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K2自動小銃の編集履歴

2021-04-15 23:28:28 バージョン

K2自動小銃

けーいー

K2自動小銃とは、韓国が独自に開発し、M16の後継として採用された小銃。

概要

韓国軍が採用していたK603の後継。

使用弾は5.56mmで、プラスチックを多用している。開発目的はM16のライセンス費が高く、その割には韓国軍全体にM16が行き届かなかったのが理由である。

ストックが全て折りたたみ式であることと、M16で評判の悪かったリュングマン式作動システムを常識的なAKのようなロングストロークに変えてある点が最大の違いであり、所謂FNCやAR-18スタイルの堅実なアサルトライフルである。


誤解されがちだが、K1はK2の短縮モデルではなく、作動方式が異なる。

全体的な作りは各国のAR-18やFNC等の80年代の頃の流行を取り入れている。

韓国軍でK2を採用しているのは陸軍が主で海軍や空軍ではM16を使うことが多いとのこと。


韓国では北朝鮮に攻め込まれたときに対処できるように徴兵制度があり、男であれば基本的には絶対に徴兵に一年就かなければならないため、その徴兵がトラウマになっている韓国人には酷く毛嫌いされている銃だったりする。

人によっては「見るだけで吐き気がする。」などという意見もある。


改良型としてK2CとK2C-2とK2C1があるがK2CとK2C-2は韓国軍に正式採用されていない。

K2C1については元々K2Aという名称で開発されており、正確にはK2Cの改良モデルではなくK2の改良モデルである。K2C-2はK2C1の改良型ではなく、K2Cの改良型という意味である。(ややこしい)


K1とは部品単位では互換性がないが、アッパーとロア単位では互換性があり入れ替えて撃つことが可能である。

K1アッパーとK2ロアは扱いやすいと好評だが、K2アッパーにK1ロアは使いにくいと不評である。


初期型はハンドガードを元のプラスチック製から摩耗を避けるためにアルミニウム製に変更していたのだが、これが原因で100発ほど連射すると熱伝導によりハンドガードが熱くなって持てなくなるという些細な欠陥があった。

当時兵士が手袋を装着していなかったというのもあるが、この欠陥がテストで判明しなかった理由に少々無理があったためテストの不備が疑われた。

なお、ハンドガードに熱が伝わること自体は普通にある事だが、本来はそれを防ぐためにハンドガードは熱伝導率が低い木製かプラスチック製を採用するのが一般的であり、元のK2のハンドガードにもプラスチックが採用されていた。

S&T Movitに韓国のブロガーがK2C1の欠点に関して質問した際は「ガスピストン方式と重量バランスの問題でハンドガードを分厚くすることができなかった」とのこと。

ちなみにハンドガードが熱くなる、ということ自体はHK416等でも起こりうることである。(ただし、K2C1ほど熱くはならない。)

現在ではこの欠点はレールカバーの追加等で改善されている。


何かと89式小銃と比べられがちな銃ではあるが、構造や動作機構はほとんど同じで4ポジションあるセレクターが使いにくいことが現場で不評な点も同じである。


フィリピンではこの銃をさらに細かく改良したものが採用され、キーモッドなどが付いたかなりモダンな雰囲気の小銃になっている。このハンドガードを欲しがった特殊部隊員が別で購入する場合もあるとのこと。


海岸警戒所K2小銃詐取事件で北朝鮮に奪われた数丁のK2ライフルが(コピーも含め?)北朝鮮の特殊部隊に運用されている。


民間モデル

アメリカの民間用としてAR-100という名称で輸出されていたが、アメリカの規制強化に伴いグリップとストックが一体化したサムホールストックのDR200として売られるようになったが、その規制がなくなったため、DR200はストックとグリップが再び分かれるようになった。

AK用の弾薬である7.62×39mm弾を使用するDR300というモデルも存在し、こちらもレールやストックが改良されて販売されている。

主にコヨーテ狩りなどの用途で人気があり、その面で「非常に良いコヨーテ狩り用のライフル。」という評価を受けたこともあるが、競技射撃などではAR-15のシェアが大きすぎて苦戦を強いられているとのこと。

ちなみにアメリカのユーザーの中にはハンドガードとストックをFALやG3の物に変更してカスタムする猛者もいる。


実射映像(K2C1)

トイガン

アカデミーとトイスターが商品化するまではトイガン化は一切なされていなかった。

2007年ごろにアカデミーから発売された。チープな出来ではあったが、当時としてはまともな造形をしていた。ただし、日本の東京マルイの物と比べると劣っていたのは事実だった。

2009年にトイスター社が発売したモデルは電動、エアーコッキングの両方が発売されたが、こちらは実物パーツを加工無しで装着でき、内部の構造や分解方法などを限りなく実銃に近づけて再現した高級モデルである。価格は日本円換算で8000円ほどと日本製に比べると安めである。


しかし、日本に輸入する際は転売価格と関税で倍以上の価格になっている場合があり、ニッチな需要のためかそこまで出回らない。

ちなみにアカデミー社製モデルは、フルメタルの外装パーツも存在していたが、現在は絶版である。

構造自体はマルイの電動ガンの機構を真似しているのか、AR-15系の電動ガンのメカボックスを移植することで電動ガン化も可能であり、有志によって作られたGBBキットでガスブローバック化も可能である。


WE-Techがガスブローバックの商品化を発表したが、需要が少なすぎたのか現在でも音沙汰はない。


2018年にアカデミー社からK2C1が発表された。こちらはアカデミー社のなかではよくできてる方の部類に入るが、やはりマルイ製などに比べるとチープ感は否めない。


2019年9月には米国大使館の訓練などにも使用される実銃に忠実な操作感を再現した韓国GBLS社製の高級電動ガン、DASシリーズでK2C1を商品化することを発表し、話題となった。


ドールズフロントラインのキャラクター

K2(ドールズフロントライン)

関連タグ

K1機関短銃 K7機関短銃 K11複合型小銃 K5

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