ピクシブ百科事典

タイタン(ファイティングファンタジー)

たいたん

「タイタン」とは、スティーブ・ジャクソン(英)とイアン・リビングストンにより創始されたゲームブック、またはロールプレイングゲーム、「ファイティングファンタジー」の、舞台となるファンタジー世界である。
目次[非表示]
  • 1 概要
  • 2 創世の神話
  • 3 タイタンの星座
  • 4 タイタン各地
  • 4.1 アランシア
  • 4.1.1 ポート・ブラックサンド
  • 4.1.2 火吹山
  • 4.1.3 ファング
  • 4.1.4 ストーンブリッジ
  • 4.1.5 ダークウッドの森
  • 4.1.6 柳谷
  • 4.1.7 混沌の要塞
  • 4.1.8 火山島
  • 4.1.9 ファングセイン
  • 4.1.10 ヴィモーナ
  • 4.1.11 カラメール
  • 4.2 旧世界
  • 4.2.1 アナランド
  • 4.2.2 シャムタンティ
  • 4.2.3 カーレ
  • 4.2.4 バクランド
  • 4.2.5 ザメン高地
  • 4.2.6 ガランタリア
  • 4.3 クール
  • 4.3.1 ニューバーグ
  • 4.3.2 サソリ沼
  • 4.3.3 アリオン
  • 4.3.4 八幡国
  • 4.3.5 内海
  • 5 善と悪の代表者
  • 5.1 善の代表者
  • 5.1.1 ゲレス・ヤズトロモ
  • 5.1.2 アラコール・ニカデマス
  • 5.1.3 癒し手
  • 5.1.4 聖人コレタス
  • 5.1.5 魔女フェネストラ
  • 5.1.6 草原のディタインタ
  • 5.2 悪の代表者
  • 5.2.1 オルドラン・ザゴール
  • 5.2.2 バルサス・ダイア
  • 5.2.3 ザラダン・マー
  • 5.2.4 ラザック
  • 5.2.5 マルボルダス
  • 5.2.6 シャリーラ
  • 5.2.7 マンパンの大魔王
  • 5.2.8 ヴァレック・アズール卿
  • 5.3 中立の代表者
  • 5.3.1 謎かけ盗賊(リドリング・リーバー)
  • 5.3.2 喉斬り道化師(ジャギュレイティング・ジャグラー)
  • 6 タイタンの種族
  • 6.1 エルフ
  • 6.1.1 森エルフ(ウッドエルフ)
  • 6.1.2 山エルフ(マウンテンエルフ)
  • 6.1.3 闇エルフ(ダークエルフ)
  • 6.1.4 黒エルフ(ブラックエルフ)
  • 6.1.5 氷原エルフ(アイスエルフ)
  • 6.1.6 海エルフ(シーエルフ)
  • 6.1.7 密林エルフ(ジャングルエルフ)
  • 6.1.8 砂漠エルフ(デザートエルフ)
  • 6.1.9 半エルフ(ハーフエルフ)
  • 6.1.10 野生エルフ(ワイルドエルフ)
  • 6.2 ドワーフ
  • 6.3 オーク
  • 6.3.1 ブラッドオーク
  • 6.3.2 ピグミー・オーク
  • 6.3.3 沼オーク
  • 6.3.4 人(マン)オーク
  • 6.4 ゴブリン
  • 6.4.1 沼ゴブリン
  • 6.5 ホブゴブリン
  • 6.6 ガーク
  • 6.7 ブラックハート
  • 6.8 トロール
  • 6.8.1 ケイブ(洞窟)トロール
  • 6.8.2 シー(海)トロール
  • 6.8.3 (一般)トロール
  • 6.8.4 ヒル(丘)トロール
  • 6.8.5 ハーフ(半)トロール
  • 6.8.6 双頭トロール
  • 6.9 オーガー(鬼)
  • 6.9.1 ハーフ(半)オーガー
  • 6.9.2 シー(海)オーガー
  • 6.10 ドラガー
  • 7 タイタンの住民たち
  • 7.1 赤速(あかはや)
  • 7.2 秦皮(とねりこ)
  • 7.3 スタブ
  • 7.4 ビッグレッグ
  • 7.5 トランブル
  • 7.6 ボーリー
  • 7.7 シム
  • 7.8 プームチャッカー
  • 7.9 セレイター
  • 7.10 グリムズレイド
  • 7.11 「あるじ」たち
  • 7.12 モルガーナ
  • 7.13 アイフォー・ティーニン
  • 7.14 へヴァー
  • 7.15 クイン
  • 7.16 スロム
  • 7.17 「決死行」の参加者
  • 7.18 ナッガマンテ
  • 概要

    「タイタン」とは「ファイティングファンタジー」シリーズの多くで舞台となっているファンタジー世界。
     神々が魔法の土塊より、世界と生物を作り出し、混沌と戦い、「時」が放たれて寿命と死がもたらされた……という創世の神話が伝わっている。

     神話における、神々と混沌の最初の戦いが終わり、高度な魔法文明が繁栄したが、その後に勃発した魔法大戦により文明は崩壊し後退。
     現在は世界中で、混沌と悪徳がのさばる、過酷で危険な世界になっている。
    「アランシア」、「旧世界」、「クール」の3大陸から成り立っている。

    創世の神話

     かつて神々は永遠で、退屈していた。ある日神々は、自分たちの庭園に、命を持つ巨大な土塊を発見。主神タイタンはこれを半分にして、片方を球にして神々の宮殿の中心に置き、もう片方を神々に少しづつ分け与えた。
     土を貰った上位神、そして下位神に至るまでが、山や海、川、木々や草花、動物たち。タイタンの球の上に、世界と自然に存在するあらゆるものを、土を用いて作り出し、置いた。
     こうして作り出されたこの世界を、主神の名を取り「タイタン」と命名した。
     これに参加しなかったのは、暗き神々。しかし彼らも、土を少し盗んでいた。

     ある日、これを見た運と偶然の神ロガーンは、自分の取り分を要求。貰った分から在る生き物を作り、自分の体の一部を入れ、『人間』と命名した。
     ほとんどの神々はこれに抵抗感を示したが、主神タイタンを含むいくつかの神々はこれを真似た。主神タイタンは巨人を、大地の女神スロッフはドワーフを、植物と自然の女神ガラナはエルフを作り、タイタンに置いた。
     昼は太陽の女神グランタンカがタイタンを回って照らし、夜は月の女神ルナールが照る。嵐の神スークや風の神パンガラの息吹が飛び、平和な世界となってタイタンは神々を楽しませていた。

     しかしある日。ルナールが捕らえられ暗黒の夜が。
     そして暗き神々が作った、様々な怪物たち……彼らの邪悪な心に染まった混沌の軍勢が、世に放たれたのだ。

     次の日、タイタンら主神がこれを見て驚愕しているところ、暗き神々がやってきて対峙した。先頭には、袋を持った「死」。続いて、その兄弟「疫病」「腐敗」。そしてその他数々の下位神や半神たち。
    「死」は、怪物が跋扈しているタイタン世界を見せた。そして袋の中のロガーンを放り出し、
    遠くの異世界に行った彼の神が、『時』を見つけたと告げる。
     再び袋をひっくり返すと、ロガーンに続き、気味の悪い姿が出て来た。それは常に変化していたのだ。
    「死」の神は、これの名を告げた。これこそが『時』だと。
    「死」の神は更に告げる。この「時」が解き放たれれば、永遠は無くなり、神ですら自分の力……「死」から免れられない。
     そうされたくなくば、このタイタンの所有権をよこせと要求。神々はそれを断り、こうして神々による「最初の戦い」が始まる事に。

