概要
古代中国の地理書『山海経』の1つである「大荒南経」に記載される奇獣の一種。「踢(てき)」とも表記される事もある。
南海の外、赤水の西、流沙の東に生息している獣で、左右両方に頭があるとされており、一説には犬の様な容姿をしているといわれている。
創作での扱い
様々な幻獣が彫られた日光東照宮の装飾の中にも見られる。
幻獣の名を冠した怪生物が跋扈する世界が舞台の、山田正紀著のSFファンタジー小説。
複眼から高出力の赤外線を放つ力で対象を燃やしてしまう、始まりの地マンドールでは敵無しの巨大な蜻蛉として登場。
実は山火事を起こすことで、熱帯雨林を代替わりさせるという”やおろず”の役割を持っていた。
山田正紀と同世代のアニメ監督押井守監修のRPG。敵モンスターごくらくトンボは上記小説に影響を受けたものである。