概要
北大西洋にある「サルガッソ海」を指す名称。オカルトではおなじみのバミューダトライアングル内にあり、欧州の伝承では「船の墓場」として恐れられていた。しかしながら、明確な遭難記録は21世紀現在、全く確認されていない。伝説の生まれた背景としては凪が多く、魚が全く漁れない海域だったが故に船乗りからは忌避されたと言う説が有力。ちなみに海藻が船の進路を妨げるからと言う伝承もあるが、確かに海藻こそ多いものの、航行に支障をきたす程ではない。
重ねて言うが、「船の墓場」と聞いて、船の残骸や幽霊船が跋扈している光景を思い浮かべるが、実際のサルガッソ海にはそれらしきものは見当たらない。
水木しげるの「世界の妖怪大百科」では船の墓場としてのエピソードが強調されており、潮流の関係で過去現在の難破船が集まると解説されている。実際にこの海域を取り巻く4海流の影響で渦が生まれているのは事実である。
サルガッソーが登場する創作作品
リリスの乗る幽霊船の名称に採用されている。
風属性の2人DF技として登場。相手の周りをぐるぐると回って渦潮を起こし、相手からボールを奪取する。
ちなみに初めて使用したのは海に縁のある海王学園ではなく、帝国学園である。
1・2に登場。巨大な頭蓋骨のような姿をしたザコ悪魔。
プレイヤーが近くにいる時に攻撃してきて、同時にその時だけ実体化してこちらの攻撃が通るようになる。
物語の根幹を成す宇宙監獄の名称として登場。表記は「宇宙監獄サルガッソ」と、語尾に長音符が付かない。
数々の凶悪な宇宙人を疑似ブラックホールの牢獄へ収監する脱獄不能とされた監獄だったが、宇宙嵐が原因でシステムダウンを起こし、脱獄した囚人たちに占拠されてしまった事から物語が始まる。
- 魔神転生Ⅱ
「邪霊サルゲッソー」という錨を持った黒い毛むくじゃらの頭のような悪魔として登場。
デザインは『真・女神転生』の「夜魔キャク」のアレンジである。
ステージ4の舞台「大宇宙」のエリアの一つとして、「サルガッゾーン」という名称で登場。
船どころか「宇宙の墓場」とスケールアップしている。
アニメ版でつづれ屋21エモンが宇宙探検家のスカンレーと共に宇宙空間のサルガッソーへの探検を行なっている。
スペースデフリの始末を行なっている4人組の作業員が救難信号を受け磁気嵐が強く宇宙船の墓場と称されるサルガッソーへ向かっている。