スペック
機体番号 | GNW-002 |
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頭高長 | 18.6m |
本体重量 | 67.1t |
所属 | ソレスタルビーイング→国連軍 |
パイロット | ミハエル・トリニティ→アリー・アル・サーシェス |
概要
次男ミハエル・トリニティが搭乗するガンダムスローネの2号機。
ツヴァイはドイツ語で「2」の意味。
「GNバスターソード」などの強力な近接格闘用の武器を装備し、チームでは前衛を担う。大きな特徴は、「GNファング」と呼ばれる特殊な遠隔誘導兵器を搭載していることである。
機動力とGNファングを生かした高機動格闘戦で、ハワード・メイスンのオーバーフラッグを初めとした多数の機体を撃墜するが、それ以降は特に目立った活躍をしておらず、むしろエクシアを初めとしたプトレマイオスのガンダムや、GN-X部隊との戦闘で苦戦描写が増えていった。
そして最終的には、トリニティ抹殺の指令を受けたサーシェスによってミハエルは射殺されて機体も奪取された。
本来ガンダムはパイロットのデータ(この場合バイオメトリクス)がなければ起動せず、乗り込んでからもある程度の訓練が必要であるが、データ書き換え済みとはいえ、サーシェスはなんと乗り込んで僅か数分で取り扱いを理解し、スローネアインをワンサイドゲームで撃破するという、ある意味偉業を成し遂げている(しかもこの時のツヴァイは、ファングを全て失っており、GN粒子発生率も低下していた状態である)。サーシェスお得意の白兵戦用の機体だった事も影響したかもしれない(ツヴァイのデータを改竄していた事から、サーシェス自身も最初からピンポイントでツヴァイを狙っていたと思われる)。ちなみにミハエルはファングに完全に頼り切った戦い方をしていたのに対して、サーシェスは積極的に近接戦を行い、ファングはあくまで補助武装として使っており、正規パイロットのミハエルより機体の特性を理解して、その力をフルに引き出した戦い方をしている。
さらに直後の戦闘で、エクシアとも交戦し(刹那の動きを知っていることもあり)、こちらに対しても優勢に立って後一歩のところまで追い詰めるも、トランザムの起動によって背後を取られてしまい、機体が中破した為に撤退した。
その後は、国連軍所属の機体(アレハンドロの采配で、ファングも含めた予備パーツも揃って完全に修理されていた)としてCBとの決戦にも参加し、ガンダムヴァーチェを小破させて、ロックオン(ニール)が搭乗するGNアームズTYPE-Dを奇襲によって撃破し、デュナメス本体も交戦によって大破させた。しかし、残骸として漂っていたGNアームズの主砲をニールが直接操作して射撃を行い、その攻撃を受けて機体は大破した。
一応本機の正規パイロットはミハエルなのだが、サーシェスが搭乗するようになってからの、彼の技量による圧倒的な戦闘力と、対デュナメス戦を初めとしたその印象に残る戦いぶりから、ぶっちゃけスローネツヴァイの事は、サーシェスの機体だと認識しているファンの方が大多数である。
というかミハエルがパッとしなかったせいで、この機体やサーシェスの事はよく覚えているが、正規パイロットのミハエルの事はあまり覚えていないという人も多い。
武装
GNバスターソード
実体剣とビーム剣の特性を併せ持つ大型剣。中央部に高密度のGN粒子をチャージし、振り回した瞬間に放出する。また、GN粒子の重力制御機能を活かして、相手に当たる瞬間に剣を重くする事で打撃ダメージを増大させる事もできる。ミハエルの頃は彼がファングに頼り切っていたのもあって、あまり日の目を見る事がなかったのだが、サーシェスになってからは近接戦を積極的に行う彼によって、メイン武器として使われるようになった。
非使用時は右肩にマウントする。
GNファング
スカートアーマーに装備する、無線式オールレンジ攻撃兵器。
その名の通り牙のような形状をしており、銃口からはビームサーベルも展開可能で変幻自在な運用が可能。ミハエルの頃はこちらをメイン武装として頼っていたが、サーシェスになってからは不意打ちも含めた、あくまで補助武器として使われるようになる。
8機を装備するが、通常使用するのは6機であり、残りの2機は不意打ち用の虎の子として温存している。
GNハンドガン
左腕に装備している小型火器。ビームライフルと比べると威力は劣る。
アインのメガランチャー使用時に接続する為のコードを有するが、作中で使われる事は無かった。
GNビームサーベル
スローネ共通の装備。
派生機
ガンダムスローネツヴァイ トゥルブレンツ
スローネツヴァイに追加武装ユニットを装着した形態。トゥルブレンツはドイツ語で乱気流の意。
ツヴァイ用の詳細は不明だが、腰のGNファングコンテナにはGNファングが搭載されている。
アルケーガンダム
スローネツヴァイをベースに開発されたサーシェスの専用機。
詳細は当該記事にて。