概要
大長編第2弾『放たれた友情だじょー』に登場した科学者。
9歳の頃から世界一の科学者になる事が夢で、「世界一強い男になる」という夢を持っていた親友であったユウちゃんとどちらが夢を叶えられるかという競争を約束する。
しかしユウちゃんが病死した事をきっかけに、彼を蘇らせて世界一強い男になるという夢を叶えさせる事を決意。
そして10年経ち、19歳になった現在、最強さんの体内に研究所を作り、彼からエネルギーを奪うことでユウちゃんをロボットとして再生させる。(その影響で最強さんは病気になってしまい、校長にも負けてしまうくらい弱体化してしまった。)
姿は独特なメガネをかけていることを除けば比較的普通の若い金髪の科学者であり、世界一の科学者を目指しただけあってユウちゃんの復活や護衛のメカ軍団なども作成するなど頭脳は確かである一方で、「助けてくれ」と土下座した校長をイスと見なしたり、じーさんらにユウちゃんに弱点があることをさらっと公言したり(その内容も理由こそあれど意外なものであったり)、ゴリラがメキシコから転がってきた夢を見たりと、少しセンスが独特な面もある。
最強さんを救うべくユウちゃんを破壊しようとしたじーさんたちを校長に命じて牢屋に入れようとするが、「助けたら100億円やろう」という言葉につられて校長が解放、返り討ちにされてしまったためメカ軍団で応戦するもののじーさんと孫の合体技(?)である「孫バット」で蹴散らされ自分の元に戻ってきてしまった。(この後、ジョウを助けるべく校長が駆けつけたものの、その勢いで棘床の奈落に落ちて自滅し、全員に意図的に忘れられた)
自分達の友情を邪魔するじーさんたちと敵対するが、じーさんから 「人間は一人では生きていけないが、「一人で生きていける」って答えることはできる。」、「世界一強い男になるというのはそいつ(ユウ)の夢だろ?そいつががんばって叶えるべき夢をお前ががんばってどうするんじゃーっ!!」 と言われ、自分の行いがユウちゃんに悪影響を与えている可能性を指摘されるも信じなかった。しかし、じーさんの危惧通りユウちゃんは生前のことを忘れており、おまけにジョウのことを「僕に利用されてくれる大切な友達」としか見ていなかったことを知り落胆する。
そして世界一強い男になるためにジョウの頭脳を要求するユウちゃんに対して、自身の過ちに気づいたジョウは「自分とユウちゃんの問題」だとしてじーさんの制止を振り切って彼に近づき、彼の唯一弱点である「放たれた友情」(→「はなたれた」→「鼻垂れた」→)「鼻水」を彼にかけたことでユウちゃんに大ダメージを与え、彼の自爆装置を作動させるが、逆上した彼に体を貫かれて致命傷を負ってしまう(なぜ鼻水なのかについては、じーさんも困惑したが「二人の友情に鼻水が関係したのだろう」と推測した)。駆け寄ってきたじーさんに「ユウちゃんに「本当の友達の意味」を教えてあげて欲しい」と頼み、意識を失う。
そしてユウちゃんとじーさんの決闘の後に意識を取り戻し、じーさんと孫を出口へ案内するが、既に死に体であった彼は二人を先に脱出させた後ユウちゃんの後を追うように息を引き取った。