概要
ネパールで伝承されている夜の魔物で、真っ黒な毛玉のような姿をしており、第三の目を持つといわれる。
人々に対して悪戯はするが、怪我をさせるなどの悪辣な危害は加えない。
カーリー女神を称える仮面舞踏劇「マハカリ・ピャクン」に登場し、キャクを象った舞踏は厄払いの力を持つ。
創作での扱い
- 女神転生シリーズ
初出はアジアの伝承に詳しい鈴木一也氏が悪魔設定だった『真・女神転生』。
種族は”夜魔”。不敵な笑顔の真っ黒な頭だけの悪魔で、左右に揺れる独特なアニメーションをする。
魔人が低確率で出現する新宿地下の小部屋に現れるので、ゴブリンとともに魔人のドロップ品であるレア武器狙いの者が出会うことが多い悪魔である。
また鈴木氏が製作した『偽典・女神転生』においても、相崎勝美氏によるディテールアップした姿で登場している。
なお『魔神転生Ⅱ』に登場する邪霊サルゲッソーは、キャクが錨に巻き付いているような姿である。