「おおおぉぉぉぉ・・・食らいやがれぇ!」
概要
手に小さな炎を作り、その後、炎を大型化し目の前を焼き払う、短射程の飛び道具。
使用者は草薙京、草薙柴舟、草薙京-1、KUSANAGI。京-1は他の技同様に式番号を省略された『大蛇薙』名義で登録されている(ゲーム的にも作中設定でも)。
技名に秘奥義が冠される事がある。
モーションには違いがあり、
京(京-1、KUSANAGI)は、手に灯した炎を掲げた後、手を前方に振り払い(百八式・闇払いのモーション)、扇状に炎を発生させる。またMAX版の場合、炎を掲げた待機モーション中、全身に炎を纏う(攻撃判定あり)。
柴舟は、正面に向き直り少しガニ股気味の姿勢で、目の前に両手で火の球を作った後、自分の周りに円を描く様に腕(指)を動かし、その軌跡に起きた炎に包まれながら前進し攻撃する。
どちらのMAX版も、発生させる炎の射程が伸び、密度も厚く3ヒットするようになる。
京は『KOFXI版の伍百弐拾四式・神塵』で通常版を、京-1は『天羽々斬』でMAX版を、それぞれフィニッシュとして本技を使っている。
設定
草薙流の技の一つ『百八式・闇払い』を昇華させた奥義。同じく『裏百八式』を冠する技として、八神庵の使う『裏百八式・八酒杯(やさかづき)』が存在する。
かつて草薙家の先祖が、八尺瓊家の『八酒杯』・神楽家の「封じる力」との連携で(つまり8杯の酒で弱らせて)オロチを払ったとされる技。しかし三種の神器に分裂が起こったため、草薙単独でオロチに対抗するべく『最終決戦奥義・無式』が開発される事になる。
バリエーション、パロディ技
秘奥義 裏百八式・大蛇薙
草薙京が使用。
サイトによって「一部作品での裏百八式・大蛇薙の名称」「MAX版の裏百八式・大蛇薙の名称」と異なった解説がされている。
空中大蛇薙
草薙京が使用。
『KOFXIII』で登場した、空中でも使用できるようになった『大蛇薙』。
シューティングゲーム『KOF SKY STAGE』で、ボムとして、飛行しながら『大蛇薙』を放っていたため、ネタにされていたが、直後『XIII』に逆輸入され、本当に空中で『大蛇薙』を使用する事となる。
MAX版裏百八式・大蛇薙
草薙京(と草薙京クラシック)が使用。
『KOFMI』シリーズに登場する、ゲージ2本を使用した強化版の『裏百八式・大蛇薙』。
(MIシリーズはパワーMAXのシステムがないかわりに、「MAX版」と名の付いた強化版がいくつか登場している)。
大蛇薙~フェイク
草薙京が使用。
『KOFMI』シリーズに登場する、『裏百八式・大蛇薙(MAX版裏百八式・大蛇薙)』の溜めを途中で止めるフェイント技。
裏百八式・MAX版大蛇薙
KUSANAGIが使用。
『KOF2003』のリーダー超必殺技での名称(単に「裏百八式・大蛇薙」表記の場合もある)。
モーション自体は基本的に京のMAX版と同じだが、溜め中は全身無敵。
式番号と異名の間にMAX版が挟まる、不思議なネーミングになっている。
暗黒大蛇薙(АНКОКУ ОРОЧИНАГИ)
炎のさだめのクリス(オロチクリス)が使用。
動作は京の『大蛇薙』とほぼ同じだが、オロチの青(紫)の炎になっている。
草薙流の『大蛇薙』が「オロチを薙ぐ技」なのに対し、クリスの『大蛇薙』は「オロチの力で薙ぐ技」という設定がある。
『KOFXV』のMAX版は両手に炎を纏って繰り出す。
黒子大蛇薙、黒子まっくす大蛇薙
黒子が使用。
『サムライスピリッツ天下一剣客伝』で使用するパロディ技のひとつ。
真吾謹製 オレ式・大蛇突
矢吹真吾が使用。
『KOFXV』が初出。
京と同じ構えから、渾身の裏拳を放つ。
炎は出ない。