概要
アメリカ陸軍ではM14に代わる次世代小銃としてXM16E1を試験配備していた。
未来的な外見から起こった誤った兵士たちの誤った認識を正すため、同時に分解清掃と言ったマニュアルや教練を行ったため、以前の様な悪評はすぐに消えた。
これが正式採用されM16A1となった。XM16E1とは細部が異なりボルト周りがクロームメッキ処理が施され、銃口の先にある消炎器の形状を変更し、マガジンキャッチボタンの誤動作を防ぐためボタン周りにリブが追加された。
既に納入済みだったXM16E1もこれと同じ仕様に改造されたが、一部は三又フラッシュハイダーのままで使われ続けた。
現在米軍では全て退役しているが、デッドストック品のロワレシーバーが調達コスト削減のためにMk12やMk18に流用されたり、ロサンゼルス市警察では一般警官が携行するパトロールライフルとして現役で使用されている。
アジア圏のM16A1
アメリカから一定数鹵獲したベトナム軍は現在でも綺麗に清掃して使用しており、一部は特殊部隊向けにM4カービンを意識した短銃身化を行ったM18 Recon Rifleとして使用されている。
北朝鮮では刻印がされておらず、表面処理が荒いデッドコピーモデルが特殊部隊/工作員向けに配備されている。
韓国軍ではライセンス生産されたものが使われており、刻印が韓国語仕様でボルトフォアードアシストのデザインがオリジナルのL型ではなくA2に近いが中心が盛り上がった丸型になっている。
K2と同じく兵役に就いた韓国人のトラウマの一つになっているが、現在では旧式化しており、予備役訓練での使用が主となっている。
バリエーションとしてゼネラルモーターズが製造した品や、XM16E1も使用されたとのこと。