禁千弐百拾壱式・八稚女
きんせんにひゃくじゅういちしきやをとめ
「遊びは終わりだっ! 泣けっ! 叫べっ! そして死ねえっ!」
概要
通常版、MAX版ともに様々な動作があるが、基本的には、メイン画像のような構えを取った後、低い姿勢で滑るように相手に突進、複数回引き裂き、その後青い炎を使って爆発を与える。
通常版
独特の構えを取ったあと、低い姿勢で相手に突進、爪で八度切り裂いた後、両手で首を掴んで爆発させる。
攻撃の動作は型が決まっており、
突進<甲・蛇避※>
左右の下突き<参式→四式>
アッパー<九式>
鉤突き<百八式・闇払いの動作>
引っ掻き→裏拳<外式・夢弾1段目→ 外式・夢弾2段目>
引っ掻き<裏九式>
と、初登場から一貫して同じ動作をする。
この後、「燧杵」(暴走庵の通常投げで、名称が世に出たのは八稚女よりかなり後)で爆発させる。
※『'95』におけるダッシュの技名(なんと当時はダッシュにも技名があったのである)。『'96』以降は前方緊急回避の動作になっている。
八神の力を奪われ、炎が使えない時期は、切り裂いた後、掴んだ首を爪で、4重のX字に引き裂く。
暴走庵は、作品によっては、切り裂きた後、片手で顔を地面に叩きつけ爆発させる(琴月 陰の動作)。
これは『カプエス』シリーズでの、Lv2の八稚女と同じ流れ。
MAX版
こちらは概要こそ踏襲してるものの、かなり動作が異なる物がある。
- 96、97、98、2002、NW、その他。
- 突進後、相手を地面に引き倒し、数回引き裂いた後、両拳槌を叩きつけ爆発を起こす。
- 動作は、視聴者側に背を向けしゃがみ込んだ状態で行われ、攻撃も、庵の背で直接見えないが、何が行われているかは明白で、その分より残酷なシーンに見えるという演出になっている。
- 「MAX八稚女」と言えばコレというくらい印象的で、庵の暴走を象徴する動作。
- 元ネタは、TV版エヴァンゲリオンの、エヴァ初号機のゼルエル戦と言われている。
- 99、2000、XIII。
- 切り裂きまでは通常版と同じ動作で、首を掴んでから何度も執拗に爆発させる。
- オロチから脱脚し暴走から離れた、ネスツ編での演出。
- 2001。
- 裏参百拾六式・豺華が初登場。
- 特にシリーズ中『2001』では豺華のダメージが高く、豺華まで繋いでMAX版相当のような扱いになっている。
- 脱暴走その2。以降のシリーズでも多く登場するが、ダメージが減らされ、とてもMAX版相当とは言えなくなってしまった。
設定
先祖の手にしたオロチの力により完成した技。そのため「禁」を冠している。
ゲーニッツは同じ八稚女の名を持つ超必殺技「真八稚女・みずち(真八稚女・МИЗУЧИ)」と「真八稚女・じっそうこく(真八稚女・ЖИССОКОКУ)」を使用する。
設定上は、この技を八神一族がアレンジした物が八稚女となっている。
名前の由来はヤマタノオロチの生贄に捧げられた八人の姉妹(生き残った末妹がクシナダ姫)から。
同じ「八」の字を持つ八酒杯(やさかづき)や八醞(やしおり)がオロチを酔わせて封じた酒から取られたのとは対照的に、オロチへの供物に由来する名称となっている。
『サムライスピリッツ天下一剣客伝』では黒子がパロディ技の「黒子八稚女」を使用している(こちらには追加技に「黒子豺華」もある)。