概要
ゴーゴーファイブが使用する巨大ロボ。5機の99マシンが合体する。
元々は巽モンド博士が10年の月日をかけて作ったレスキューロボだったが、対災魔一族用に専用武器ブレイバーソードなどが追加され戦闘用となった。
構成はレッドラダーが胸部と両腕、ブルースローワーが腰、グリーンホバーが頭部、イエローアーマーが左足、ピンクエイダーが右足。また、レッドラダーとグリーンホバーが合体していない形態はビクトリーウォーカーと呼ばれ、消火活動に駆り出される。
1号ロボでは初めてレッドのマシンが頭部を担当していない。
両腕のラダーアームを連続で伸縮させて相手を殴りつける「連続ラダーボンバー」、伸ばしたラダーを地面について鉄棒のようにぐるぐると回転して敵に連続キックを見舞う「ウインドミルラダー」、ラダーを伸ばして回転し、側面から殴りつける「スクリュースピンラダー」など、ラダーアームを応用しての攻撃が得意。
必殺技は「剣よ、光を呼べ!」の掛け声と共にブレイバーソードで相手を切り裂く「ビクトリープロミネンス」。プラスエネルギーを込めたその一撃は、死霊(マイナスエネルギーの塊)である巨大サイマ獣に対し絶大な威力を発揮するが、実体をもったゴレムサイマ獣には効果がないので、その対策としてグランドライナーが誕生することとなる。
合体シーケンス
一言で言えばかなりアナログな合体である。だがそれがいい。
- イエローアーマーとピンクエイダーが足に変形。
- ブルースローワーをグリーンホバーが吊り上げ、ビクトリーウォーカーに合体。
- a.レッドラダーを同様に吊り上げ、空中で変形し合体。b.地上でレッドラダーが変形し、ラダーアームでウォーカーをつかみ、自分を持ち上げて合体。
- 最後にグリーンホバーが頭部となり合体。
かなり時間がかかりそうな合体であるが、意外にも妨害されたのは第1話の初合体時のみである。
また、未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブで使用した時は、ある事情(この時点でオリジナルが喪失していたため、過去の時間軸から無理やり召喚)から3分ほどしか使えなかったのだが、ビクトリーロボの合体方法では合体完了までに3分はかかりそうである。
まあ、ツッコむだけ野暮というものではあるが。
99マシン
人命救助用の巨大ビークル。基本的にゴーライナーで現場に輸送される。99というネーミングは恐らく救急と1999年を掛けたシャレだと思われる。
レッドラダー
ゴーレッドが乗るはしご車。ラダーアームでビルなどの高所に取り残された人々を救助する他、自力でビクトリーウォーカーと合体するなど応用が利く。また、救助活動中にはバンパーが展開してアウトリガーが現れる。
放水ノズルにもなるラダーキャノンからはビームを放ち、合体してからの遠距離武器にもなる。
ビクトリーロボの合体時には本機に組み込まれたエンブレムが回転して合体を固定し、ここからブレイバーソードが形成される。
ブルースローワー
ゴーブルーが乗る化学消防車。機体上部の放水銃「ケミカルディスチャージャー」で消化活動を担当する。
DX玩具では赤色灯が全て赤いクリアパーツだったが、スーパーミニプラではきちんと塗り分けられるシールが付いた。
グリーンホバー
ゴーグリーンが乗るV-TOL機。上空からの救助や消火活動を行う。
合体の際は他のマシンを釣り上げる重要な役割を担う。さらにゴーライナーが使用できない場面では他4機の99マシンをまとめて輸送する。
二門の「インパクトガン」が武器。
イエローアーマー
ゴーイエローが乗る装甲車。機体後部に備えられたショベルアームで障害物を撤去する。
ピンクエイダー
ゴーピンクが乗る救急車。多数の一般車両を収容し、安全な場所へ運ぶ。
また、本物の救急車よろしく緊急治療室での治療も可能である。
ビクトリーウォーカー
ビクトリーロボの下半身にあたる形態。車両型の99マシンでは活動できない足場の悪い場所などでの消火活動で活躍する。
関連記事
裸眼になった恐ろしい姿。レッドラダーと同じ機能がある。
1号ロボでさえなければ、ビクトリーに合体の必要が無いことを証明する。
商品展開時にYouTubeが存在しなかったので、「ロイ」と検索してヒットするのは、
ロボカーポリーの同名ガウォーク。
グレイトフルフェニックス:21年後の後輩戦隊である『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する巨大ロボ。必殺技が『グレイトフルプロミネンス』であり、技名に『プロミネンス』が付くことと、構えが同じ袈裟斬りである点が共通している。
歴代1号ロボ