     両者は十分に準備を整え、タイタンにて激突した。戦いは激しさを極め、双方とも深く傷ついた。
     そして、最後には神々が放った稲妻の一撃が、混沌の軍勢と、「時」そのものを貫き破壊。神々の勝利となった。
     敗北した暗き神々を殺そうとした主神タイタンだが、それを行ったら相手と同様になると止められ、「虚空」へ追放するに留まった。
     が、勝利の代償は大きく、人間をはじめとした多くの種族は傷つき、数を減らし、タイタンの自然そのものも大きく傷ついてしまった。
     なにより、タイタンに混沌と「時」をもたらしてしまった。ばらばらに飛び散った「時」は、タイタン世界に定命をもたらした。生まれたら年を取り、寿命で死んでいく運命を全ての生物に与えたのだ。

     そして、神話の時代から幾年が過ぎ。人間、およびすべての種族が文明を築いたのち。
     世界各地に眠っていた、暗き神々の残滓、「混沌」の軍勢がよみがえり、古代におけるあらたな伝説……魔法大戦が勃発する事になる。

     現在も神々は、タイタンを見下ろし見守っている。
     しかし彼らは、その手を直接下す事はできない。ゆえに、冒険者や英雄という気に入りの存在を駒として、世界の脅威に向かわせる事しかできない。
     言うなればタイタン世界は、巨大な遊戯盤。そして英雄や善の勢力も、混沌とその死の軍勢、悪の勢力も、その盤上を行く駒にすぎない。
     現在もこの盤上の戦いは続いており、善悪両者の勝負はつかない。均等化を保つため、善悪両方に味方し、戦場を引っ掻き回す中立勢すら存在するので、勝負の行方はいまだ不透明。
     故に、この遊戯は戦いの幻想と呼ばれるのだ。

    タイタンの星座

     タイタンの夜空には、当然ながら無数の星が瞬いている。そしてその星空には、「最初の戦い」の際に、それぞれの陣営に属していた英雄、動物、怪物の星座が、タイタンの大地を見下ろしている。
    :北天
    鷹将(ホークロード)座(善側)
    怪像(ガーゴイル)座(混沌側)
    ドワーフ王座(善側)
    竜王(キラニラックス)座(善側)
    狩人座(善側)
    鯨座(善側)
    巨獣(ベヒモス)座(混沌側)
    獅子王(ロガール)座(善側)

    :南天
    蜘蛛王(アーハロゲン)座(混沌側)
    ベールの魔術師座(善側)
    海妖座(混沌側)
    蜥蜴(バジリスク)座(混沌側)
    オークの将座(混沌側)
    死の使い座(混沌側)
    最後の角笛を吹く者座(善側)
    人馬(ケンタウロス)座(善側)
    角蛇(ジアルガ)座(混沌側)
    魔蠍獅(マンティコア)座(混沌側)
    エルフの王子座(善側)

    タイタン各地

    アランシア

     比較的平均的な土地。古代エルフ語で「騒乱の平地」を意味する。
     大陸全体の名前になっているが、本来は一部の土地……北は氷結大地、南はどくろ砂漠の北縁の土地を表す名前に過ぎなかった。
     ポート・ブラックサンドをはじめとした、有名な都市や土地、場所が多く存在し、冒険者が名を上げるにはもってこいだが、同時にそれだけ危険が待ち受けている場所でもある。

    ポート・ブラックサンド

    「盗賊都市」「真夜中の盗賊」などの舞台。冷酷なる海賊、ヴァレック・アズール卿が恐怖で治めている悪徳の町。通行証が無ければ、町中での商売どころか、町への出入りすらも出来ない。
     かつては太古の魔法大戦により破壊された都市だったが、その上に建造された。海賊やこそ泥、追いはぎ、盗賊などが集まりしのぎを削っており、別名「盗賊都市」と呼ばれている。
     アズール卿の恐怖政治と、トロールの衛兵などで統治され、皮肉にも近隣の都市に比べ経済的に最も繁栄している。

    火吹山

    「火吹山の魔法使い」の舞台。
     名前の由来は、山頂部に赤色の「眠り草」が茂っており、そのために遠目にみれば「火を吹く山」のように見えるため。
     この山中には、ドワーフによって掘られた広大な地下迷宮が存在し、ゴブリンやオークなどを引き連れた悪の魔法使い・ザゴールが、その最深部に住んでいる。

    ファング

    「死のワナの地下迷宮」などで有名な都市。比較的小規模だが、ここを治めるサカムビット公の発案した「迷宮探検競技」こと「決死行」というイベントが有名。
     参加者は、数々の罠を仕掛けた地下迷宮に入り込み、内部を探検し、手掛かりを得て、出口に辿り着かねばならない。成功すれば、大金と近隣の土地の永久統治権などが与えられる。しかし毎年、落命する者の方が多い。

    ストーンブリッジ

    「運命の森」などに登場。ダークウッドの森近くに存在する、ドワーフの町。魔法のハンマーを所有するドワーフ王・ジリブランによって納められている。

    ダークウッドの森

    「運命の森」の舞台。広大な森林で、内部には数々のモンスターが徘徊する危険な場所。この森の端には、善の魔法使いであるヤズトロモが住む塔が立っている。
     また、この近隣の地下には、邪悪な種族・闇エルフの地下都市が存在する。

    柳谷

    「バルサスの要塞」の舞台。太古の知識を蓄えた古代都市サラモリスのある場所。人々は友好的だが、領主は周辺地域にオークやゴブリンなどをはびこるにまかせた手ぬるさでも有名である。

    混沌の要塞

    「バルサスの要塞」の舞台。サラモリス近く、ぎざ岩高地に存在する要塞。悪の魔術師であるダイア一家の居住地で、クラゲン・ダイアの息子、バルサス・ダイアが、父親を刺殺し手に入れた。

    火山島

    「トカゲ王の島」の舞台。ポート・ブラックサンドの西に広がる海岸線を南下した、どくろ海岸に近い場所にある火山島。
     トカゲ兵団、および寄生生物ゴンチョンを頭部に頂いたトカゲ王が、この島を占拠し、原住民を奴隷化している。島には強力な力を有する祈祷師も住んでおり、試練を受けて合格すれば、助言をもらえる。

    ファングセイン

     ドワーフの聖地。ドワーフ王・ナムルキムにより統治されている。山頂が黄金に輝く山の内部に、巨大な地下都市が形成されており、内部に数多くのドワーフの民が生活している。
     また、この地の金属精錬技術はドワーフの手によるものなだけあり、非常に頑丈で良質。この地で採れ、鍛えられた『ファングセイン鋼』の武器や防具は、最高級の品質を誇り、各地の戦士や騎士には垂涎の的になっている。

    ヴィモーナ

    「最期の戦士」の舞台。湿原帯の近くに立っており、すぐ近くにはトカゲ兵の本拠地であり首都・シルアー・チャが存在している。そのため、恒常的にトカゲ兵団と戦っており、町自体が要塞化している。現在もトカゲ兵団の包囲戦が続いており、北上してアランシア全土へ兵士を進めようとするトカゲ兵団を、ヴィモーナは必死に止めている状況にある。

