概要
『ドラゴンクエストモンスターズ』で初登場したDQMオリジナルモンスター。
それまでのDQシリーズでは植物系モンスターは小型の雑魚~中ボス程度の扱いを
されることが多く、今ひとつぱっとしない種族だった所に登場した植物系の強モンスター。
見た目は多肉植物のようなイボイボの胴体に口が付いており、長い舌と触手を操って戦う…と
少々グロテスクなものの、前述のように「強い植物モンスター」という
扱いが斬新だった事からDQMシリーズでの人気は高く、にじくじゃくと共に本家シリーズに逆輸入された。
なお、ローズバトラーの配色は設定画では胴体が赤で触手は緑色なのだが、
DQM1ではGB版がある都合上全身真っ赤にされていたり、DQ7では本体が紫でツルがピンク色っぽいカラーにされていたりする。
そのせいか、後発のスピンオフ作品でも色があまり統一されていない。
ちなみにリメイク版の解説文では「花言葉はからみつく情熱」らしい。
DQMでは植物系×????系の配合でしか誕生しない、半隠しモンスター的な扱い。
れんぞくこうげき、やいばのぼうぎょ、やみのはどうなどを覚えるほか、能力値的にも
高水準で植物系最強格の名に恥じない活躍をしてくれる。
その後、『ドラゴンクエストⅦ』に逆輸入されて登場。
上記のように本来の色をヘルバオムに取られたためカラーが変更されている。
ラリホー・猛毒の霧・やけつくいきといった状態異常を多用するほか、
HPもそこそこ高いのでいやらしい敵。植物の癖に現代のエンゴウ周辺や火山に出現する
…が、耐性は決して高くなく様々な属性がほぼ素通しになっている不思議なやつ。
モンスター職としても登場しており、ゲーム中唯一マダンテとあやしいきりを覚える職となっている。
心のドロップ率が低いため、現物入手からの一発転職は非常にキツイが
心をボロボロ落とすはなカワセミ系+カジノのラッキーパネルでボロボロ出るいどまじん系という
比較的お手軽な条件で転職できるため、こちらから転職したほうが早いだろう。
ステータス補正は非常に攻撃的で、力と素早さがよく伸び逆に耐久面はやや下がる。
職業特性は無いものの、覚える特技は上記の癖の強い2つ以外は非常に実用的なものが揃う。
同じような立場のにじくじゃく系モンスターはDQ7の後他ナンバリングにも登場しているが、
ローズバトラー系はDQ7の一作のみにしか登場していない。
ローズバトラー系のモンスター
エビルプラント
邪悪に染まった植物のモンスター。配色はローズバトラーに水色や緑が入り混じった姿だが、3DS版では黒や黄色が入り混じった姿になっている。
使用技はローズバトラーとほぼ同じだが、ラリホーがラリホーマにグレードアップしている。
ヘルバオム
動物や人間を養分にして生き続ける危険な巨大植物で、ルーメンの第二の災厄の元凶であるボスモンスターの一種。ルーメン東の丘に住み着いており、触手のような根っこを使って人々を補食し住民たちから恐れられていた。
ところが、やみのドラゴンが辺り一帯を封印したことによって、光を奪われて枯れてしまっていた。
その後主人公達がやみのドラゴンを倒したことによって封印が解かれ町に光が戻ったあと、生気を取り戻し復活し再びルーメンの町を脅かした。
戦闘ではヘルバオムのねっこ2体と共に戦い、甘い息・猛毒の霧・まぶしい光・マホトーンといった状態異常系の攻撃を使ってくる。
撃破後は全ての力を使い果たし、完全に色が失われたような外観で朽ち果てる。
『ドラゴンクエストスーパーライト』にもヘルバオムのねっこと共に登場。
ローズバトラーと共に登場する都合からか、イバラの色が濃くなっている。
ベロバーラ
スライムもりもりドラゴンクエスト2に登場するボス。しっぽ団の一員で、三大しっぽ兵という幹部の1匹。
魔王発掘現場で戦うことになるが、下画面には舌しか写らないほどの巨体を誇る。
舌に触れた物を何でも飲み込んでしまい、体力が半分になると根っこを伸ばして攻撃してくる。一緒に出現するサボテンボールを飲み込ませる事でダメージを与える事ができるが、サボテンボールが飛び上がり攻撃したり、根っこ攻撃にサボテンボールぁ巻き込まれたりして舌にくっついて自滅する事もある。