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影鰐-KAGEWANI-に登場する未確認生物の通称。

曖昧さ回避

特撮番組『TAROMAN』に登場した奇獣については、奇獣(TAROMAN)へ。


概要

影鰐-KAGEWANI-に登場するUMA。ほとんどの奇獣は非常に凶暴な性格であり、遭遇した人間に真っ先に襲い掛かり捕食する。各々の姿や有する能力は多種多様だが、黒い体液を持つという共通点があり、それが何らかの要因で他生物の体内に侵入することで奇獣に変異すると猿楽製薬の調査で推測されている。その正体は島根の漁村において少女期のシーロンと町蔵によって討伐され、灰化し散り散りとなった影鰐の細胞を動植物が捕食し、その影響で齎された突然変異によって誕生した影鰐の子孫ともいえる存在。ほぼ全ての個体に共通する極めて高い攻撃性も影鰐の性質を遺伝的に受け継いだことに由来する。猿楽製薬の研究から、番場以外の影鰐の細胞の影響を受けた生物は急激な肉体の変異に耐え切れず寿命が極端に縮んでしまっていることが明らかとなっている。なお、「名前があるとキャラクター性が生まれ、正体不明の生物である怖さが消えてしまう」という高嶋知也の設定から、影鰐以外の奇獣には正式名称が存在しない為、出現箇所や外見的特徴から暫定的に決定した名称で記述する。


劇中で登場した個体

影鰐

番場宗介

センシティブな作品


無人島の奇獣

EPISODE1、第2期EPISODE4登場

首長竜を彷彿とさせる巨体と長大な首、鳥類のような頭部が特徴の奇獣。いわばネッシーのような外見をしており、トカゲが影鰐の細胞を捕食し、突然変異により誕生した個体。地上に生息する四足歩行の生物で、巨体とは裏腹に動きは非常に素早い。また長大な首を自由自在に動かせることから索敵範囲もかなり広く、森から首を伸ばして獲物を認識し、捕食する。動画を撮るために無人島に入ってきたタケル、ショウゴ、サトシを喰い殺し、数日後にタケルの持っていたカメラを無人島の外側へ吐き出した。

その後は第2期EPISODE 4にて無人島を訪れた番場の攻撃により首を切断されて倒されていたことが判明した。

雪山の奇獣

EPISODE2登場

雪男のような外見をした奇獣。熱を感知して獲物に襲いかかるサーモグラフィーの性質を持ち、嗅覚も鋭く音にも敏感だが、逆に言えば熱や音、臭いを発しないものは感知することができない。 黒田ミカと低体温症になっていた男性以外の隊員を全滅させた後、ミカを気絶させてクレーター(餌場)に連れ去る。その後、ミカはこの奇獣の性質に気づき、防寒着を脱いで自身の体温を下げた。こうして周りの景色に溶け込んだミカをそれでもなお発見寸前まで追い詰めたが、突如鳴りだした彼女の父の持っていたオルゴールの音に反応。彼の遺体を崖から落とした後、クレバスの奥に消えていった。

海辺の奇獣

EPISODE3登場

クラーケン海月のような外見をした奇獣。海中において透明化する能力を持つ。また、地上でもある程度は活動できる。その正体は海でこの奇獣に襲われた人間が変異したものであり、CTスキャンで体構造を分析した結果、素体となった人間の骨格が写っている。水崎が番場に見せた写真の奇獣と劇中に出てきたケンタと彼の恋人・ハルカが変異した奇獣の合計3体が登場した。

ミナト ハルカ/ハルカが変化した奇獣

EPISODE3登場

ケンタの恋人。ケンタと共にダイビングをしていた最中、奇獣の襲撃を受けて行方不明となる。その後、奇獣化し変わり果てた姿で海岸に出現するも、ケンタはこの奇獣が彼女だとは気付かず、銛で串刺しにされて砂浜で燃やされてしまう。それでもなお生存しており、ケンタとジュリの前に再び現れる。最終的にケンタにナイフで攻撃されるが、体内にハルカの面影を見出して怯んだ彼を掴み、共に崖から落下。後日、奇獣化したケンタとその遺骸が砂浜に打ち上げられた。その際、二体とも互いの触手を絡み合わせた状態であり、まるで手を繋いでいるようにも見て取れる。

