概要
アニメ映画版CV:堀川亮
原作では第8巻第5話より登場、足を骨折したことによる五代と三鷹瞬の入院生活が終わり、響子が自分の思いに一区切りつけた春、一流大学進学のため、(母親が高級マンション・立国館とまちがえたことにより)おんぼろアパート・一刻館を訪れる。
手ちがいに気づいた母親はすぐ契約を打ち切ろうとするが、美人管理人が気にいった二階堂はそのまま入居を決意、母親を追いかえし、空き室の2号室に入居する。
一見、素直に見える二階堂は外面はいいが、性格的にはいたずら好きな面があり、空気が読めないうえに鋭いように見えて実は鈍い。加えて、過保護な母親に反抗するためか上京前からのヘビースモーカー(中学生時代からの)であり、くわえタバコが二階堂のお決まりの姿であった(ちなみに五代も第1巻第5話でタバコを吸っていたが、原作ではそれ以降喫煙シーンはなく、アニメでは禁煙したことになっている)。
響子以外の住人のことをよく思っておらず、また自身も茨城県出の地方のお金持ち育ちだったせいか、「貧乏が染みついている」とも評している。
そのなかでも特に四谷とうまくいっておらず、互いに敵視して両者とも小さなイタズラをしかけまくる抗争をくりかえしていく。が、その被害は四谷が住む4号室のとなりであり、二階堂が住む2号室の真上にある、五代の住む5号室が直接の被害を被ることとなる。
それらの被害と他者の迷惑をかえりみない性格は、まさに「ミニ四谷」といえ、たびかさなる被害に立腹した五代は四谷の提案を入れ、5号室で歓迎会を開き、二階堂を招くことに同意した。
四谷が「管理人さんが来ますので」というと、二階堂も「管理人さんが来るならば」と参加に同意、ところが実際には5号室に響子は来ておらず、四谷も「(来てもらうための)うそ」という。
始めから罠と思っていた二階堂は隠しもっていた発煙筒を炊き、あわてて飛び出した人影によく振ったビールを吹きかける、ところが、その人物は四谷によって押し入れに閉じこめられていた響子であり、彼女はようやく二階堂のいたずら好きな性格を知ることとなった。
その騒動の後、二階堂は他の住人ともなじんでいくが、こずえと知りあったことにより五代の嫉妬にあったり、性格の鈍さによって五代と響子の仲を怪しんだことにより他の住人と徹夜するハメになったあげく、大声で「管理人さんと五代さんは実は好きあっているんでしょう」と叫んだりと、なかなかのトラブルメーカーぶりを発揮する。
大学卒業後、地元企業に就職、過保護な母親に見送られながら「一刻館に帰りたい・・」と思っていることが最終回で記述されている。
なお、二階堂は前述のヘビースモーカーの設定が災いしたのか、アニメ本編や他の実写版には登場せず、アニメ映画『劇場版 めぞん一刻 完結篇』にのみ登場した。