    カラメール

    「謎かけ盗賊(RPGシナリオ)」「奈落の帝王」の舞台。アランシアの南端に位置する港町で、統治者であるブルーストーン男爵は、謎かけ盗賊により殺害された。
     後に、奈落の帝王バイソスにも狙われる事になる。

    旧世界

     三つある大陸の一つ。比較的混沌による汚染と影響は少なく、安定した穏やかな土地ではあるが、危険なことには変わりない。
     かつてはこの地に足を踏み入れた開拓者たちは、皮肉にも「新世界」と名付けていた。現在は各地に王国が建立し、アランシアやクールに比べて洗練され文明化されている。
     ただし、アナランドの北側からザメン高地にいたるまでの土地、カーカバードは例外。この地は危険な蛮族やモンスターが徘徊し、悪党や盗賊も多く、土地自体も危険かつ混沌の汚染で異常な状況になっている。

    アナランド

    「ソーサリー」主人公の故郷。旧世界南東部に位置する。
     国自体は勤勉で誠実な人々が住む、快適な国。国境が巨大な壁により囲われているが、三か所が未完成の状態である。
     かつては国外から来る蛮族の襲撃に悩まされており、国境そのものを巨大な壁で囲う「大塁壁」という計画を立て、これを実行した。
     結果、三か所が未完成な状態で経済破綻し、中止になった。が、大塁壁そのものは現在も国を守るのに役立っている。
     優れた呪文と呪文書が作られているが、呪文書の国外への持ち出しは厳禁とされている。大塁壁には、視力に優れた種族・サイトマスターたちが警備にあたり、敵の接近を見張っている。

    シャムタンティ

    「魔法使いの丘」の舞台。アナランドの北側大塁壁の向こう側に広がる、広大な丘陵地帯。クリスタンティ、カントパーニ、ダンパスといった地が広がっている。猛獣やモンスター、盗賊など、多くの危険が潜む地ではあるが、カーカバードにしてはまだ危険度はそれほど高くはない地でもある。丘陵地を越えた北端に、大きく東西にジャバジ川が横切っている。
     ジャバジ川を挟んだ向こう側が、バクランドになる。

    カーレ

    「城砦都市カーレ」の舞台。広大なジャバジ川を渡る事が出来る、唯一の場所でもある。ポート・ブラックサンドと並ぶ危険な街で、はるかに無秩序。都市には盗賊や悪漢がはびこり、住民たちは自分の身を守るために罠を仕掛けたが、それがかえって危険度を増す事に。

    バクランド

    「七匹の大蛇」の舞台。混沌と邪悪により影響を受けた土地であり、カーカバードの中心部。自然の作用が捻じ曲げられ、超自然的な力が昼夜を支配している。

    ザメン高地

    「王たちの冠」の舞台。ここの「マンパン」という地に、「大魔王」と呼ばれる強大な悪の指導者が、要塞を作り拠点にしている。ここからアナランドを、ひいては世界を脅かす軍勢を作り、侵攻しようと企んでいる。バードマンやライフスティーラー(殺生怪)といった、空を飛ぶ種族も多く住んでいる。また、シーサテュロスといった蛮族や、聖者コレタスなどがいるのもこの地である。

    ガランタリア

    「魔術師タンタロンの12の難題」の舞台。旧世界の北西部に存在する平和で豊かな国だが、様々な問題を抱えている。後にそれらの問題を解決した英雄が、次の統治者となった。

    クール

     魔法対戦の主戦場となった、最も荒廃した地域。アランシアでは、暗黒大陸と呼ぶ者もいる。
     周辺海域は荒れており、なおかつ巨大な海の怪物などが多く存在する。そのため、船によるアランシアや旧世界への行き来は容易ではない。さらに加えて、内陸では混沌の力により汚染されている場所も多く、アランシア以上に過酷で危険な場所である。
     一部の地域では、独自文明が築かれている。

    ニューバーグ

    「ナイトメアキャッスル」の舞台。
     クール南西部に存在する、城壁都市。かつてはこの場所で、邪悪な魔術師ザカーズと、三叉槍を武器とした英雄スカルロスとの戦いが行われていた。現在ザカーズは地下深く封印されたと言われている。

    サソリ沼

    「サソリ沼の迷路」の舞台。小路が迷路のように入り組んだ広大な沼地で、南東と北西のそれぞれの端に、フェンマージとウィロウベンドという町が存在する。フェンマージには、善と悪の魔術師、そして中立の魔法を商う商人とがいる。

    アリオン

    「仮面の破壊者」の舞台。クールの北東部に位置する町で、その領主は六角形の王の印が刻まれた兜を被っている。かつてはブレンダン・ブラッドアックスという英雄が、この地で混沌の種族「ブラックハート(闇エルフとオークの混血種)」と戦い、そのほとんどを滅ぼした。

    八幡国

    「サムライの剣」の舞台。戦士支配階級と、精神心情を組み合わせた、中世の日本的な独自の文化が形成されている。
     クールの最南東部、シオズイイ山脈により、クールの他の地域からは完全に遮断。土地自体は肥沃で天然資源に富んでいるため、ほとんどの住民はあえて周辺に向かおうとはしない。
     将軍が頂点に立ち、国全域を統治。各地の荘園にそれぞれ中小の貴族階級がそれを支えている。クールにしては比較的平穏な地域であるが、それでもこの地域独自の危険なモンスターは数多く存在する。

    内海

    「海賊船バンシー号」の舞台。クールの中央、最南端に存在する。
     内陸に広く広がった海域で、様々な国々が入り込み、交易も盛ん。そしてその分海賊も多い。地中海やアラビア風の文化が形成されている。
     タグ、ラガシュ、マラッド、キシュなど、数多くの都市国家がしのぎを削っている。

    善と悪の代表者

     タイタンには、善と悪の勢力が存在し、人間もまた同様に善悪どちらかの陣営に身を置き、それぞれで活躍している。

    善の代表者

    ゲレス・ヤズトロモ

     ダークウッドの森、ストーンブリッジ近くの塔に住む、善の魔法使い。
     柳谷のサラモリス、その司祭の息子として生まれた。ヨーレ大魔法学校にて、師匠の大魔術師・『月を追う者』ヴァ―ミスラックスの元で魔法を学ぶ。
     マジックアイテムを作り出し、それを売る副業を営んでおり、その収入で好物の砂糖菓子をいたるところから注文している。やや怒りっぽい所もあるが、善の大義にその身を捧げており、志を同じくする英雄や冒険者たちには協力を惜しまない。
     ストーンブリッジのドワーフ達は良き友人。ダークウッドの森のエルフたちも、彼の魔法に敬意を表し、彼の事を好いている。
     反対に、近くの地下都市の闇エルフたちは、彼の事を無害かつ取るに足らない愚か者と捕えている。ヤズトロモはそのおかげで、闇エルフや悪の勢力に目を光らせる事ができた。
     師匠の名を付けた喋るカラス・ヴァ―ミスラックスを使い魔とし、多くの鳥や動物が彼の目となり伝令となり、アランシア中の情報を仕入れている。

