サラ・カーソン
さらかーそん
舞台版演者:新垣里沙
概要
気が弱く、姉のエレンの後ろをついて回っている内気な16歳の少女。実はエレン並に気が強い性格で、村を飛び出すや否や、エレンに守られていた頃の面影がない冒険心の強い少女に変わる。序盤イベント終了後には、実家に帰るトーマスについていく。宿命の子の一人である。
最も重大な特徴は、女性主人公の中で1番上にいるにもかかわらず、彼女を主人公にするとラスボス戦で脱退(正確には強制的に控えに移動)してしまい、普通にラスボスと対決する事が出来ないという点。
その際は他の主人公たちと違い、特殊なコマンダーモードでラスボスと戦う事になる。
彼女以外が主人公の場合、ゲートを4つ閉じるとイベントで強制離脱してしまい、以降二度と仲間にする事は出来ないので、彼女に頼り過ぎると痛い目を見る事になる。
全ての弓技にひらめき適正があるので、ひらめき要員として割り切って運用しよう。
主人公勢の中でのステータスは、腕力・素早さ・魔力の3つが高いという、非常に安定したステータスを持つ。
器用さが低めなのにデフォルトの得意武器が弓である為、仲間の場合は平均的なステータスになっている。
主人公に選び、槍や素手を使わせれば非常に強力なキャラに化ける。一人旅でない限りラストバトルで使えないが。
ミニゲームの「トレード」中に登場する物件「カーソン農場」は、エレン・カーソンとサラ・カーソンのフルネームが示す通り、彼女ら姉妹の実家である。
300年後の未来を描いたスマホアプリ「リ・ユニバース」では、何故か世界規模で彼女一人だけ存在そのものを抹消されている。
それはかつてのシノンの開拓民仲間ですら例外ではなく、誰かが関連する記憶を取り戻し名前や容姿を伝えてもそれを情報として受け付けないと言う状態。
このようなバックグラウンドがあったが、2019年の秋頃にはメインストーリーおよびイベントも進行しガチャに登場した為仲間にする事が可能になった。
他のロマサガ3主人公キャラと異なり、レアリティSS以外のスタイルが2019年時点では一つもない。
また、ロマサガ3リマスター版配信記念のイベントでホーム画面には登場しているため仲間にしていなくても姿を見る事は可能だった。
おまけ
キャラクター性能はかなりいいのだが、専用BGMがエレンのテーマを儚くしたような印象の薄いものなこと、エレンの影に隠れがちなことと、前述の通り主人公でないと途中離脱する縛りプレイ用のキャラクターな為か、発売当時は人気が低かった(元々、ロマサガシリーズはアイシャ、海女など、女性の年少枠の扱いが今一つな傾向にある)。
髪型と服装が冒険的過ぎたことや、公式画が濃ゆい顔に描かれているのも関係しているかもしれない(集合画ではかわいく描かれているのに、どうしてこうなった)。
オリジナル版の『聖剣伝説3』のアンジェラ(サラと性格は正反対だが、サラと同様に濃ゆいキャラデザ&縛りプレイ用にされ、登場しないイベントが多かった)然り、この時期のスクウェアのキャラクターは、どうも経済不況がメインの男主人公の影の薄さ、タンクじゃない女性の扱いの悪さという形で出がちだったらしい。設定に問題があるキャラがいないのを見れば分かる通り、時代の影響で、スタッフの意図が伝わりづらかったというのが真相であろう(当時は、FF6のアルバム、FF8のヒロインの性格などで「イメージから遠いものになってしまった」とスタッフが愚痴をこぼすことが多かった)。