概要
松茸（マツタケ）は、キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節のキノコの一種。日本では高級食材とされ、特有の香りが好まれたり嫌われたりする。
松と共生関係にあり、栄養分を提供している上、貧弱な土壌ではがんばって生えるので、「ほったらかすとなかなか生えない」という生態がある。松の中でも「アカマツ」の方が繁殖しやすいらしく、「アカマツ」の樹齢が20～30年のものに最も繁殖しやすいとの事。ただし、樹齢が70～80年のものには繁殖しなくなる。
秋の味覚で知られるが、国産はとても高いので滅多に食べられるものではない。最近は安い外国産の松茸が出回っているので食べたければそちらを買うのもいいだろう。産地の近くに住んでいると近所の人からＢ級品をもらえたりする。
ちなみに外国産の松茸が安いのは、日本と距離があるために輸送時間がかかり、香りが失われてしまうためである。近年では輸送手段が確立されつつあり、比較的香りを残したまま輸入できるようになった。
さらに言うと松茸の香りは(アジアを含む)殆どの外国人が「臭い」と感じてしまうため、当分海外需要が生まれて価格が高騰する心配はないだろう｡
傘が開いてないもの（幼菌）が何かに似ているという噂もあるが、けっして松茸がエロいわけではない。
ちなみに松茸本種ではないが、近縁で風味も極めて近い「バカマツタケ」なるキノコは人工栽培に成功。人工栽培でもお高めなのか、マイタケのように超高級品から庶民の味方になるのかはまだわからないが、天然物にこだわらないのなら大きくハードルは下がりつつあるのだ。
香りマツタケ味シメジ
この言葉のようにマツタケは香りの代表格であり味だとシメジが代表格であるが、この両方を欲張った存在がマイタケである。
関連イラスト
どうみても松茸。
