概要
初登場は『ドラゴンクエスト7』。大きな剣と盾で武装し、兜とマントを身につけているガイコツのモンスター。
初登場となるドラクエ7では攻守共に優れたステータスを誇り、魂まで凍てつかせてしまうほどの凍える吹雪を吐いたり剣で相手を一刀両断にする痛恨の一撃を繰り出してくる。
公式ガイドブックによるとマヒャドとザオラルを使えるらしいが、自分がMPがない事がわかっているためか使ってこない。
またモンスターパークでは「我輩は強いんだー!」などと叫んでいる。名前にリッチが入っているのに知性が感じられない……。
ドラクエ9ではゾンビナイトを従えた高位の騎士らしく、命令に背いた部下は黙って切り捨てるという非情な一面を持つ。そのためか、グレイナルイベントで訪れた主人公をドミールの里で襲う帝国の兵士長としても登場する。その際、村人に高圧的な態度で恫喝していたが、主人公に負けてしまい、逃げ出そうとした時に現れたゲルニック将軍の暗黒魔法で処刑される。
だが一方で己に従う部下には寛大なようで、ザオラルを使って復活させる事も。
当然この作品におけるナイトリッチは普通にMPを持っている。
他にも、テンションを溜めたり刃砕きで攻撃力を下げたりもする。
モンスターバトルロード2では素早さ以外の能力値が全体的に高く、ほとんどの属性に高い耐性を持つ。
そのためどんな相手でも大活躍し、対人戦でも人気があるモンスターである。
ナイトリッチ系のモンスター
ナイトキング
名前の通り、ゾンビ達の王といえるモンスター。
ドラクエ7では、痛恨の一撃をはじめとして、メラゾーマや凍える吹雪を使ってくる。
ドラクエ9では、マヒャドやべホイムといった呪文を使う。
「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2」にも登場しているが、こちらは剣の代わりに斧を持っている。
ヴァルハラー
恐れを知らぬバトル魔神で、優れた戦士と戦いその死体から腕や足を奪って自分の骨と取り替えるらしい。
天地の構えで相手の攻撃を、反射呪文のマホカンタを使って呪文をはね返したりしてくる。
当然ナイトリッチ系にとってはおなじみ(?)である痛恨の一撃も使う。ただでさえ攻撃力や守備力が非常に高いので、非常に危険なモンスターである。
デッドセーラー
3DS版ドラクエ7に登場する特別なモンスター。「海底の亡霊」のボスとして登場する。
海賊のような外見をしたナイトリッチの派生種で、海賊のなれの果てのガイコツである。
「メイルストロム」や「こごえるふぶき」といった強力な特技を使ってきたり、
痛恨の一撃を出してきたり、ベホマで自分のHPを全回復してくる。
マチルダ
過去のウッドパルナの女戦士。味方の筈なのに、村の問題解決に積極的に関わろうとする意思を見せない等挙動不審な面を多く見せていたが、その正体がウッドパルナの2度目の魔物襲撃の黒幕。
兄であるパルナが村人達に見殺しにされ、その恨みでオルゴ・デミーラとの契約をしてしまい、本項目のナイトリッチと瓜二つの魔物の姿になってしまった。
なお、この時の彼女と戦う事も可能だが、戦闘でも全く攻撃しない。その上戦闘中でも逃げる事が出来てしまう。
倒すとハンクが止めを刺すが、戦闘をやめると彼女は自害する。
その後3DS版ドラゴンクエスト11、ドラゴンクエスト11Sにまさかの再登場。クエスト「カラーストーン危機一髪」に於いてある魔物によって憎しみを暴走させられてしまい「クイーンマチルダ」となってしまう(ただし本作ではがいこつけんしの色違いとなっている)。
DQMBVの「レジェンドクエストⅦ」の第2章にも登場するがここでは完全にナイトリッチの使い回しになっており、しっかり攻撃してくる。