概要
「機甲創世記モスピーダ」に登場する可変戦闘機で、ロボット兵器としての性格も併せ持つ。
モスピーダなどのアーマーサイクルをコクピットに収納する。
「超時空要塞マクロス」シリーズに登場する可変戦闘機「バルキリー」と同様に、3タイプに変形するのが特徴。なおアーモソルジャー形態の全高は10mほどで、バルキリーに比べて一回り小さめのサイズである。
アーモソルジャー
メイン画像の姿。
アーモダイバー
中間形態で、早い話がガウォーク。
アーモファイター
高速度飛行形態。
武装
- 機首ビーム砲×2
- ミサイルポッド(短距離小型ミサイルを最大96発内蔵可能)
- アーモダイバー、アーモソルジャー形態専用80mmビームキャノン
ビームキャノンは手持火器。アーモファイター形態では主翼下に懸架され、左右翼下に1門ずつ装備することも可能。
レギオスのバリエーション
AFC-01H レギオス・エータ
青系の機体色を持つ指揮官用レギオスで、頭部はツインアイのカメラを持つ。劇中では主にスティック・バーナードが搭乗し、TVシリーズ全般を通して使われていた。スティックの他にレイやイエロー・ベルモントらが使用することもあった。
AFC-01I レギオス・イオタ
一般兵士用。緑色の機体色で、鶏冠状のプレートとモノアイの四角いゴーグル状のカメラ付き頭部を持つ。
劇中では主にレイとイエローが搭乗。
地球人主人公のレイの専用機になったというだけでなく、OPでファイター、ダイバー、ソルジャーという3形態全てを披露しており、その意味ではエータよりも主役級に扱われている。
AFC-01Z レギオス・ゼータ
赤系の機体色を持つ、宇宙空間よりも大気圏内での戦闘に主眼が置かれた強化型。上記2機とはカラーパターンが異なり基調色である赤の部分が多い。作中ではフーケ・エローズが搭乗した。
頭部はエータ同様のツインアイ式で、イオタのような鶏冠状プレートを有している。
第一次降下部隊の失敗から人的不足に陥った火星基地(マルス・ベース)への増援部隊として木星衛星基地(ジュピター・ベース)から追加配属された部隊が使用した強化改良機、と設定されている。
無人レギオス
無線による遠隔操縦機に改造されたレギオス。3機あり、それぞれはエータ、イオタ、ゼータ各型を原型としている。無人機ゆえ、コクピットは外板で覆われている。
AFC-01X ダーク・レギオス
その名の通り暗いグレーで塗装された、第三次地球奪還軍の主力。HBT反応の機外への放出が抑えられ、インビットに探知されにくくなったステルス機である。マニピュレータは3本爪型に簡略化され、マルスベース開発のレフレックス・ポイントのシールドを破れるシンクロトロン砲を搭載する。設定書の段階では「ブラックレギオス」だった。
主要武装であるシンクロトロン砲は、アーモソルジャー時には担ぐ形で使う。頭部はエータのような形状に、イオタのような単眼カメラとなっているが、イオタの四角に対し、こちらは円形のモノアイという違いがある。また前3種にあった、ダイバー、ソルジャー時に頭部右脇に付くセンサーもオミットされた。
無人ダーク・レギオス
AIを搭載し、全自動で「動目標」を探知して攻撃する無人兵器で、頭部を持たない。シンクロトロン砲の他、左右の胸部上面に24発ずつミサイルが搭載されている。劇中の台詞によると、敵味方の識別すら不可能な殺戮兵器であるとされ、この手の完成度が低い無人兵器に頼らざるを得ない所に、コロニー連合軍の人的資源の欠乏事情が垣間みえる。
模型展開
エータ、イオタ、ゼータのみがプラモ化された。
プラモは亡きイマイ(今井科学)が、1/72・1/48の両スケールで販売し、1/48スケールは3形態に完全変形する。イマイが倒産したため、現在はアオシマ(青島文化教材社)が時折再販しているが、どちらかといえば1/48スケールの方がコモン度が高い。
またウェーブも、アーモソルジャー形態のみながら1/72スケールでプラモ化している。
関連タグ
トレッド(機甲創世記モスピーダ):モスピーダ本編後半に登場する「アーモボンバー」。レギオスと合体可能。