「楽には死ねんぞっ!」
概要
腰高で掌に青い炎を灯し、特殊な『百八式・闇払い』を発射。地を這い一定の距離を進むか、相手に当たると、火柱を上げ、喰らった者を炎で包み動きを封じる。
MAX版になると、一定間隔で連続して火柱を上げながら進むようになる。
性能
ゲーム上での性能は、こちらが攻撃を当てるまで一定時間相手を行動不能な状態で拘束できる。特殊な性能の飛び道具。
拘束中は相手が凍っているように見えるが、実際は青い炎に覆われ焼かれている状態。
作品によって、コマンド完成時にボタン押しっぱなしにする事で待機モーションを維持し発射タイミングを調整できたり、拘束中徐々にダメージを与えたり、喰らった側はレバガチャで拘束時間の短縮ができたりする。
発生前後の隙は大きく、発生も弾速も遅い。基本的には連続技には組み込めず、立ち回りでの使用もイマイチ。
巨大な攻撃判定が丁度良い遅さで前進していくMAX版を、固めに使う事ができる程度(MAX版を連発できるゲームシステムの場合は厄介)。
連続技としては、一部の作品のみ特殊なゲームシステムを用いて繋げる事ができる。
『KOFXIII』では、『EX版闇払い』が本技のような性能になる。
ST動作
『KOF99』『KOF2000』『KOF2001』での庵のストライカー動作。
画面後方から自キャラの位置に『弐百拾弐式・琴月 陰』の突進部分で登場し、それがヒットするか自キャラの位置まで辿り着くと『八酒杯』を発射する。
この『八酒杯』は、火柱が上がらず、水溜りのような状態で地面に残る。
『99』では相手にヒットすると3ヒットし地上仰け反りを発生させ、『2000』と『2001』では浮かせる。
全ストライカーの中でも性能は低めで、特に『2000』では庵をストライカーにするという事は、アナザー庵(作中屈指の強ストライカー)が選択できなくなるという事なので、実戦ではまず選ばれなかった。
設定
「封ずる者・八尺瓊」の真骨頂とも言える技で、元ネタは八塩折之酒。
作中設定では、神話の八塩折之酒の役割を担い、1800年前、『裏百八式・大蛇薙』との連携で、オロチを倒した(封印した)とされている重要な位置付けの技。
初出は、『KOF96』の三種の神器チームのEDで、庵がゲーニッツに放った。
八神一族の使う炎は代々オロチとの契約によって青く染まっているが、この時は庵の人間としての本能が強く現れたため、炎の色が赤くなっている。
ゲームで使用可能になったのは『KOF97』から。