ニゴール・ゾ・アレルンブラ
にごーるぞあれるんぶら
データ
身長:209センチメートル(ミックス・ケガレゴール時:52.5メートル)
体重:222キログラム(ミックス・ケガレゴール時:610.5トン)
概要
蛮機族害水目の名門の一つで、由緒正しきアレルンブラ家の害水王子。同じ害水目のケガレシアに想いを寄せる。
「汚い」事に価値観を置く蛮機族の中にあって「美しい」が口癖であり、人間と変わらない美的感覚の持ち主なのだが、当然ケガレシアからはその事で煙たがられており、「変態」と罵られ露骨に嫌悪される始末。とは言えそれでも蛮機族に変わりは無い為、肉体は清潔な環境に非常に弱い。
戦闘では嵐や暴風雨、時には雷と言った気象現象を操り、周囲に甚大な被害を与えながら戦う。
また、ケガレシアとは同じ害水目の実力者同士、液化しての害水合身によって力とその能力を合わせる事で更にパワーを倍増出来る。
活躍
時期は不明だが既にヒューマンワールドに来ていた物の、余りに綺麗だった為に環境に身体が耐え切れず仮死状態となっていたが、ケガレシアの汚水のパワーによって復活。
身体を液状化させる事でケガレシアと融合した「ミックス・ケガレゴール」なる技で巨大化する。
巨大戦ではエンジンオーG9と交戦し、G9グランプリを受けるも何とか耐え切るや、逆に暴風雨や雷を操って圧倒。ジェットラスを弾き飛ばして合体を解除させる程の強さを見せ付けたが「美しい……ベアールV」と、事も有ろうにベアールの美しさに一目惚れし彼女に求婚。
だが当時ジェットラスに恋をしていたベアールにその想いは通じず、おまけにイエローとシルバーの連携攻撃を受け敗北。敗れた自身の前に現れたケガレシアに、ビックリウムエナジーを自分に与えてくれる様懇願するも、当のケガレシアは――――
「王子……ニゴール・ゾ・アレルンブラ。お前は眠っているべきだったでおじゃる。ガイアークに、美しさなど不要」
そう切り捨てるや、手にしたビックリウムエナジーを踏み砕いて去って行く。なまじ人間を同じ美的感覚など持って生まれてしまった事が、ニゴールの死期を早める結果となってしまったのは火を見るよりも明らかである。斯くしてケガレシアから見捨てられたニゴールは、「姫!そ、それでも貴女は、美しい……」と言い遺し、そのまま爆散して果てるのだった。
余談
名前の由来は名前が「濁る」、苗字は「荒れる」、「アンブレラ」、「アルハンブラ宮殿」からそれぞれ来ている。
声を演じる野島氏はスーパー戦隊シリーズ初出演となった。
尚、2年後の『天装戦隊ゴセイジャー』では父の野島昭生氏が研究のアバウタの、そして兄の野島裕史氏も続く翌年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』でワルズ・ギルの声をそれぞれ演じている。