「ギャーハッハッハァ!」
概要
暴走時のような表情と構えを取った後、猛スピードで飛び掛かり、一瞬にして相手の顔を地面に組み伏せ、『弐百拾弐式・琴月 陰』の体勢から、一瞬間を置いたあと巨大な青い火柱を伴った爆発を起こす。
『KOF2002UM』でのみ、発動時に暗転が入らず、組み伏せた後に暗転→火柱、ここから更に『裏参百拾壱式・析爪櫛』のように相手を掴んだまま『百式・鬼焼き』に移行する。
『KOFXIII』では、発動時に炎のさだめのクリスのように両手に青い炎を立ち登らせ、組み伏せた瞬間すぐ火柱を発生させる。
使用者は八神庵で、『02』『02UM』『NW』『MI2』『XIII(炎を取り戻した庵)』等。
飛び掛かりはかなり速く、距離も1画面程度。また多くの作品で発動〜飛び掛かっている最中は無敵なので、潰される事は無く、立ち回りでの性能は強力。
また投げ扱いなためガード不能。
コマンド投げがコンボで繋がるKOFのシステム上、一部の作品を除いて連続技に組み込む事も可能。
発動のコスト・条件が相応に重いが、総じて各作品でダメージや無敵時間等、『禁千弐百拾壱式・八稚女』と同じかそれ以上の性能を誇る。
余談
格ゲー界でもあまり見られないコマンドをしており(MAX2自体、特異なコマンドが多い)、そこそこ長く複雑なレバー入力になっており、格ゲーに慣れていれば出す事自体は難しくないが咄嗟には出しづらい技だった。
その後、KOF2002UMで簡略化。よくあるコマンドになった。
またKOF2002での技ボイスは、通常は暴走しながら高笑いしているような声だが、草薙京に使った時のみ「グオォォォ!京ォォォ!」と、憎しみを込めてるとも、苦しんでいるとも取れる声に変化する。
KOFMI2では、『禁七拾七式・禍風』を使い、暴走モードになっていないと出せない。
作品全体で見ても、「禁」こそ冠していないが、八神流古武術の技の中でもオロチの技としての色が濃く、その中でも最上位に据えられる事が多い。
ただ暴走庵が本技を持っていた事は無い。