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斎森美世の編集履歴

2021-03-31 09:25:54 バージョン

斎森美世

さいもりみよ

「わたしの幸せな結婚」の登場人物で主人公。

概要

斎森美世とはわたしの幸せな結婚の主人公である。


プロフィール

性別女性
父親斎森真一
母親斎森澄美
兄弟姉妹斎森香耶(異母妹)
婚約者久堂清霞
CV(公式PV)上田麗奈

人物

清霞の元へ嫁いできた少女。19歳。

癖の無い真っ直ぐな黒髪を持つ。左目の下にほくろがある。母親似。

継母と異母妹には(特に異能を持たないことを発端として)「美人でも無い」「何の取り柄も無い」「長所の一つもない」「出来損ない」と散々に蔑まれてきた。

(継母と異母妹は美世を貶めるのが目的で蔑んでいるので当てにできるような評価ではない)

呉服屋『すずしま屋』の女主人・桂子曰く「あの方はいわば原石ですわ。あの髪も肌もお顔でさえも!計り知れないほどの伸びしろがございます。磨けばお坊ちゃんと並んでも遜色がないほどの美人になりますわ」と美世の魅力を絶賛する。また清霞から見ても「決して不美人ではない」と評価されていることから、世間一般から見た美世の評価は美人と言える。


実家で使用人以下の扱いを受けていたことから家事全般はお手の物。

裁縫は自身の着物がほつれたら自ら針を持って修繕でき、料理の腕も高く、作った料理を食べた清霞も「上手い」と絶賛する程。


令嬢らしい教育(茶道・華道・舞踊等)は幼いころは受けていたが、継母により辞めさせられた。女学校にも通わせてもらっていない。



生い立ち


異能者の家系及び異能者の両親を持って生まれながら見鬼の才を持たず、実母・澄美を亡くしてからは継母・香乃子とその娘・香耶に毎日のように虐げられてきた(容赦無く熱い茶をぶちまけられる、美世を貶める内容の暴言を吐かれる、美世の分の食事を用意しない上に食卓を囲むこともしない、着物や日用品といった生活必需品も買い与えられない、元々持っていた実母の形見や高価な品々は取り上げられるか壊される、使用人のように大量の家事全般を言いつけられる等)


父親・真一も異能が無いと見なした美世には何の期待もしていない為に香乃子ら母娘の所業を諫める事も無く、美世自身も幼少期の経験から彼らには何を言っても無駄と思い、我慢を重ね続け、笑うことも怒ることも出来ず己の人生を諦めていた。そのせいか「自分に価値はない」と思い込んでおり、何事に対しても悲観的で卑屈な考え方をしてしまうことが多かった。

恋人だった夫との仲を引き裂いた元凶の前妻・澄美への憎悪から自身に辛く当たる継母・香乃子だけでなく、幼少の頃から母親・香乃子から歪んだ価値観を植え付けられた異母妹・香耶には特に苦手意識を持っており、ゆり江と一緒に買い物に行った際偶然再会した香耶から暴言を吐かれても言い返す事もできず立ち尽くしてしまい、自己嫌悪に陥ったこともある。


際森家での辛い日々の中でも常に側にいてくれた幼馴染みの辰石幸次の存在は美世の心の支えで彼に好意のようなものを抱いていたが、父親の意向で異母妹・香耶と婚約することになった時は内心激しいショックを受けていた。絶望の余り幸次の言葉も聞こうともせず、そのまま清霞の元へ向かう。


嫁いでからは当初こそ清霞に畏怖していたものの、噂とは異なる “彼の優しさ” に触れていくうちに、「清霞に自分は見合わない」と諦めつつも「そばにいたい」と願うようになる。


清霞に大切にされ、また清霞の家族や軍関係者、薄刃家の親族等から大切に扱われ、認められ、愛情を注がれ続けた美世は少しずつ自信を取り戻し、成長していく。





関連タグ

わたしの幸せな結婚 久堂清霞




異能(小説版2巻以降のネタバレ含みます)






























