    アラコール・ニカデマス

     ポート・ブラックサンドの街中、「歌う橋」の橋の下の小屋に住む、善の魔法使い。
     ファングの大商人を父に持ち、ヤズトロモと同じくヨーレ大魔法学校のヴァ―ミスラックスの元で魔法を学んだ。
     学校卒業後には、アランシア各地に繰り出して数々の冒険行に赴いた。しかし一度、「死の呪文」により死にかけ、その後のべつまくなしに依頼される事に疲れ、ポート・ブラックサンドに引退生活に入ってしまう。
     ただしこれは、惚れ薬や害獣駆除などのくだらない依頼を避けるための防衛策でもあり、重要な案件に関しては協力を惜しまない。ヤズトロモとは同期の友人であり、鳥の伝令などで連絡を密に行っている。

    癒し手

     本名ペン・ティ・コーラ。氷指山脈の、ある洞窟に住む善の魔法使い。仮面を用いた治療・治癒専門の魔法を用いるため、癒し手の名前で通っている。
     故郷はアランシアの南、アランティス地方。彼の父は、アランティスの『大司祭の代書人の監視長のような立場』の人間、との事。
     ヤズトロモとニカデマスとともに、ヴァ―ミスラックスから魔法を学んだ。卒業後には南の地へと旅し、大地の女神の信者に。その後、仮面を用いた治療・治癒を専門とする魔法を学び、それを専門とするようになる。
     しかしある時、ニカデマスがかけられた「死の呪文」の呪いを解いた事から、逆に呪われてしまった。動くと痛みが走り、身体は醜くなってしまったため、彼は洞窟にこもるように。
     現在も彼は存命で、治療の助けが必要な者以外とは、人と会わないようにしている。

    聖人コレタス

     カーカバードのザメン地方にて、信仰する女神スロッフの教えを説く事で、人々を善の方向へと導いている盲目の聖人。
     視力は失われているが、その代わりに治療の力を授かっており、その力で病人の病気を吸い取り、治す事が可能。また、樫の木の槍に祝福を与え、強力な武器とする事もできる。
     かつては無知だが勇気のある若者で、マンパンの大魔王を倒すためにその砦に乗り込んでいた。仲間になるふりをして、隙を見て大魔王を殺す寸前までいったが、大魔王を守護していたデーモンの放ったファイアーボールを顔面に受け、その両目を潰されてしまう。
     その後、盲目のままで逃げ回り、黒エルフの魔女・フェネストラの治療を受けて助かる。
     更にその後で、スロッフの信者となり、戦う事以外で大魔王に抵抗し続けている。

    魔女フェネストラ

     カーカバードのバク平原、イルクララ湖近くのスナタの森に住む、黒エルフの魔法使い。
     黒エルフながら仲間たちに背を向け、自らの力を善の為に役立てている。
     以前、それなりに力のあった魔術師の父を、大魔王が召喚した七匹の大蛇の一匹、水の蛇に殺されてしまった。そのため、水の蛇に復讐するために、集められるだけの情報を集めている。
     現在、七匹の大蛇の一匹、陽の蛇を、苦手な水を用いて罠をしかけ、水晶玉に閉じ込めている。
     見知らぬ者に対しては用心深く、訪問者を招き入れる事もめったにない。そのため、彼女を味方にするなら誠意を見せないとならない。

    草原のディタインタ

     別名シャム。バク平原に時折姿を現す、女性の魔術師。贈り物をもらう事が好きである。
     背の高い中年女性だが、変身の呪文を用いて醜いノームのような姿に変身し、平原を徒歩で旅している。この変身は自身の正体を隠す以外にも、出会った者が『外見だけを見て判断するか否か』を見極めるためのものでもある。
     変身した姿で出会った相手が、敵か味方かと迷うのに対し、味方と思うなら何かよこせと要求する。
     相手が、このあつかましい要求を蹴って攻撃するような者ならば、即座に強力な魔法で反撃する。
     ただし、贈り物をくれるような気前の良い者には、変身を解き、正体を現す。そして善なる使命で旅する者には、有用な情報やアイテムをお礼にと贈ってくれる。
     大魔王の配下である「眠れぬラム」を足止めするためには、彼女の助けが必至である。

    悪の代表者

    オルドラン・ザゴール

    「火吹山の魔法使い」に登場。
     火吹山の地下迷宮に住まう悪の魔法使い。
     アランシアのフラットランドに住んでいた悪の大魔法使い、ヴォルゲラ・ダークストームより教えを受けた、三人の生徒のうちの一人。学べるだけ学んだ後、残る二人とともに師匠を殺して独立。デーモンが夢を通じて見せた導きにより火吹山を知り、オークとアンデッドの軍を引き連れて進撃した。
     迷宮を占拠していたドワーフたちを殺し、ドワーフがため込んだ財宝を手にして、自身が火吹山の君主として君臨している。

    バルサス・ダイア

    「バルサスの要塞」に登場。
     黒い塔、「混沌の要塞」に住まう悪の君主。逞しい身体つきをしており、見た目はまるで戦士。実際、戦士としても剣の腕前は一級品である。美しく、魔術も用いるルクレチアを妻にめとっている。
     ザゴールの同門で、ヴォルゲラをザゴールらとともに殺害した。後に自身の祖父が建て、父のクラゲン・ダイアが支配していた「混沌の要塞」を、父親を刺殺する事で強奪。オークやゴブリンをはじめとする混沌の種族を集め、最強の軍を組織。
     この邪悪の軍勢を率いて柳谷とサラモリスへ戦争を仕掛け、そこの民を虐殺する事で悪の神々への貢物にしようと企んでいる。

    ザラダン・マー

    「モンスター誕生」に登場。
     空を行く巨大なガレー船、「ガレーキープ」に乗り、強大かつ巨大な軍勢を率いてアランシアを、世界を支配しようと企む悪の魔法使い。
     ザゴールとバルサスの同門であり、三人まとめて「悪魔の三人」と後に呼ばれるようになる。出生ははっきりしないが、幼少時には三人の魔女「ドリーの三姉妹」に育てられた。その時に、生物をモンスターに変化させる魔法「マランハ」を学び身に付ける。
     ヴォルゲラに師事し、彼を惨殺した後に独立。後に、イエローストーン鉱山で金鉱を掘り当てて財力と権力を入手。邪悪の種族を集めて軍団を組織する。
     エルフの『魔法の煙』の噂を聞きつけ、それを入手せんと試みるが失敗。しかしガレーキープを発見した後、奪取してそこに司令部を置き、空からエルフの森を探索しようと企む。
     アランシアのエルフやドワーフ、各地方の軍や勢力と敵対しているのみならず、バルサスの軍勢とも敵対している。

    ラザック

    「甦る妖術使い」に登場。
     アンデッドを率いて世界征服を企んでいた妖術師(または邪術師)。現在は討たれ、石棺に死体を密封され安置されているはずだが、周囲に不穏な動きが起こっている。
     かつては大魔術師に師事。師匠は秩序と善に与していたが、ある時の授業で知った黒魔術に心惹かれ、独自に学ぶように。後に師匠の元から勝手に離れて、邪悪と混沌の魔法を極めていく。
     フラットランドの周辺に侵攻し始めたが、かつて自分が所有していた魔剣を、クルという戦士に発見され、それを用いられ殺された。が、殺される寸前。クルが骸骨のまま、永遠に生き延びる呪いをかけた。現在もクルの骸骨は、剣を見つけた湖で、剣とともに彷徨っているという。

