バラガン・ルイゼンバーン
ばらがんるいぜんばーん
CV:飯塚昭三
プロフィール
身長 | 166cm |
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体重 | 90kg |
誕生日 | 2月9日 |
破面 | No.2(アランカル・セグンダ) |
十刃 | 第2十刃(セグンダ・エスパーダ) |
孔の位置 | 胸の中央 |
司る死の形 | 「老い」 |
帰刃名 | 『髑髏大帝(アロガンテ)』 |
概要
「大帝」の二つ名を持つ豪胆かつ傲慢な態度の隻眼の老人。仮面の名残は頭部の王冠状の飾り。
自身の事を「虚圏の神」と称しており、かつては実際に「虚圏の王」を自称して虚達を纏めていた存在である。その為、従属官達の数はザエルアポロの次に多く、彼らとの間には絶対的な上下関係が存在し、彼らからは「陛下」と呼ばれている。
藍染惣右介に支配者の座を奪われた事を恨んでおり、藍染の事を口では「ボス」とは呼んでいるものの忠誠心など皆無であり、いずれ彼を倒す機会を伺っていた。
司る死の形は「老い」であり、実際に防御不可能のチート能力「老い」の力だけに留まらず、威力だけが取り柄の砕蜂の卍解「雀蜂雷光鞭」をまともに受けて体がボロボロになっても、余裕で戦闘続行出来るタフネスさなど、作中描写での圧倒的な強さとそのインパクトから、破面篇での強キャラの筆頭に頻繁に挙げられる存在である。
老いの力
通常形態で使える。恐らく始解や聖文字に相当する能力。
近付いてきた敵の動きを鈍くする能力と、敵に直接触れて骨折させる能力のふたつがある。
老いの力であることから骨折以外にも腰痛や筋力低下など色々なことが出来る可能性もあるが不明。
また、逆に自分に触れてきた敵へのカウンターとして使える可能性もあるが不明。(敵が蹴ってきた瞬間に能力を使い足を骨折させるなど)
髑髏大帝(アロガンテ)
解号は「朽ちろ」。
中央に赤い目が存在する、巨大な戦斧から発せられた黒い炎に包まれる事で、王冠と金の装飾と黒いマントを纏った骸骨という西洋の死神を思わせる姿になる。作中で登場した破面の中でも、最も帰刃前後で外見が大きく変わる破面である。というか帰刃前の面影など右目の傷くらいしか残っていない。藍染からも「虚の王」が最も「死神」のイメージに近い外見をしている事を皮肉られていた。
自らの「老い」の力を完全に開放し、あらゆる生物・物質・事象を朽ちさせる事が可能。
通常の虚を髣髴とさせる顔をしているが、中身は漆黒の闇になっており似ても似つかない。この闇のなかに胃袋など臓器があるそうだが、どこにあるのかも不明。
- セネスセンシア
解放前から使用可能な能力。あらゆる事象や物体の劣化を促進させる事が可能で、自身に接近する相手の動きを衰えさせたり、意志を持って触れた物体のみを老化・崩壊させてダメージを与えたりできる。バラガンの持つ「老い」の力全般の総称。
- 死の息吹(レスピラ)
帰刃後に使用する技。触れたものを急速に朽ちて崩壊させる息。これに触れた物質は、触れた箇所が一瞬で老朽化して朽ちていき、直接触れていない部分も、触れた個所から徐々に老朽化が進行して崩壊してしまう。生物が食らった場合は、受けた個所から肉体が白骨化して塵になっていく。さらに息の飛ぶ速度も、護廷十三隊最速である砕蜂ですら回避しきれない程である。技を食らった後で回避するには、朽ち始めた部分を切り離すしかない。生物や物体だけに限らず、鬼道さえも朽ちさせる事が可能であり、能力の特性上攻撃のみならず防御にまで転用できる。
- 滅亡の斧(グラン・カイーダ)
帰刃形態の武器である巨大な黒い戦斧。右腕から鎖に繋がれて出現する。上記の通り、破面化前にも同様の戦斧を所持している。アニメ版では、戦斧を振るうと同時に「死の息吹」のような老いの力を纏わせて、距離の離れた標的を切り裂いて「老い」の力で崩壊させていた。破面となる前もこの力と戦斧を持っていたが、飛ばす事はできずに直接斬りつけて効果を発揮していた。
本編での動向
藍染に従って、第1十刃のコヨーテ・スターク、第3十刃のティア・ハリベルらと共に、従属官6人を引き連れて空座町へ侵攻する。山本元柳斎重國の炎で身動きが取れない藍染に代わり、勝手に指揮官代行を宣言して、従属官達に偽の空座町を形作る結界の破壊を命じる。
従属官達が倒された後は、帰刃して自ら砕蜂、大前田希千代らと戦う。老いの力で2人を終始圧倒して、砕蜂の卍解である『雀蜂雷公鞭』すら退け、加勢に現れた有昭田鉢玄(ハッチ)の結界すらも老いによって朽ちさせて追い詰める。
しかし、彼がこの世で唯一絶対の力だと自称する「老い」の力が、彼自身に対しても有効という弱点をハッチに見抜かれてしまい、老いに侵されたハッチの右腕を、鬼道『匣遺(はこおくり)』によって体内に直接転送されてしまう。最後の力を振り絞って藍染に向かって滅亡の斧を投げつけたのだが、直後に自分の力で体内から朽ち果てて崩壊し、斧も藍染に届く前に崩壊して消滅した。
実はバラガンは、自身の体表に自分の老いの力を遠ざける別の力を張り巡らせる事で、自分の身を自分自身の力から守っていたのである。故に普段は力が触れる事のない体内に送り込まれた自分の力には対応できなかった。皮肉な事に自身を「神」と称して老いの力を振るう彼自身もまた、死を恐れて「老い」を自分から遠ざけようとしていた小さな命の一つに過ぎなかったのである。