概要
古くから東アフリカのケニア・ナンディ地方で伝承される熊のようなUMA。
現地の言葉ではチミセット(悪魔)やゲテイト(脳食らい)とも呼ばれている。
伝承では夜に現れ、犠牲者の頭部をたたき割って脳髄を喰らう、とても大きな獣人であるとされるが、20世紀になりイギリスの探検家から目撃証言が報告された。
報告によると頭部は耳が小さく鼻面が長い動物で、前足が後ろ足に比べると長く普段は四足歩行であるが、獲物を狩るときには立ち上がるという。
さらに木にも登るという、よく知られている熊そのものの描写であったが、アフリカ大陸には生息しないため未確認生物として扱われるようになった。(19世紀頃まで北アフリカのアトラス山脈にはヒグマはいたらしい)
なおアフリカにも生息していた奇蹄類である古生物カリコテリウムや、未知の大型ハイエナが正体であると考察されている。
その一方で、食性や生息環境の変化から、これらの説を疑問視し、ナンディベアとは実在しない幻獣に過ぎないという意見も強い。