ケンタ/ケンタが変化した奇獣

声 - 小杉史哉

海の近くに住んでいる高校生。恋人であるハルカが奇獣に襲われ消息を絶ったことから奇獣を激しく憎んでおり、その復讐心から奇獣に臆することなく立ち向かっていく。奇獣化したハルカに連れ去られて姿を消し、その後日、彼女と同じく奇獣化した姿で共にその遺骸が砂浜に打ち上げられた。

カメ型奇獣

EPISODE4、EPISODE12、EPISODE13登場

下水道に出現したワニガメのような外見をした奇獣。脱皮をして成長する生態を持つ。巨体に反して移動速度は非常に速く、ヤモリやイモリのように天井を這い回る不規則な移動も可能とする。遭遇した作業員を喰い殺した後、下水道に落下したドローンを探しにやって来たユウタとシュンという少年と番場を追い回したが、最後は木村達の火炎放射器による攻撃で焼き殺された。その後、研究の為にこの奇獣の卵は木村達によって回収され、孵化した個体は影鰐のクローンを生成する実験台にされていたが、サトルの手によって解放され暴走。多数の研究員たちを喰い殺し、重傷を負った番場にも襲い掛かろうとしたが、彼の傷痕に残る影鰐の細胞に共鳴。危害を加えることはなかったが、突如現れた影鰐(クローン)の攻撃を受けて絶命した。

コンビニの奇獣

EPISODE5登場

カエル男のような外見をした奇獣。体色を変えるカモフラージュの性質を持ち、周囲の景色に溶け込むことができる。また、かなりの怪力の持ち主でもあり、鍵のかかったドアを容易にこじ開けている。 コンビニ店員のサイトウを丸呑みにした後、同じくコンビニ店員のレンと偶然居合わせた女子高生、アユミも捕食しようとしたが、換気扇から逃げられる。最後は現場に現れた木村ら猿楽製薬スタッフの火炎放射器による攻撃を受けて絶命した。

南極海の奇獣

EPISODE6登場

ニンゲンヒトガタのような外見をした奇獣。人間に近い姿の棲生物だが、エラ呼吸を用いることで深海でも活動できる。数十メートルはある巨体から衝撃波を放つことができ、潜水艦の電力を停止させ氷山を削るほどの威力を持つ。しかし、これは敵を攻撃するものではなくイルカ等がコミュニケーションに用いるそれに近く、自身と同じく音波を出す物体は仲間と認識して攻撃しない。また、奇獣の中では例外的な温厚で大人しい性質である為、危害を加えられるか敵と見なさない限りは対象に襲い掛かることはしない。また好奇心が旺盛なのか、潜水艦を掴んでは珍しげに見つめていた。 深海プロポーズを行っていた潜水艦の前に突然出現。その後、潜水艦を敵と見なしたらしく、浮上しようとした潜水艦を追いかけ衝撃波を放ち電力を停止させるが、発された救難信号を聞き、潜水艦を仲間と感知して深海の底に消えていった。

校庭の奇獣

EPISODE7、EPISODE8登場

モンゴリアン・デス・ワーム野槌のような外見をした奇獣。地中に生息しており、5メートル程の鋏部分のみを地上に出しているが、これはあくまでも尻尾に過ぎず、本来は4足歩行の非常に巨大な生物である。音を感知して襲う性質を持ち、音を発するものは即座に切り刻んでしまう。また、カズトの投げた石が囮であることに早く気づくなど知能は高い。幻覚効果のある甘い香りのガスを口内に漂わせて獲物を幻惑、トンネルに化けて口に入った車を丸呑みにするなど、非常に高度な捕食行動を行う。ミノリが聞いた曾祖父の話によるとその地方に古くから地下に棲息し、栄養補給の為に周期的に活動すると伝えられ、数年前にも出現しているらしい。後に猿楽製薬の私設軍による空爆を受けて舌を切断され、絶命した。

トンネルの奇獣

EPISODE8登場

トンネル(校庭の奇獣の体内)に寄生している奇獣で巨大なシラミのような外見をしている。高いジャンプ力を持ち、校庭の奇獣の体内に入ってきた車の運転手たちの血肉のみを吸い取って捕食していた。

植物園の奇獣

EPISODE9登場

食人木の様な外見をした植物の奇獣。

廃墟になった植物園に入ってきた人間の水分を餌としている。また夜行性である為、光を当てられると動きが著しく鈍る。実は植物園に入ってきた四人組の一人・サトルがこの奇獣の正体である。元は影鰐の細胞を吸収した植物が肝試しにきたサトルに寄生したことで知性を維持した稀有な奇獣となる。

