忍者部隊月光
にんじゃぶたいげっこう
馬鹿、撃つやつがあるか!…拳銃は最後の武器だ。我々は…「忍者部隊」だ!!
概要
漫画家吉田竜夫の漫画『少年忍者部隊月光』を原作とした国際放映制作の特撮番組。
1964年1月3日から1966年10月2日までフジテレビ系列で全130話が放送された。また、出演者とスタッフを国際放映から招き東映で映画化もされた。
また本作の音楽には、渡辺宙明が参加。自身の運命を変えた1972年以降の活動の礎になった。
設定は原作漫画から大幅に変更されており、第二次世界大戦時からシリーズ構成上の問題で現代に、登場人物も少年から大人へと変わっている。
忍者ではあるが、ネットをかけたヘルメットに革ジャンを着用し、背中に日本刀を背負っている。
第118話から『新忍者部隊月光』に改題されている。
あらすじ
伊賀、甲賀の流れをくむ忍者たちを招集して組織された特殊部隊「月光」は、正義と世界平和を守る事を目的とする秘密組織「あけぼの機関」からの命を受け、得意な忍術と近代諜報技術を駆使し、平和を乱す悪に立ち向かう。
関連タグ
科学忍者隊ガッチャマン:タツノコプロ制作のアニメ作品。原作者として吉田竜夫の名がクレジットされているほか、プロデューサーの久里一平曰く「忍者部隊月光」の影響を受けたとのこと。
東名高速道路:開業前の同道路で撮影されたという。
戦え!マイティジャック:制作会社は異なるが、本作を担当した局プロデューサーの計らいから俳優と監督が参加した。
私鉄沿線97分署:作品の趣旨・体裁はかなり異なるが、「拳銃は最後の武器だ」…「馬鹿!撃ったり常時携帯を希望するやつがあるか!…拳銃は最後の武器だ。我々は97分署の刑事だ!!」と、人情もののスタイルから拳銃の描写が少なくほとんど不言実行で拳銃を使わなかった刑事ドラマ。両作共に、国際放映のロングラン・ヒット作だった。