百八式・闇払い
ひゃくはちしきやみばらい
「どうしたっ!」
草薙流は、テニスのバックハンドようにして、前方の地面付近に掌を振り払い赤い炎を放つ。
使用者は草薙京、草薙柴舟、草薙蒼司、草薙京-1、KUSANAGI。
京の、『KOFXIII』でのEX版は、非常に弾速が速くなり、飛び道具貫通性能が付く。ヒット時は少し浮き追撃可能。
草薙京-1の物は、ダウン追撃性能が付いている。これが草薙京-1の特徴ともなっている。
八神流は、アンダースローで(上体は倒さない)、後方から送り出すように青い炎を放つ。
使用者は八神庵。
『NBC』ではダウン追撃性能がある。
『KOFXIII』のEX版は、飛び道具貫通性能が付き、且つヒット時は『裏百八式・八酒杯』のように相手の動きを封じる効果が付く。ただし発生は遅く、弾速もやや遅め。
『KOFXIV』のEX版は、『百九式・黄泉払い』のモーションになり、目の前に炎を2発吹き上げる。射程は短くなるものの、2段目は仰け反り時間が長めになっている。
草薙流、八神流共通の技であり、どちらの流派でも超必殺技に、本技の上位版と言える「裏」を冠した「裏百八式」の、『裏百八式・大蛇薙』と『裏百八式・八酒杯』をそれぞれ持ち、作中設定的にも重要な技となっている
ゲーム的な面では、キャラの動作自体は似ており、使い回しが大部分を占めると言えば聞こえは悪いが、百八式と裏百八式との共通点を演出するのに一役買っている。
ただ、技の性質はかなり異なり、どちらも単純な飛び道具技のスケールアップ版とは言い難い性能をしている。
これは三種の神器である二人の一族の役割から来るもので、『裏百八式・八酒杯』で相手を行動不能にしたところを『裏百八式・大蛇薙』で祓うコンビネーションによってオロチ四天王であるゲーニッツを倒している。(元となるヤマタノオロチの伝説では「八塩折(やしおり)の酒」で酔わされ、動けないところで首を落とされた後にオロチの尾から天叢雲剣(草薙剣)が得られた。)
草薙と八神(八尺瓊)それぞれの「闇払い」の役割分担と言えるだろう。