小森智(こもり さとる)

声 - あろまほっと(M.S.S Project

植物園の奇獣が住み着いていた植物園に肝試しに来ていた四人組の1人。花を愛する気弱で大人しい性格の青年で、ダイキら3人から日常的にいびられていた。植物園の奇獣の襲撃から奇跡的に生き残ったが、実は彼自身がその奇獣の正体である。内向的な言動から油断を誘い、その他様々な手段で人間を餌場である植物園に誘い込んで捕食、人間社会に適応するなど知能は非常に高い。背中から蔓状の植物を放出して操る能力を持ち、睡眠薬に対する抵抗力を有する。平時は他の人間となんら変わらない外見だが、奇獣の力を開放する際や太陽光に晒された際には全身の皮膚や眼球の白目の部分が生々しい緑色に変色した姿となる。ダイキ達を殺害、捕食して復讐を果たすも最終的に正体を看破され、警察での事情聴取の後、木村達にモルモットとして本社へ連行された。

後の猿楽製薬による検査の結果から、影鰐の細胞に侵食されているものの、自身を虐げるダイキ達への復讐心と人間に擬態する為に宿主を得ようとする奇獣の利害が一致したことから同化後もサトルとしての意思が失われていないいわゆる「共生関係」にある事が判明。厳重な監視下に置かれていたが、その隙を突いて植物を操り、施設内を混乱させ、隔離されている影鰐(クローン)とカメ型奇獣の解放の為に活動した。

猿楽事件以降の消息や生死は不明であったが、第2期EPISODE 7で生存していたことが判明する。本人の発言から、植物園でダイキたちを殺害してから猿楽事件を引き起こすまでの記憶が曖昧であることが示唆されている。猿楽製薬の研究施設からの脱走後は、人里離れたとある雪原の小屋の中で1人でひっそりと暮らしていたが、霧子に居場所を突き止められてしまう。その直後に自身を感知して出現した雪原の奇獣の襲撃を受けた霧子を奇獣の力を解放して救い、彼女に再び他人と会話できたことへの感謝の言葉を残して炎上する小屋の中から逃がした後、自身の力で人間を救えたことに満足しながら雪原の奇獣と共に炎の中に消えた。

誕生日は10月24日。年齢は16歳。蠍座。血液型はB型。趣味は花の栽培とゲームセンターで音ゲーをすること。目的は平和に暮らすこと。植物園の奇獣と一体化した影響で体が変色してしまうため、太陽光が苦手。

飛行機の奇獣

EPISODE1登場

モスマンのような外見をした奇獣。蛾のような体と大きな頭部・目・口が特徴で、陸上では二足歩行、空中ではコウモリのような翼で飛行する。縦に大きく裂けた巨大な口で獲物を丸呑みにして捕食した後、骨などの異物を吐き出す性質を持つ。航行中の飛行機に狙いを定めたところを機内の客室乗務員に窓から目撃された後、着陸態勢に入って開いたランディングギアの格納扉から機内へ侵入すると、客室乗務員の制止を聞かずにトイレへ駆け込んだ乗客を捕食する。その光景を目撃して貨物室に逃げ込んだ客室乗務員を除く乗務員、パイロット、乗客ら全員、そして着陸した飛行機に潜入した川上記者を捕食した。

断崖の奇獣

EPISODE2登場

無脊椎動物のような外見をした奇獣。巨大な棘の生えたアンモナイトのような貝殻とタコとイカのような頭部と触手、イノシシのような牙が生えているのが特徴。口から強力な硫酸を吐いて対象を攻撃、即座に融解させる。硫酸を吐く際、目が発光する性質を持つ。番場を護送している列車の前に突然現れ、運転手と車掌を硫酸で殺害。番場と岩崎刑事を襲うが、岩崎刑事がこの奇獣の硫酸を利用、連結部分を分離することに成功して先頭車両の連結を外される。最終的には先頭車両共々崖に落ちていった。番場はこの奇獣の出現を自身を狙ったものだと推測、事実番場と対峙した際には硫酸を吐かず触手で捕らえていた。

達磨様(だるまさま)