    マルボルダス

    「恐怖の神殿」に登場。名前の意味はエルフ語で「闇の子供」の意味。
     本名はエーレン・ティンタセル。闇エルフ語で「嵐の子」を意味する。
     闇エルフに拾われ育てられた、人間の魔術師。成人するにあたり、最後の試練として「隠された数種の竜の飾り」を手に入れようとしている。
     かつては雪の中に捨てられていた人間の赤子だったが、闇エルフに拾われ、天からの贈り物とされて育てられる事に。
     闇エルフの邪悪な教えを学び、優秀な魔術師として成長。9歳の時に試練として、地上に出て森エルフの隠された町を発見し、闇の魔力による炎で壊滅させた。その時から森エルフたちの間で「マルボルダス」と呼ばれ、恐れられている。

    シャリーラ

    「雪の魔女の洞窟」に登場。
     氷指山脈の水晶洞窟と呼ばれる地下迷宮に座する、女性の魔術師。氷デーモンから啓示を受け、アランシアを雪で覆い尽くす事で、自分が支配しようと企んでいる。ゴブリンやオークのみならず、エルフやドワーフなども捕えて、逆らうと締まる首輪を付けさせて無理やり奴隷にしている。
     かつては、南の暖かい土地で生まれ育った女性。その地では、女性は魔術師になり魔術を学ぶ必要があった。その訓練の一環で、寒冷地に送られ過ごす試練を受けていた時に、氷デーモンに出会い宗旨替えをしてしまった。
     デーモンにより性格も捻じ曲げられた現在、吸血鬼と化して命と魂を啜り、氷の魔術に関し研究し続けている。

    マンパンの大魔王

    「ソーサリー」四部作に登場。
     カーカバードの北端、ザメン高地に要塞を築き、優れた統率力と指導力を与える「王たちの冠」をアナランドから盗んで、旧世界、ひいてはタイタンの全世界を支配しようと企んでいる。
     かつて戦い倒した、七頭のヒドラの首から「七匹の大蛇」という強力なしもべを作り、自分の使い魔にしている。
     出身や魔術の師匠などは一切が不明。20代後半の時にザメン高地に赴き、オークやゴブリン、トロールなどを集めて、マンパンの要塞を建造し始めた。現地のバードマンの一派と衝突し、争いながらも要塞は完成。以後、デーモンの召喚や盟約などで、力を蓄えていた。
     後にこの地に住む七頭の大蛇・ヒドラと遭遇し、苦戦しつつも辛勝。この怪物の力に感嘆した大魔王は、七つの首を切り落とし、死人使いの技を用いて、七匹の翼ある蛇として復活させた。そして、それぞれに旧世界の神々の名前と対応する力を授け、自らの使い魔として仕えさせている。

    ヴァレック・アズール卿

    「盗賊都市」「真夜中の盗賊」などに登場。
     ポート・ブラックサンドを恐怖と力で治める領主。
     30年近く支配しているが、その外見を晒す事はほぼ無く、わずかに公衆の前に現れる時も、黒いローブで身を包み、その姿を見た者はほぼゼロに近い。
     かつてはクールのアリオン市の、高貴な両親のもとに生まれた少年だったが、邪教集団の儀式に紛れ込み、成り行き上入信。その後に商船に乗り込み、襲撃してきた海賊に気に入られて給仕になる。
     その後、しばらく経過してから、海賊の長として現れる。いたるところを暴れ回り、数百人の手下とガレー船団を所有、富と権力も有するように。そして、かつてカーセポリスの名で知られていた廃墟都市の上に作られた、貧相な港町に注目。当時支配していた年老いた貴族、ヴァレンティス男爵からそれを奪い取り、支配してしまった。
     支配した後、都市を犯罪者や悪漢、邪悪なものどもの退避所として受け入れ、それらを力と恐怖、そして許可証システムなどの手練手管で支配。結果、かつて貧相だった港町は、巨大な都市へと成長。繁栄と彼の支配は現在も続き、悪名を轟かせている。

    中立の代表者

     タイタンには、善と悪のみならず、中立の勢力も存在する。
     数は少ないが、はっきりした目的を持つ『善』の勢力。
     数は多いが、無秩序な『悪と混沌』の勢力。
     そして、その中間にある『中立』の勢力。
     これには、どちらの側にも与さず、世の問題から遠ざかりたい者たちと、もう一つ。
    「善と悪を互いに相殺させ、二つの勢力を均等に保とう」とする者たちの、二通りが存在する。
     前者はただ、我関せずなだけで、神々も仲間も無く、哲学もほとんどない。ただ世の中に背を向けたいだけで、影響力はほとんどない。
     しかし後者は、世の中は善悪の天秤が均等かつ均等でなければ、存在しえないという思想を有している。そのため、善側が悪側に苦戦していれば、善側に味方して悪側の勢力を削ぐ事もある。当然、悪側が滅ぼされそうになると、善側へ攻撃し戦力を減らそうとする。
     時には、不利な側が反撃し勝たせる事で平衝を取り戻させるため、有利な方に味方し、さらに後押しするような事もする。
     この思想の中心は、策略の神、そして運と偶然の神でもあり、人間の創造者である神、ロガーンから来ている。

    謎かけ盗賊(リドリング・リーバー)

    「謎かけ盗賊(TRPGシナリオ)」「奈落の帝王」などに登場。
     ロガーンの従者であり名代。アランシア南部の密林など、各地にアジトを有しているといわれている。巨大な飛行船に乗り、善悪を均等化するべく世界中を回っている。
     だぶだぶの服を着こみ、道化師を思わせる姿の男だが、それが本性かどうかは定かではない。変装の名人で、どんな種族や性別の者にも変装する事が可能。行った先々に謎々、もしくは謎々めいた詩を残すのを好み、人々を惑わせる(謎かけ盗賊の名は、ここからきている)。人間離れした幸運に恵まれており、世界に混乱と均等とをもたらすためには、無限の力を持っているようにも見える。
     カラメール市の領主、ブルーストーン男爵を殺害し、追ってきた冒険者たちを利用して善悪の概念そのものを破壊しようと試みる。
     その後、カラメールが奈落の帝王ことバイソスとその軍勢に狙われた時。それに対抗する冒険者の窮地を救い、手助けをした。

    喉斬り道化師(ジャギュレイティング・ジャグラー)

    「凶兆の九星座」に登場。(プレイヤー)
     謎かけ盗賊同様に、世界の善悪の均等化のため、善悪両方に味方する冒険者。本人は「(善悪両方の)支配者をこけにする」という哲学で十分だとうそぶいている。
     道化服に身を包み、愛用の剣『舌』、同じく短剣『皮肉』を持つ。
     本業は道化師。しかし同時に、剣士と盗賊、暗殺の技も有しており、盗みと殺しの依頼も受ける。また、ロガーンより魔法の力『魔芸』も授かっており、魔術師の呪文よろしく使いこなす。善側からは情に流されず、大義のため冷徹な判断力を持つ密偵として、悪側からは野心を持たず金に忠実な内通者として、双方から依頼を受け、報酬と引き換えにそれらの仕事を請け負っている。

    タイタンの種族

     タイタンには、善悪両方に与する種族が存在する。
     善側はエルフ、ドワーフ。そして人間。その他、小人(ピクシー)、小鬼(スプライト)などの小さな種族が挙げられる。
     悪側は、オーク、ゴブリン、トロール、オーガー、蛇人ことカアス、トカゲ兵、闇エルフといったものが挙げられる。
     巨人は、その多くが野蛮かつ愚鈍だが、一部は太古の知識を蓄え、天候を操作できるものもいる。
     この項では、そういった種族について解説する。

