概要
地蔵とは、もともと『地蔵十論経』のなかに「よく善根を生ずることは、大地の徳の如し」とあるように大地の徳そのものを呼ぶ語だったものが、バラモン教の大地の神(または豊作の女神)プリティヴィーの信仰とあいまって擬人化し「地蔵菩薩」という仏教の修行者として誕生。
江戸時代以降、道端に祀られるようになったもの。祀られている場所は事故や行き倒れ等の不幸があった場所が多く、死者を供養したり行路安全を願うためである。このため身近で見られることが多く、「お地蔵様」の愛称で親しまれている。
地獄に赴いて救済を行うとも言われ、中国では十王信仰と結びつき、閻魔大王と同一視された。
「地蔵」の名を冠するキャラクターがいるため、仏教の地蔵のイラストを探す場合は「地蔵菩薩」で検索するか、仏教関連タグといっしょに検索するのが望ましい。