EPISODE3登場

「達磨温泉」という秘湯のある宿の地下でお亀の面をつけた村の住人が神として讃えている奇獣。小さい手足と数十メートルはある巨体を持ち、ダルマを怪物にしたような外見をしている。「達磨温泉」に客としてきた若い女性を生け贄として捕食してきており、司祭に呼ばれて姿を現したり、生け贄である由美香のみを捕食しようとしたりと知能は高い。生け贄として捧げられた由美香を捕食しようとしたがナギが持っていた音叉の音波による妨害をうけ動きを封じられ達也と由美香に逃げられてしまう。その後そのことに怒りだし暴走、司祭と村人達を祭壇共々喰い尽くした。

モチーフは赤ん坊。

一つ目の奇獣

EPISODE4登場

番場が倒した奇獣の1体で、バックベアードのような外見をしている。

工場の奇獣

EPISODE4、EPISODE9登場

チュパカブラのような外見をした奇獣で、猿楽が生物兵器として作り出された個体。コードネーム「CHUPACABRA」。群れで行動し連携で獲物を攻撃、獲物を弱らせてから群れのボスが襲うデイノニクスに近い性質と体格を持つ。夜行性であり強い光に弱い。甲斐博士を救助しにきた番場を襲うが、ブレイカーでつけた部屋の光に怯みその隙に番場と甲斐博士は脱出。屋上に追ってきた3体は番場が解放した影鰐によって喰い殺された。EPISODE 4に出現した個体は、甲斐博士の抹殺を目論んだ本間によって奇獣化させられた甲斐博士の部下達の成れの果てであることがEPISODE 9で判明する。また、同話では奇獣の体液を投与されたウサギやタンクから流出した奇獣の体液を浴びた研究員がこの奇獣に変貌していた。

工場の奇獣(ボス格)

EPISODE4、EPISODE5登場

工場の奇獣の群れのボス格。他の群れはデイノニクスのような体格である一方、ボス格は群れの数倍の巨体を持ち、四足歩行で背中には多数の棘が生えている。外見もチュパカブラにもっとも近い。元は甲斐博士の部下だったと思われる。屋上にいたナギ・ヤグルに襲い掛かろうとしたが、口から槍で貫かれ絶命した。

ショッピングモールの奇獣

EPISODE6登場

ツチノコバジリスクのような外見をした奇獣。本間の追っていた個体で、灰色の体色と数十メートルの巨体を持つ。この奇獣の眼光を見た相手を硬直させる性質を持ち、硬直したところを丸呑みにして捕食する。ショッピングモールにあるカフェエリアに突如現れ、そこにいた人間を捕食し、特殊部隊に誘導される形でシャッターに潜入し莉央を捕食しようとしたが、秋良が特殊部隊から奪ったマシンガンで射殺され、その後に特殊部隊から死亡したことが確認された。

雪原の奇獣

EPISODE7登場

狼男ヒツジ男をあわせたような外見をした奇獣。ヤギのような下半身と角、狼のような上半身と頭部、尻尾と鋭い牙が特徴。獰猛で攻撃的な性質で獲物に真っ先に襲い掛かり、捕食する。また突進で山小屋の壁を一撃で破壊するなどの高い攻撃力を持つ。サトルを感知して出現し、彼と霧子を襲撃した。サトルの能力によって押さえつけられ暖炉に焼かれそうになるも、蔓を引きちぎりサトルを捕食する。その後山小屋で彼共々消失したと思われるが、生死は不明である。

廃墟の奇獣(赤い服の少女)

センシティブな作品

EPISODE10登場

人間の少女の体にオニイソメに類似した異形の頭部を持つろくろ首のような外見の奇獣。廃墟と化した町に住んでいた少女が奇獣化したものと思われる。伸縮自在の首を伸ばして獲物に襲い掛かるほか、ブリッジのような体勢で天井に貼り付いたり、獲物が発する音を敏感に察知する聴覚を持つ。詳しい時期は不明だが、自分が住んでいた町を壊滅させ親を殺害している。町を訪れたナギの前に少女の姿で現れて同行し、ナギが就寝した隙をついて音叉を奪った後に正体を現して襲いかかるが、音を感知して獲物を襲う性質を逆手に取ったナギの策略により音叉を奪還されたことで形勢を逆転され、音叉の力で動きを封じられると、口部を少女の顔に変化させての命乞いでナギを躊躇させるが、戸惑いながらも迷いを捨てた彼女に倒された。

