トネリコとは、樹木の一種である。
曖昧さ回避
もしかして……
→アルトネリコシリーズ
概説
主に知られるのはセイヨウトネリコだが、日本にも自生している。
トネリコの幹に付着するイボタロムシというカイガラムシの一種は、蝋のような分泌物を出し、これを滑りの悪い戸の敷居に塗ることで戸の開閉をスムーズにしていた。
そこから「戸に塗る」が転訛し、トネリコとなったとされる。
木材としても利用され、粘り強い性質を持つことから物干し竿や野球のバット、さらに建築資材などに利用される。
水田で稲を干す竿にも利用され、北陸地方では水田の防風林としても植樹されたという。
セイヨウトネリコは北欧神話において、世界樹ユグドラシルはトネリコであるとされ、主神オーディンの振るう神槍グングニルの柄もトネリコを材料にしていると伝承されており、神話において特別な位置を占める聖樹として崇拝された。
関連タグ
秦良玉(中国の実在した女武将。トネリコの柄を持つ槍を振るう【白杆兵】を率いて勇名を取った)