    エルフ

     植物と自然の女神、ガラナによって創造された。美男美女で長命な種族。
     魔法と弓の技に長けており、一部を除きほぼ全てが善に与している。自然を愛し、長命ゆえに物事を静観し、性急に物事を決める事を好まない。
     森エルフ、山エルフは善に与するが、悪に身を捧げた闇エルフは全ての種族を憎悪し、隷属せんと企んでいる。黒エルフは闇エルフについて行けなかった一派の末裔で、世俗にまみれて生活。
     他にも、氷原エルフ、海エルフ、密林エルフ、砂漠エルフ、野生エルフと言った亜種が存在する。

    森エルフ(ウッドエルフ)

     もっともありふれたエルフ。大きな森には必ず存在する。自然を愛し、地下にこもるドワーフをあまり好いてないが、善のため勇敢に戦う点は敬服している。
     人間に対しては、野蛮な者は排除するが、理知的で礼儀正しければ協力を惜しまない。得意な武器は弓。接近戦ではショートソードを巧みに使う。強力な魔法で隠された、森の隠れ里に住んでいる。一部の森エルフには「夢の世界を行き来する」力を有しており、十分な魔力を有したら、魔王子イシュトラすらも魔界に退散させる事が出来る。

    山エルフ(マウンテンエルフ)

    山地に住む狩猟生活をするエルフ。森エルフに似ているが、背は低めであまり痩せていない。弓と狩猟刀を持ち、動物を必要最低限狩って糧食としている。樹上に小屋を作り住み、内気で平和を愛し、あまり他種族と関わりたがらない。

    闇エルフ(ダークエルフ)

    太古の戦争で、邪悪に染まったエルフ。地下においやられ、そこで邪悪な文明を作り出した。黒い肌と緑の目を持ち、やはり弓が得意。善の勢力や地上の種族、なにより森エルフを憎悪し、地上で発見した存在全てを略奪し殺戮する。
    彼らの首都たる地下都市「ティランデュイル・ケルサス」は、支配者階級のケリスリオン家、襲撃・略奪のキャムカーネイヤー家、採掘・金属精錬のミリスグロス家、食料関係のテサラス家の、四つの貴族が支配している。

    黒エルフ(ブラックエルフ)

    もとは闇エルフの一派だったが、闇エルフに付いて行けず離反した者たちの末裔。他のエルフ種と離れた場所で、都市部などで世俗に塗れ生活している。中には放浪者めいた隊商を組んだり、荒れ地でかつかつの生活をしていたりする。他のエルフには敵対的だが、それ以外は中立。しかし余所者を好まず、金目当てで攻撃する事も。弓の他、槍やシミターも得意。

    氷原エルフ(アイスエルフ)

    寒冷地に住む青白い肌のエルフ。氷と雪からほぼすべてのものを作り出せる。山エルフから分岐し進化したとされているが、あまり見かける事はなく、絶滅したと思われている。

    海エルフ(シーエルフ)

    人魚や海トロールなどと同じく、海に住むエルフ。海中の種族の中でも希少種。体色を変化させ、隠れる事が出来る。得意な武器は貝殻のダガーやスピア、海蛇の毒を塗ったクロスボウなど。陸のエルフとも交流があり、100年に一度の会合にも参加する(その際、用意された巨大な水槽に滞在する)。

    密林エルフ(ジャングルエルフ)

    南方の密林地帯のエルフ。森エルフに比べ逞しい身体つきで、腰布以外身に付けていない。ターザンのように蔓や蔦で木々を飛び回り、石のダガーや吹き矢を用いる。同地域の好戦的な種族を嫌う(首狩り族など)。オフィディオタウルスという動物の調教を最初に行ったエルフ族だと自負している。

    砂漠エルフ(デザートエルフ)

    別名、荒地エルフ(ウィルダーランドエルフ)。砂漠や荒野に住み、砂漠の過酷な環境を生き抜く服や装備を纏う。弓と剣が好みの武器。邪悪な蛇人カアスや野蛮な黒エルフなどと良く戦っている。砂漠の怪物を使い魔とし、ハマカイなどと親密な関係を築いている。

    半エルフ(ハーフエルフ)

    人間とエルフとの間にできた子孫。エルフからは機敏さ、知性、優雅さを、人間からはカリスマ性や親しみを受け継ぐ。時にはそれが邪悪につながる事もあるが、一般的には都市部などで医師や商人、墓荒らしなどの職につく。時には世俗を拒絶し同族で引きこもる事もある。

    野生エルフ(ワイルドエルフ)

    荒野で生活していくうち、オークに匹敵する野蛮な種族になってしまったエルフ。蛮族のように派手に飾り立て、弓を嫌い、肉食に。人間や他エルフをはじめとした他種族を憎悪し、問答無用に攻撃する。

    ドワーフ

     大地の女神、スロッフによって創造された種族。背は低いが頑強で、戦士として優秀。また、ほぼ全てが職人気質であり、金属加工や細工などの技術を有している。ドワーフの精錬した金属、およびドワーフが鍛え作り上げた武器は、頑丈かつ出来が良い事で有名。
     宝石や黄金を採掘し、それらを溜め込む事を生業としている。強い酒、煙草、そして英雄譚を好み、どの地でも他種族の英雄や冒険者と肩を並べ(時には自身が英雄や冒険者として)悪と戦い、英雄譚の材料となっている。好みの武器は、戦斧に戦鎚。
     アランシアのファングセインは、ドワーフの聖都。他の居住地には、人間と一緒に生活しているが、ダークウッドの森近くのストーンブリッジは、住民のほぼ全てがドワーフである。
     ただし、人間がそうであるように、ドワーフにも悪に転向している者はそれなりに存在する。代表的なものは、ストーンブリッジと敵対している町、マイルウォーター出身のドワーフ達。この町はストーンブリッジ同様にドワーフのみが生活しているが、この町のドワーフ達は他種族はもちろん、他の地のドワーフも敵視し排斥する、好戦的で破壊的な性向を有している。

    オーク

     悪の種族の代表格。タイタンのどこにでも存在し、あらゆる冒険者が最も頻繁に遭遇し、戦い、撃ち取るべき種族でもある。
     他者の苦痛を喜び、不潔かつおぞましい場所で生活しているのが普通。スタミナがあり、弱い者いじめを好むため、しばしば悪の軍勢(デーモンや悪の魔法使いなど)に参加し、兵士として善の勢力やその軍勢へと戦いを挑む。しかし根は臆病かつ自分勝手な生き物なので、不利になるとすぐに逃げだす。
     ひどい酒「グアーシュ」を作る事で有名。それ以前に鉄や石なども消化できる第二の胃を持つため、手でつかめ噛めるものならば、鉱物や泥など、何でも自分の食料にしてしまう(同族の死体も同様。ただし、アンデッドは口に合わないため食べない)。
     神話では、ドワーフの創造主である大地の女神スロッフに仕える、下位神(または半神)「ハシャク」が創造したとされている。