跡地の奇獣

EPISODE13登場

EPISODE13の終盤で特殊部隊をおそった奇獣。姿や能力は本編には出てきていないため詳しいことは不明。

蛇人間型の奇獣

OP、第11回エンドカード登場

グレイ型宇宙人のような上半身と蛇のような下半身を持つ奇獣。本編未登場。

本間丈二


関連タグ

影鰐-KAGEWANI-

曖昧さ回避

特撮番組『TAROMAN』に登場した奇獣については、奇獣(TAROMAN)へ。


概要

影鰐-KAGEWANI-に登場するUMA。ほとんどの奇獣は非常に凶暴な性格であり、遭遇した人間に真っ先に襲い掛かり捕食する。各々の姿や有する能力は多種多様だが、黒い体液を持つという共通点があり、それが何らかの要因で他生物の体内に侵入することで奇獣に変異すると猿楽製薬の調査で推測されている。その正体は島根の漁村において少女期のシーロンと町蔵によって討伐され、灰化し散り散りとなった影鰐の細胞を動植物が捕食し、その影響で齎された突然変異によって誕生した影鰐の子孫ともいえる存在。ほぼ全ての個体に共通する極めて高い攻撃性も影鰐の性質を遺伝的に受け継いだことに由来する。猿楽製薬の研究から、番場以外の影鰐の細胞の影響を受けた生物は急激な肉体の変異に耐え切れず寿命が極端に縮んでしまっていることが明らかとなっている。なお、「名前があるとキャラクター性が生まれ、正体不明の生物である怖さが消えてしまう」という高嶋知也の設定から、影鰐以外の奇獣には正式名称が存在しない為、出現箇所や外見的特徴から暫定的に決定した名称で記述する。


劇中で登場した個体

無人島の奇獣

EPISODE1、第2期EPISODE4登場

首長竜を彷彿とさせる巨体と長大な首、鳥類のような頭部が特徴の奇獣。いわばネッシーのような外見をしており、トカゲが影鰐の細胞を捕食し、突然変異により誕生した個体。地上に生息する四足歩行の生物で、巨体とは裏腹に動きは非常に素早い。また長大な首を自由自在に動かせることから索敵範囲もかなり広く、森から首を伸ばして獲物を認識し、捕食する。動画を撮るために無人島に入ってきたタケル、ショウゴ、サトシを喰い殺し、数日後にタケルの持っていたカメラを無人島の外側へ吐き出した。

その後は第2期EPISODE 4にて無人島を訪れた番場の攻撃により首を切断されて倒されていたことが判明した。

雪山の奇獣

EPISODE2登場

雪男のような外見をした奇獣。熱を感知して獲物に襲いかかるサーモグラフィーの性質を持ち、嗅覚も鋭く音にも敏感だが、逆に言えば熱や音、臭いを発しないものは感知することができない。 黒田ミカと低体温症になっていた男性以外の隊員を全滅させた後、ミカを気絶させてクレーター(餌場)に連れ去る。その後、ミカはこの奇獣の性質に気づき、防寒着を脱いで自身の体温を下げた。こうして周りの景色に溶け込んだミカをそれでもなお発見寸前まで追い詰めたが、突如鳴りだした彼女の父の持っていたオルゴールの音に反応。彼の遺体を崖から落とした後、クレバスの奥に消えていった。

海辺の奇獣

EPISODE3登場

クラーケン海月のような外見をした奇獣。海中において透明化する能力を持つ。また、地上でもある程度は活動できる。その正体は海でこの奇獣に襲われた人間が変異したものであり、CTスキャンで体構造を分析した結果、素体となった人間の骨格が写っている。水崎が番場に見せた写真の奇獣と劇中に出てきたケンタと彼の恋人・ハルカが変異した奇獣の合計3体が登場した。

ミナト ハルカ/ハルカが変化した奇獣

EPISODE3登場

ケンタの恋人。ケンタと共にダイビングをしていた最中、奇獣の襲撃を受けて行方不明となる。その後、奇獣化し変わり果てた姿で海岸に出現するも、ケンタはこの奇獣が彼女だとは気付かず、銛で串刺しにされて砂浜で燃やされてしまう。それでもなお生存しており、ケンタとジュリの前に再び現れる。最終的にケンタにナイフで攻撃されるが、体内にハルカの面影を見出して怯んだ彼を掴み、共に崖から落下。後日、奇獣化したケンタとその遺骸が砂浜に打ち上げられた。その際、二体とも互いの触手を絡み合わせた状態であり、まるで手を繋いでいるようにも見て取れる。