異能者の家系に生まれながら見鬼の才を持た無かったため、異能が無いと父親にさえ失望されていたが、実は美世には異能が存在していた。


(小説版2巻より)

美世の従兄・鶴木新によると、美世の異能は夢見の力と呼ばれるもので、薄刃家の異能の中でも別格の力とされる。


夢見の力は、自身を含めたあらゆる人間の眠りの中に入り込み、夢を操ることができる。相手の精神を操作し、洗脳も可能。更に実力次第では、夢の中で過去・現在・未来の全てを見通すことができるとされ、帝の天啓をも凌駕する、異能の中でも最強の力とされる。

薄刃家の女性にのみ発現する異能であり、夢見の異能者の母親は必ず精神感応(テレパシー)の異能を持つ。

夢見の力を持つ異能者は「夢見の巫女」とも呼ばれ、巫女の格好をさせる習慣がある。

薄刃の一族の中には夢見の巫女を神同然に崇める者もいる。

薄刃家の掟の中に、夢見の力の異能者が現れたなら彼女を一族全員で守り支えるべしというものがあり、代々一族の中から選ばれた異能者がつきっきりで世話をし、命を懸けて守る役を担った歴史がある。


見鬼の才が無いことについて、薄刃家の異能者には見鬼の才が無い異能者が生まれることは普通のことで、そもそも薄刃の異能は人心に影響するという所謂人間を相手にする異能であり、その為には異形を見る必要が無いためである。



美世の異能が斎森家にもバレなかったのは、もともと薄刃家が同胞の異能者を余所の家に出さない程徹底した秘密主義であったこと、そして何より美世の実母・澄美が悪意ある人間に美世の異能を利用されることを恐れ、封印したため。



小説版1巻・2巻で斎森家を離れた後に美世が度々悪夢を見てうなされる描写があるが、これは美世の異能が無意識に暴走したためと小説版2巻で判明する。そして異能が暴走した理由は、封印自体が術者の死と経年により劣化、更に美世が斎森家を離れたために封印が弱まり消失したからと義浪は分析している。

(小説版1巻で美世が燃え尽きた桜の切株に触れた時、電流が走ったような感触を受けている。この時に封印が解けたと思われる描写がある)



・小説版2巻では(新のサポート付きだが)清霞を助ける為に清霞の夢の中へ入り、異能を初めて用いて救助する。


・小説版3巻では、新からは美世の異能について異能が封印されていた期間が長く、それまで異能を使用する訓練を受けていないことや薄刃家の異能そのものが大変危険なものであることから、絶対にひとりでの判断で故意に異能を使ってはいけないと釘を刺されていた。

清霞の両親の住む別邸のある村を訪れた時、意識を失った村人を助けたいと自分の意思で異能を使用(修行の成果や新のサポートもあり)村人の意識を取り戻した。

異能に目覚めたばかりのせいか、美世が異能を使用すると体調不良になるようだが(一時的なものだったのか、異能を使用することによる反動か)しばらくすると回復している。




余談


精神感応の異能を持って生まれた澄美は、幼少の頃から夢見の力を持つ異能者を産むことを期待されていた。また薄刃家の異能の危険性も十分理解していた。もし娘が夢見の力を持っていたことを外部に知られたらどんな扱いを受けるかは安易に予想出来た為(情報漏洩を恐れ)父親の真一にもすぐに伝えることはしなかった様子。

これは私利私欲にまみれた連中から娘を守る為に行ったことであったが、真一は澄美の言葉の意味を理解せず美世には異能が無いと思い込んだ為、美世は斎森家で惨めな日々を過ごす羽目になり、本来の澄美の思惑とは異なる悪い方向に向かってしまった。小説版3巻で久堂芙由曰く「(斎森真一を指して)当主の頭もいかにも悪そう」という評価も(芙由の高慢な性格を差し引いても)あながち間違いではないかもしれない。

もし斎森家が美世の異能を正しく理解していれば、斎森家が(事実上)没落することは無かったかもしれない。斎森家が没落したのは美世のせいではなく当主の至らなさが直接の原因と言えるだろう。

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