    ブラッドオーク

    オークの変異種で、角と背中にトゲを持ち、鋭い牙が口に生えそろっている。名前の由来は、武器が無くとも噛みつきなどで、血みどろの戦いを行う事から。

    ピグミー・オーク

    強盗と暗殺のために品種改良された、小柄なオーク。ゴブリンよりも小柄だが、その分敏捷性は優れており、邪悪な主に暗殺団や盗賊として雇われている事が多い。

    沼オーク

    別名湿地オーク。その名の通り沼地に住み、槍と粗末な矢で常に武装している。魚と沼地のキノコを常食。沼地の蛇は珍味として食す。同じ湿地帯に生息している、トカゲ兵の兵団に加わる事も多い。

    人(マン)オーク

     オークと人間の混血種。人間と似ているが醜く、人間とオーク両方から嫌われ迫害されている。そのために両者が居ない場所で寂しく生きている者が多い。

    ゴブリン

     オーク同様に、悪の種族の代表格。こちらもタイタンの各所に存在し、嫌というほどに遭遇し、戦わざるをえない種族である。
     オーク同様に、他者や他種族の苦痛を喜ぶ。荒野で原始的な生活を送る者もいるが、やはりオークと同じく悪と混沌の軍勢に加わり戦っている者も多い。
     通常のゴブリンは、大半が農業や狩猟、それにクズ拾いなどをして生活しているが、気晴らしに他種族の村や社会などを襲撃したり、旅人を襲撃したりする。また、あらゆる罠や機械仕掛けも好きで、それらを用い悪質な罠をしかける事も多い。そのため、ゴブリンの住居の洞窟には、多数の罠が仕掛けられ、ベテランの冒険者ですら二の足を踏む。
     軍隊に属しているゴブリンたちは、オークに比べると華奢で小柄なため、軽歩兵的な役割を振られる。その他、ブービートラップや破壊工作兵など、技術者として働く事もある。
     オークと混同される事も少なくないが、オークと異なり石や泥は食べない(食べるのは新鮮な肉や野菜。共食いもしない)、決して愚かではない(知的ではないがずる賢い)、木や石を崇拝しない(ただし、信心深くはあり、自身の神やトーテムは崇拝する)。

    沼ゴブリン

    沼地に住むゴブリンの一種。細身で鱗の皮膚と、手足に水かきを持つ。陸のゴブリンとは仲が悪いが、人間を嫌う事に変わりはない。

    ホブゴブリン

     ゴブリンとオークの混血種と思しき種族。人間と同じくらいの背と体格で、ゴブリン同様に他者や他種族の苦痛を好む。特にエルフを苦しめる事を好み、優雅で美しいもの全てに憎悪を抱いている。
     人里離れた場所で原始的な生活を送っている者もいるが、多くは邪悪や混沌の軍勢に参加している。

    ガーク

    ゴブリン族最大の種族。ゴブリンと巨人の交配種で、ホブゴブリン以上の体躯を持ち、一見すると大柄なゴブリンに見える。知能は低めだがオーガーやトロールに匹敵する力と戦闘力を有し、かっとなると見境が無くなる。きらきら光るものに目が無く、安ピカものを集めていたりする。

    ブラックハート

    オークとダークエルフの交配種。かつて英雄ブレンダン・ブラッドアックスに絶滅させられたと思われていたが、生き残りが存在する。オークの醜い顔とがっしりした体格、ダークエルフの背丈に弓の腕前を有している。普段は狩人として丘陵や森林の居住地に住むが、悪の軍勢に加わり、ブレンダンの子孫と戦いたいと願っている。

    トロール

     大型の醜い人型種族。オークと血縁関係にあり、いたるところに存在する。常に自分たちの好む、邪悪な行為に手を染めている。
     醜く愚かで乱暴、そして破壊的志向を有している。
     神話では、ハシャクによりオークより前に作られたが、あまりに愚かなためタイタンの暗部に捨てられたと伝わっている。
     妙なユーモアのセンスがあるものの、洗練されておらず、内容はくどく、表現は粗野である。

    ケイブ(洞窟)トロール

     トロールの中で最も原始的。社交性が無く、日中は洞窟や地下迷宮に潜む。棍棒やナイフを使うが、素手で鉤爪でも十分威力がある。人肉を食らい、光るアイテムを好み収集する。

    シー(海)トロール

     海だけでなく内陸の湖にも生息する。鱗の肌と手足の水かき、首筋のエラ、それら以外はケイブトロールと同じ。魚が主食だが、船を転覆させ人間も食らう。地上では呼吸できず、数分しか生きられない。人魚に嫌われており、縄張りに近づくと攻撃される。

    (一般)トロール

     いわゆる普通のトロール。かつては荒野で生活していたが、現在はほとんどが文明化し、町で生活したり、邪悪の軍勢に参加していたりする。粗野で気難しく、他種族がひどい傷を負うようなおふざけを好む。武器の好みは戦斧にウォーハンマー。

    ヒル(丘)トロール

    ドワーフと有史以前から争っているトロールの種族。好戦的で、旅人や丘陵の居住者の脅威。毛皮や皮の服を着て、槍や戦斧を好んで使う。丘の高地に村を作り、そこから谷へ、そしてドワーフや人間の居住地へ襲撃する。

    ハーフ(半)トロール

    人間とトロールの混成種。人間より大柄かつ、トロールにしては平均以上の知性を有する。肉体を活かした兵士や護衛などの職に就くが、権力のある地位に就ける者もいる。

    双頭トロール

    大柄で、混沌の力の影響で双頭になり、その肉体は尻尾や角や棘などの変異がある。知性はケイブトロールと同等の愚かさで、互いの頭同士で言い争う。その分強さは二倍で、与えるダメージも二倍。常に一体で、地下迷宮や荒野の洞窟に潜み、戦斧や石斧で獲物に襲い掛かる。

    オーガー(鬼)

     トロールに並ぶ、重量級の混沌側種族。平均的な身長は2m程度だが、あまりに無秩序な種族ゆえに、さらに1m程度大きい個体、または小さい個体がいても珍しくない。凶悪かつ残忍。大抵の人間では歯が立たないほど強い。
     神話では、ハシャクがタイタンに隠したオークたちの一部だったが、その場所が混沌の力が強い所だったため、その力を受け変異し成長。その結果生まれたものだとされている。そのせいか、形状と精神が同じオークは多数いるが、オーガーは全てが異なっている。
     また、弓やスリングといった(低能揃いのオークにとっては)複雑な武器や道具の訓練を受ければ、巧みに使いこなせる事が可能。

    ハーフ(半)オーガー

     人オーク同様、オーガーと人間との混成種。剛力だが醜い外見のため、人間からは嫌われ排斥されている。しかしカーレなど無法都市では剣闘士や傭兵、拷問人など、その力と技術とを活かした職に就いている者も多い。

    シー(海)オーガー

     海トロール同様に、海や水中に棲むオーガー。鱗の皮膚と手足のヒレ、水かきのついた力強い手足を持ち、目玉は飛び出している。魚の他、食べられる物は全て食べる。好物は海エルフ。

    ドラガー

    オークとトロールの交配種。2m近くの大柄な種族で、ぼさぼさのたてがみめいた長髪を持ち、誇らしげにお下げにして編み込んだりして装飾している。戦いの時にはトゲ付き鎧を着て前線に出るが、普段は鉱山で採掘に従事している。

    タイタンの住民たち

     当然ながら、タイタンには善悪問わず、様々な人物が存在している。
     それらをこの項にて紹介する。

    赤速(あかはや)