ケンタ/ケンタが変化した奇獣

声 - 小杉史哉

海の近くに住んでいる高校生。恋人であるハルカが奇獣に襲われ消息を絶ったことから奇獣を激しく憎んでおり、その復讐心から奇獣に臆することなく立ち向かっていく。奇獣化したハルカに連れ去られて姿を消し、その後日、彼女と同じく奇獣化した姿で共にその遺骸が砂浜に打ち上げられた。

カメ型奇獣

EPISODE4、EPISODE12、EPISODE13登場

下水道に出現したワニガメのような外見をした奇獣。脱皮をして成長する生態を持つ。巨体に反して移動速度は非常に速く、ヤモリやイモリのように天井を這い回る不規則な移動も可能とする。遭遇した作業員を喰い殺した後、下水道に落下したドローンを探しにやって来たユウタとシュンという少年と番場を追い回したが、最後は木村達の火炎放射器による攻撃で焼き殺された。その後、研究の為にこの奇獣の卵は木村達によって回収され、孵化した個体は影鰐のクローンを生成する実験台にされていたが、サトルの手によって解放され暴走。多数の研究員たちを喰い殺し、重傷を負った番場にも襲い掛かろうとしたが、彼の傷痕に残る影鰐の細胞に共鳴。危害を加えることはなかったが、突如現れた影鰐(クローン)の攻撃を受けて絶命した。

コンビニの奇獣

EPISODE5登場

カエル男のような外見をした奇獣。体色を変えるカモフラージュの性質を持ち、周囲の景色に溶け込むことができる。また、かなりの怪力の持ち主でもあり、鍵のかかったドアを容易にこじ開けている。 コンビニ店員のサイトウを丸呑みにした後、同じくコンビニ店員のレンと偶然居合わせた女子高生、アユミも捕食しようとしたが、換気扇から逃げられる。最後は現場に現れた木村ら猿楽製薬スタッフの火炎放射器による攻撃を受けて絶命した。

南極海の奇獣

EPISODE6登場

ニンゲンヒトガタのような外見をした奇獣。人間に近い姿の棲生物だが、エラ呼吸を用いることで深海でも活動できる。数十メートルはある巨体から衝撃波を放つことができ、潜水艦の電力を停止させ氷山を削るほどの威力を持つ。しかし、これは敵を攻撃するものではなくイルカ等がコミュニケーションに用いるそれに近く、自身と同じく音波を出す物体は仲間と認識して攻撃しない。また、奇獣の中では例外的な温厚で大人しい性質である為、危害を加えられるか敵と見なさない限りは対象に襲い掛かることはしない。また好奇心が旺盛なのか、潜水艦を掴んでは珍しげに見つめていた。 深海プロポーズを行っていた潜水艦の前に突然出現。その後、潜水艦を敵と見なしたらしく、浮上しようとした潜水艦を追いかけ衝撃波を放ち電力を停止させるが、発された救難信号を聞き、潜水艦を仲間と感知して深海の底に消えていった。

校庭の奇獣

EPISODE7、EPISODE8登場

モンゴリアン・デス・ワーム野槌のような外見をした奇獣。地中に生息しており、5メートル程の鋏部分のみを地上に出しているが、これはあくまでも尻尾に過ぎず、本来は4足歩行の非常に巨大な生物である。音を感知して襲う性質を持ち、音を発するものは即座に切り刻んでしまう。また、カズトの投げた石が囮であることに早く気づくなど知能は高い。幻覚効果のある甘い香りのガスを口内に漂わせて獲物を幻惑、トンネルに化けて口に入った車を丸呑みにするなど、非常に高度な捕食行動を行う。ミノリが聞いた曾祖父の話によるとその地方に古くから地下に棲息し、栄養補給の為に周期的に活動すると伝えられ、数年前にも出現しているらしい。後に猿楽製薬の私設軍による空爆を受けて舌を切断され、絶命した。

トンネルの奇獣

EPISODE8登場

トンネル(校庭の奇獣の体内)に寄生している奇獣で巨大なシラミのような外見をしている。高いジャンプ力を持ち、校庭の奇獣の体内に入ってきた車の運転手たちの血肉のみを吸い取って捕食していた。

