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概要

古くから東アフリカのケニア・ナンディ地方で伝承されるのようなUMA。

現地の言葉ではチミセット悪魔)やゲテイト(脳食らい)とも呼ばれている。

伝承では夜に現れ、犠牲者の頭部をたたき割って脳髄を喰らう、3mほどもある獣人であるとされるが、20世紀になりイギリスの探検家などから目撃事例が報告されるようになった。

報告によると耳が大変小さく鼻面が長い上記のような巨大な動物で、前足が後ろ足に比べると長く普段は四足歩行であるが、獲物を捕らえるときには鉤爪のある手を構え立ち上がるとされる。

さらに木にも登ることもあるといわれる、よく知られている熊そのものの描写であったが、現在のアフリカ大陸にはクマ科の動物は生息していないため未確認生物として扱われるようになった。(19世紀頃までは北アフリカのアトラス山脈にはヒグマがいたが絶滅したといわれる)

そのため、かつてアフリカにも生息していた、ゴリラのようにナックルウォーキングで歩いたとされる奇蹄目の古生物カリコテリウムや、未知の大型ハイエナが正体であるのではないかと考察されている。

その一方で、食性や生息環境の変化から、これらの説を疑問視し、ナンディ・ベアとは実在しない幻獣に過ぎないという意見も強い。

創作での扱い

イギリスで80年代に発売されたゲームブックおよびTRPGのシリーズ。ゲーム内のファンタジー世界「タイタン」に登場するモンスターとして、ナンディ・ベアも登場する。

モンスターとしての特徴は「丘陵や岩場の洞窟に潜む熊のモンスター。熊と類人猿の混血のような姿をしており、足の肉球で足音を出す事無く、獲物に背後から忍び寄り襲撃する。人間、特にその脳を食らう事を好む。繁殖以外では常に単体で生活する」と、UMAのそれを落とし込んでいる。

ゲームブックにも23巻『仮面の破壊者』に登場する。

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UMA  アフリカ

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