Newポケモンスナップ
にゅーぽけもんすなっぷ
概要
1999年にニンテンドウ64向けに発売されていた『ポケモンスナップ』の22年ぶりの完全新作。
自然のなかで生きるポケモンたちの姿を調査し、写真に収めるカメラアクションゲームであり、第8世代までのポケモンが200匹以上登場している。
今作では撮影した写真を自分好みに調整・加工することもでき、インターネット通信でほかのプレイヤーに公開することもできる。
なお、コントラストを変えるとポケモンの体表に鱗や細かな体毛が確認できるようにモデルも作り込まれており、自然の中でポケモン図鑑の解説を思わせるポケモン達の生態と合間ってポケモンが実際にそこで生きているかのような印象を与える。
製品情報
ストーリー
木々が生い茂るジャングルや広大な砂漠など、それぞれ環境が異なる島々が点在している「レンティル地方」。手つかずの自然が残されており、そこに暮らすポケモンの生態や自然環境については、調査がほとんど行われていない。
主人公はカガミ博士からの依頼で、大自然に溢れる島々を訪れ、いきいきとした野生のポケモンを写真に撮って、生態を調査していくことになるぞ!
ポケモンたちの野生ならではの表情やしぐさを発見しながら、自分だけのポケモンフォト図鑑を作りあげていこう。
(本作の公式サイトから引用)
レンティル地方
複数の島からなる地方で、温暖な気候から火山や雪原など、島ごとに環境が大きく異なっている。
永いこと人間の干渉を受けていない未開の地であり、民家や人工物の類もまったくないが、かつては住人がいたのか所々に朽ち果てた遺跡が残されている。
最大の特徴はこの地にだけ流れる「イルミナフォース」と呼ばれる不思議な力で、その影響によってポケモンや草花が発光する「イルミナ現象」が確認されている。
そして、その力を特に強く受けたとされる「イルミナポケモン」と呼ばれた特殊なポケモンたちの存在が伝えられている。
地方の名前はレンティル(レンズ豆)から。モデルは諸説あり、特定は困難。
- フロレオ島
温暖な気候で拠点となる研究所がある島。自然公園があり、写真撮影の体験会も行われている。
- ベラス島
緑あふれる大自然の島。草木が茂るミッケジャングルと、常に霧に覆われたトキシキの森がある。
- ボルク島
高温乾燥した過酷な環境の島。広大なネッサ砂漠と、古代ポケモンも生息するドロー火山がある。
- コピア諸島
ニジイロビーチ、コピアリーフがあるリゾートのような場所。深海まで続くレンティル海床もある。
- デュラス島
雪と氷に覆われた極寒の島。一面銀世界のヒエール雪原と、地底深くまで続くハナレ洞窟がある。
- アウラム島
地図からも忘れ去られた小さな孤島。太古の謎を解き明かす手がかり、シューゴ遺跡がある。
登場キャラクター
ポッド型の乗り物「ネオワン号」に乗って野生のポケモンを撮影して、レンティル地方に暮らすポケモンの生態を調査していく。見た目と性別は、物語の始めに選択できる。
公式動画での男主人公の名前は「レン」、女主人公の名前は「ルイ」。由来は「レンティル」の前から読んで「レン」、後ろから読んで「ルィ」→「ルイ」であると思われる。
- カガミ博士
本作のポケモン博士。
「レンティル ポケモン自然科学研究所」にて、ポケモンの生態系や「イルミナ現象」など、レンティル地方の自然環境を研究している。
カガミ博士の助手を自認する明るい少女。主人公に島や調査のことなどを教えてくれる。
トオルの一番弟子を名乗る元気な少年で、彼と一緒に調査隊に参加する。主人公をライバル視しており、何かと突っかかってくることも。
名前の由来はおそらくフィルム。
前作ポケモンスナップの主人公にして、カガミ博士の友人。調査のためにレンティル地方を訪れるが、今回はフィルに任せて自身はサポートに回る。
前作からの変更点
ズーム機能
特定のボタンを押すことでズーム撮影が可能になった。
これを使えば少し離れているポケモンでもしっかりと写すことができる。
一部撮影用アイテムの変更
前作に登場した「イヤイヤボール」は生き物に危害を加える行為にも捉えかねないためか、今回は廃止され、リンゴにも「やわらかい」という説明が追加されている。
イヤイヤボールの代わりに本作ではイルミナオーブという投げアイテムが登場。
これを撮影ステージの各地にある「クリスタフラワー」に当てるとクリスタルが発光し、ポケモンが特殊なアクションをすることがある。
ただし、イルミナオーブはステージごとに種類が分けられており、解放するには各ステージで特定の条件を達成しなければならない。
サーチ機能
撮影中にサーチ機能を使うことで周囲のポケモンや怪しい場所を調べることができる。
なかには分岐ルートもあり、そこでしか見られないポケモンもいる。
評価の細分化
前作ではポケモンごとに残せる評価写真は1枚のみだったが、今作ではポケモンの行動のレアリティごとに☆1~4でそれぞれ評価してもらえるようになっている。
調査レベル
同じステージを何度も周回して写真を集めていくと調査レベルが上がる。
調査レベルが上がると新しいポケモンが登場したり、ポケモンの行動が変化したりする。
リクエスト
仲間たちが撮影した写真も見ることができ、ポケモンの特殊行動や隠れたポケモンを見つけるヒントになる。
撮影に成功すると仲間から新しいコメントが付く。
リクエスト達成写真は評価と別枠で保存される。
写真加工機能
ゲーム内で撮った写真はSNSで載せるように加工することができる。
モノクロやコントラストなどのフィルター機能のほか、目玉や漫画アクションといったスタンプを貼ったり、フレーム加工することも可能。
完成した写真はオンラインで公開できるようになっており、ほかのプレイヤーの気に入った写真には「りんごメダル」を送ることができる。
また、懐かしのローソンプリントのように16枚分割することもでき、さらにそのデータをスマートフォンやPCに転送してプリント番号を登録すれば、ローソンのマルチコピー機でシール印刷ができる。
関連動画
『New ポケモンスナップ』初公開映像(2020年6月)
プロモーションビデオ “見つけにいこう 自分だけの一瞬”篇(2021年1月)
プロモーションビデオ “ようこそ!レンティル地方”篇(2021年2月)
プロモーションビデオ “レンティル地方スナップガイド”篇(2021年4月)
WEB動画 "World of Wild Pokémon - LENTIL REGION -"(2021年4月)
(ナレーション:赤楚衛二)