- フレーバーテキスト
其は運命を構成せし終焉の “死”
万事が辿る変遷の果てに、秘めやかなる破滅を捧ぐ。
星と契るは恋情燃ゆる “恋人”
熱情の花は、芳醇たる別れに溺れる
「私はニーア……
お願い……私を愛して……私を認めて……」
概要
グランブルーファンタジーコンテンツ『アーカルムの転世』の中の十賢者の一人。
タロットカードの大アルカナにある『恋人』にあたり、アーカルム石「デス」と契約している。
人物
長い黒髪に黒耳と赤眼のエルーンの少女で、腰にリボンをあしらった黒い膝丈のワンピースの上から、賢者たち共通の赤いケープが付いた紺色のローブを被っている。左耳には耳飾りも見える。
おどおどした内気な少女。
魔物に襲われそうになっていた彼女を助けた主人公達は、彼女から世界を救ってほしいと依頼を受ける。
空の世界を守るため依頼を受けることになるが、その依頼の本当の意味を知った時、彼女の過去と狂気に触れていく事になる。
性能
バージョン | 奥義 | アビリティ | サポートアビリティ |
---|---|---|---|
SSR | クラーゲン・トーテンタンツ | 死ト愛ノ世界/愛シイヒト/終焉ノ愛 | 愛ヲノゾム意思/死の逆位置/恋人の正位置 |
強力なバフを撒きつつ短期間に大火力を叩き込むことが得意な変則型アタッカー。
固有スタックバフの「愛ノ救イ」により非常に高い防御力を持つ反面、それが0になると問答無用で戦闘不能になるというとんでもないデメリットを持つ。
何もしなくともターン毎に2ずつ減っていく為、短期決戦における鉄砲玉や強敵相手の最後の一押しが主な役割となる。
大きなデメリットを持つだけあってアビリティはいずれも高性能であり、その上CTも短めと火力面では非常に優秀。
「愛ノ救イ」が少ないほど奥義性能が上がる為、自身の火力も申し分無い。
またアーカルムの賢者共通のサブメンバー配置時に効果を発揮するサポートアビリティを持ち、こちらでは不意の大ダメージによる主人公の戦闘不能を防ぐことができる。
なお、ビカラのアビリティである『エンチャンテッド・ドリーム』と死ト愛ノ世界は共存できず、どちらかが発動済みだともう片方は効果を発揮しない。両者を同じパーティーに編成している場合は発動しているアビリティも把握した方がいいだろう。
彼女のサポアビである「死の逆位置」は、闇属性の主人公が瀕死状態でない限り、そのターン中は不死身という前代未聞な効果があったのだが、2020年9月に始まった『バブ・イールの塔』でドクターを利用したコンボがバランスブレイカーを極めていた結果、不死身回数が13回に制限されることとなった。
(これに関しては、実装初期よりも十賢者を入手している騎空士が増えたこと、11月に闇属性有利の古戦場が控えていることも調整された理由とされる。いずれ修正されることは決まっていたのかもしれない。ちなみにドクターとのコンボが理由で修正された先輩もいた)
スキン
グラブル夏の生放送スペシャルで水着スキン『水辺で微笑みし濃艶なる恋人』がリリースされることになった。しかし、トレンドにはもう一方の浴衣スキンがリリースされるアラナンがトレンド入りすることに。
関連イラスト
関連タグ
キャル(プリコネ)...自社繋がりで見た目も似ている(属性も一致)。不幸、愛情に飢えていたり等あまりに共通点が多い。一緒に描かれたイラストもわりと多い。
ペンギー(グラブル)...こちらもSSR版がEN0になると戦闘不能(自壊)というデメリットを持つ。ニーアと違って、カウントダウンの猶予はあるのだが……。
ニーア...名前のみだとスクウェア・エニックスのゲームNieRシリーズのイラストが多くヒットするため「ニーア(グラブル)」タグ推奨。
間桐桜…中の人が同じ、彼女の身に降りかかった不幸、愛情に依存しがちなところ等あまりに共通点が多い。ただし、家族関係や道を踏み外すに至った経緯などから桜の義兄との類似性を見いだす者も少なくない。
また、似た者同士な人外のパートナーがおり、深い絆で結ばれている点も一緒。
来歴(ネタバレ注意!)
彼女はとある島にある、有能な魔術師を輩出する名家の長女として生まれる。しかし彼女は幼いころから魔法の才能に乏しく、これまでの先人たちが当たり前に使っていた術もまともに使えなかった。最初は『努力すればいずれは』と考えてニーアを育てた両親だが、やがて妹のクーリエが誕生したことで、彼女の幸せな日々は崩れ落ちていく。
先祖代々、才能のある魔術師を輩出し続けてきた自分たちの家の名声と沽券にこだわっていたニーアの両親はニーア自身ではなく、ニーアが持ちうるかもしれない魔法の才能にしか興味がなかったのだ。才能のない姉とは対照的にクーリエは魔法の才能を早いうちから開花させた。両親はニーアを見限り、政略結婚の道具としてしか価値を見出さなくなり、邪魔者のように扱うようになる。もはやこの人と同類項である。クーリエもそんな両親の悪い部分の影響を受け、姉を嘲り見下す傲慢で悪辣な少女に成長してしまう。ニーアは肩身の狭い思いを強いられ、内気で卑屈な少女となった。しかも使用人たちも全員が両親に同調して腫物扱いし、ニーアに味方する者は誰もいなかった。(のちにこれを知った主人公やルリアたちも憤りと悲しみを感じるほど)
それでもなお、両親から愛され、認められたい一心で彼女は魔法の特訓を繰り返すが、それでもやはりうまくいかなかった。
そんなある日、家の書庫からニーアは『デス』のカードを偶然に手に入れる。
ニーアはその力を使い、自分を愛さなかった報復として使用人(殺されるのを恐れ、言い逃れしようとする者や強襲を受け痛がる者も含める)、両親を殺害。更にはクーリエの足を切り落とし、自分の味方がいなくなった事で立場が危うくなり必死に命乞いをする彼女を問答無用で惨殺した。結果的に名家を破滅へと追い込んだ。また、名家の終焉とクーリエの誕生日が重なったのが皮肉なことである。