病葉
わくらば
「この方の気分次第で全て決まる 俺ももう死ぬ…」
CV:保志総一朗
概要
「下弦の参」の席位を与えられた、顔に三つの罰字の傷が付いた姿の鬼である。
席位に従い左目には「下参」の文字が刻まれている(はずだが、目の形状が三白眼なので原作漫画では字が小さ過ぎるか描き込まれていないかのどちらかで確認できず、アニメの一部シーンでようやく字が見えた)。
活躍(?)
「下弦の伍」である累の敗死に怒る無惨により、他の下弦の鬼達と共に無限城へ召集される。
姿も気配も全く異なる女の姿で現れた無惨に最初は気付かず、声を聞いた事でようやくその存在に気付き恐怖する。
陸、肆の二人が理不尽極まりない暴論を押し付けられた挙句に次々と殺されていった所で「肯定しても否定しても殺される」と恐怖により追い詰められた結果、その場から逃亡を図る……が、逃げ切れると高を括った次の瞬間には頸だけの姿で無惨に掴まれている上に身体も再生できないという突拍子も無さすぎる展開に困惑。
床に投げ捨てられた後は下弦の弍も殺され、唯一人残った壱も自分達と同じように殺されると悟りながら、頸だけのまま朽ちていくのを待つという悲惨な最期を迎える事となった。
余談
……とまぁ、言うなれば無惨の残虐性や理不尽さを際立たせる為だけに死んでいくという役割に当てられたと言っても過言ではないキャラクターであり、同じく理不尽な退場を食らった轆轤、零余子、釜鵺と共に作中における不憫キャラとしてのポジションを確立させるに至る。
ちなみに、病葉はアニメで唯一素早い身のこなしで逃亡を図るという場面こそ視聴者に披露したものの、そもそも鬼は常人を遥かに超越する身体能力を持っているのが当たり前なので特にこれについてファンから言及される事もほとんどなく、血鬼術を披露する機会にすら恵まれなかったので不憫な立ち位置は変わらず。南無阿弥陀仏……
「せっかく十二鬼月になれたのに」という独白をしていることから、彼は下弦内では下弦入りした経過年月も特に浅かったという考察もある。だとすればなったばかりで功績をあげる暇もなくこの粛清に見舞われたということで、なお不憫。