    「雪の魔女の洞窟」に登場した、森エルフの冒険者。
     雪の魔女シャリーラの洞窟にて、首輪をはめられ奴隷にされていた。とある冒険者に助け出され、以後脱出してからストーンブリッジに向かうまでパーティを組む。そっくりな容姿の兄、秦皮(とねりこ)がいる。

    秦皮(とねりこ)

    「雪の魔女の洞窟」に登場。森エルフ。
     赤速の兄で、赤速とよく似た容姿をしている。森で矢柄を削っている最中に、シャリーラの「死の呪文」に呪われた冒険者と出会い、その時に弟がシャリーラに捕らわれ奴隷にされていた事を知る。
     癒し手を探していた冒険者を、癒し手の住居である洞窟まで案内した。

    スタブ

    「雪の魔女の洞窟」に登場。ストーンブリッジのドワーフ。
     赤速とともに、シャリーラの洞窟で首輪をはめられ奴隷にされていた。助けてくれた冒険者と赤速とでパーティを組み、ストーンブリッジに戻る。その際、ドワーフの友人モーリがトロールに殺されているのを発見し、仇討にとトロールの集団に戦いを挑んだ。

    ビッグレッグ

    「運命の森」に登場。ストーンブリッジのドワーフ。
     王の持つ伝説のハンマーを奪われたため、その行方を追っていたが、襲われ矢を受けてしまう。死ぬ寸前、ある冒険者にハンマーの奪還を依頼する。

    トランブル

    「運命の森」に登場。ストーンブリッジと敵対している、マイルウォーターのドワーフ。鷹匠で、鷹を用いてハンマーを奪った張本人だが、森の中に落としてしまい途方に暮れた。好戦的な性格で、斧と盾とを持つ。

    ボーリー

    「甦る妖術使い」に登場。ストーンブリッジのドワーフで、ヤズトロモの知り合い。発明家であり、熱気球を作ってシム、およびラザックに挑戦する冒険者に協力した。

    シム

    「甦る妖術使い」に登場。
     混沌を狩る猟人を名乗る、口ひげを蓄えた人間の若者。エルフに勝るとも劣らぬ弓の達人で、ラザックを倒すために旅する冒険者と出会い、その冒険行に参加する。

    プームチャッカー

    「サソリ沼の迷路」に登場。中立の人間の商人。
     強力な魔法の品と呪文を金を出してしこたま買い集め、それらを商品にしている。自身を魔法使いと思わせているが、その理由は、扱っている商品と、周囲への影響力を鑑みての事。
     交易にて、サソリ沼を迂回する時間と手間を節約すべく、沼の地図を欲している。良くも悪くも商売の利益を第一に考えている。
     ゴブリンのメイドを雇っている。また、剣の腕も低くはない。

    セレイター

    「サソリ沼の迷路」に登場する善の魔法使い。小屋に住み、植物系の魔法が得意。近所の評判もいい。善なる魔法の触媒となる植物、「アンセリカ」の果実を欲している。人が良いためか、会話しているといつの間にか隠し事も伝えてしまう。

    グリムズレイド

    「サソリ沼の迷路」に登場する悪の魔法使い。塔に住む。知識と魔法の珍しい品のコレクター。沼に住む魔法使いの集団「あるじ」の護符を欲する。他者を信用せず、金払いもケチる。
     置いてあるゴブリンの像を即座に動かし、自身のために戦わせる事が可能。また、デーモンを即座に呼び出す事もできる。
     強力なマジックアイテムを多数所有しており、自身も魔法の剣を所有し、使う事がある。

    「あるじ」たち

    「サソリ沼の迷路」に登場する魔法使いの集団。善・悪・中立の三つに別れ、動植物を司り、自然に関連ある魔法を用いる。それぞれが司る動植物を模した護符を持ち、それが魔力の源。庭園・鳥が善、狼・蛙が中立、蜘蛛が悪。

    モルガーナ

    「仮面の破壊者」に登場。クールの北に潜む悪の魔女。事象を司る12の魔法の仮面を作り、それを12のゴーレムに被せ、世界征服を企んだ。

    アイフォー・ティーニン

    「仮面の破壊者」に登場する、アリオン市の領主の友人である魔法使い。領主とは対等の立場であり、魔法を用いて統治のサポートを行う。モルガーナの陰謀を暴き、討伐するように領主に進言する。

    へヴァー

    「仮面の破壊者」に登場。アリオン市の北に存在する、枯葉の谷の領主。自身の城の宴に、ドワーフや鳥男や巨人などを呼び、ともに杯を交わす豪放磊落な男。どのような悪の存在も怯えさせるという、悪魔ヤッチャーの角から作った『へヴァーの角笛』の持ち主。

    クイン

    「運命の森」に登場する男。筋肉隆々で、森の中の自宅で、力比べする事を生業にしている。その姿に違わぬ怪力の持ち主で、腕相撲に勝てばアイテムをくれる。

    スロム

    「死のワナの地下迷宮」に登場するバーバリアン。「決死行」に参加した参加者の一人で、隻眼。斧を武器に持つ。牡牛のように力強く、戦いやサバイバルに関しては有能で頼りになる。半面、書物などは軽んじている。兄のクロムも同じく参加したが、兄弟ともども迷宮の罠により没する。

    「決死行」の参加者

    「死のワナの地下迷宮」に登場した、6人の挑戦者。人間の冒険者(プレイヤー)の他は、以下の五人。
    クロムとスロムのバーバリアン兄弟(戦斧を武器に持つ)
    女戦士(金髪で、妖精のような容姿。猫を思わせる緑色の目をしている。十字帯を締め、数本の短剣を持つ)。
    騎士(プレートアーマーで身を包み、剣と盾を装備)
    忍者(黒装束で、暗殺具や刀剣を装備)
    「迷宮探検競技」に登場した挑戦者5人は、カーナス卿の名代である人間の奴隷戦士(プレイヤー)の他は、以下の4人。
    カオスチャンピオン(全身をスパイク付のプレートアーマーで固め、メイスで武装)。
    ドワーフの貴族
    エルフの王子
    東洋の戦士(侍。鎧に身を固め、刀を装備)

    ナッガマンテ

    「ソーサリー」4巻「王たちの冠」に登場する、マンパン砦の拷問官。
     片目のオーガーで、その醜さは「ミルクすら酸っぱくなり、トロールですら気分が悪くなる」ほど。しかし仕事に関しては有能かつ芸術的(病的かつ堕落した芸術だが)。
     タイタンの拷問係の間では有名で、「ナッガマンテの血錆付き親指ねじり器」「オーガーの絞め金具」を誓いの言葉にしているほど。
     また、著作「ナッガマンテの拷問の書」は、文章はひどいものの、タイタンの拷問係にとっては長く聖典として読み継がれてきた。
     得意の武器は鞭。数m先のブヨの牙を、鞭を振るい抜く事が出来る。
     記憶に残る拷問は、マンパンに赴任してすぐ、金目のものを盗んだ蛮族クラッタマンに対し行ったもの。太い針を突き刺し骨を削り、瞼の裏にガラス粉を刷り込み、アキレス腱を切った(針を刺した時点で口を割ったが、楽しむためあえて無視していた)。
     自身の仕事にプライドを持ち、拷問室は常に整頓している。その点を敬意とともに賛美した相手には、プライドをくすぐられ、ついぞ情報を漏らしてしまう。

    関連記事

    親記事

    ファイティングファンタジー ふぁいてぃんぐふぁんたじー

    兄弟記事

    コメント