シンエイ動画との共作にして、自身初のテレビアニメである『PUIPUIモルカー』を制作、ネット上で大きな話題となり、一般層にもその名を知られることとなった(ちなみに、監督自身も第1話にちゃっかり出演している)。
監督もここまで注目されることになるとは思っていなかったらしく、第2話放送終了後に反響の大きさに驚いている旨をツイートしている。
代表作品
- マイリトルゴート(東京藝術大学大学院映像研究科 卒業制作)
- あたしだけをみて
- PUIPUIモルカー
余談
- 『PUIPUIモルカー』のイメージから、ほのぼの系のアニメを得意としている…と思いきや、これより前に製作していた『マイリトルゴート』や『あたしだけをみて』はかなりシリアスで重い内容となっており、そのギャップに驚いたというファンも多い。逆に、以前から見里を知っていたアニメファンは『モルカー』のほのぼのとした作風に驚いたらしく、「何かしら不穏なエピソードを組み込んでくるのでは?」と警戒した者もいたらしい。
- 『PUIPUIモルカー』では実際のモルモットの鳴き声が使われているが、実は全く同じSEが『あたしだけをみて』で使われている(時期的には『あたしだけを~』の方が前なので、恐らくそのまま流用したものと思われる)。
- モルカーが車のような姿をしたモルモットになったのは、もしも車がモルモットなら癒されるだろうと見里自身が考えたためらしい。以前にも制作したアニメにモルモットを出していたあたり、見里氏自身モルモットが好きなのかもしれない。