植物園の奇獣

EPISODE9登場

食人木の様な外見をした植物の奇獣。

廃墟になった植物園に入ってきた人間の水分を餌としている。また夜行性である為、光を当てられると動きが著しく鈍る。実は植物園に入ってきた四人組の一人・サトルがこの奇獣の正体である。元は影鰐の細胞を吸収した植物が肝試しにきたサトルに寄生したことで知性を維持した稀有な奇獣となる。

小森智(こもり さとる)

声 - あろまほっと(M.S.S Project

植物園の奇獣が住み着いていた植物園に肝試しに来ていた四人組の1人。花を愛する気弱で大人しい性格の青年で、ダイキら3人から日常的にいびられていた。植物園の奇獣の襲撃から奇跡的に生き残ったが、実は彼自身がその奇獣の正体である。内向的な言動から油断を誘い、その他様々な手段で人間を餌場である植物園に誘い込んで捕食、人間社会に適応するなど知能は非常に高い。背中から蔓状の植物を放出して操る能力を持ち、睡眠薬に対する抵抗力を有する。平時は他の人間となんら変わらない外見だが、奇獣の力を開放する際や太陽光に晒された際には全身の皮膚や眼球の白目の部分が生々しい緑色に変色した姿となる。ダイキ達を殺害、捕食して復讐を果たすも最終的に正体を看破され、警察での事情聴取の後、木村達にモルモットとして本社へ連行された。

後の猿楽製薬による検査の結果から、影鰐の細胞に侵食されているものの、自身を虐げるダイキ達への復讐心と人間に擬態する為に宿主を得ようとする奇獣の利害が一致したことから同化後もサトルとしての意思が失われていないいわゆる「共生関係」にある事が判明。厳重な監視下に置かれていたが、その隙を突いて植物を操り、施設内を混乱させ、隔離されている影鰐(クローン)とカメ型奇獣の解放の為に活動した。

猿楽事件以降の消息や生死は不明であったが、第2期EPISODE 7で生存していたことが判明する。本人の発言から、植物園でダイキたちを殺害してから猿楽事件を引き起こすまでの記憶が曖昧であることが示唆されている。猿楽製薬の研究施設からの脱走後は、人里離れたとある雪原の小屋の中で1人でひっそりと暮らしていたが、霧子に居場所を突き止められてしまう。その直後に自身を感知して出現した雪原の奇獣の襲撃を受けた霧子を奇獣の力を解放して救い、彼女に再び他人と会話できたことへの感謝の言葉を残して炎上する小屋の中から逃がした後、自身の力で人間を救えたことに満足しながら雪原の奇獣と共に炎の中に消えた。

誕生日は10月24日。年齢は16歳。蠍座。血液型はB型。趣味は花の栽培とゲームセンターで音ゲーをすること。目的は平和に暮らすこと。植物園の奇獣と一体化した影響で体が変色してしまうため、太陽光が苦手。

飛行機の奇獣

EPISODE1登場

モスマンのような外見をした奇獣。蛾のような体と大きな頭部・目・口が特徴で、陸上では二足歩行、空中ではコウモリのような翼で飛行する。縦に大きく裂けた巨大な口で獲物を丸呑みにして捕食した後、骨などの異物を吐き出す性質を持つ。航行中の飛行機に狙いを定めたところを機内の客室乗務員に窓から目撃された後、着陸態勢に入って開いたランディングギアの格納扉から機内へ侵入すると、客室乗務員の制止を聞かずにトイレへ駆け込んだ乗客を捕食する。その光景を目撃して貨物室に逃げ込んだ客室乗務員を除く乗務員、パイロット、乗客ら全員、そして着陸した飛行機に潜入した川上記者を捕食した。

断崖の奇獣

EPISODE2登場

無脊椎動物のような外見をした奇獣。巨大な棘の生えたアンモナイトのような貝殻とタコとイカのような頭部と触手、イノシシのような牙が生えているのが特徴。口から強力な硫酸を吐いて対象を攻撃、即座に融解させる。硫酸を吐く際、目が発光する性質を持つ。番場を護送している列車の前に突然現れ、運転手と車掌を硫酸で殺害。番場と岩崎刑事を襲うが、岩崎刑事がこの奇獣の硫酸を利用、連結部分を分離することに成功して先頭車両の連結を外される。最終的には先頭車両共々崖に落ちていった。番場はこの奇獣の出現を自身を狙ったものだと推測、事実番場と対峙した際には硫酸を吐かず触手で捕らえていた。

達磨様(だるまさま)

EPISODE3登場

「達磨温泉」という秘湯のある宿の地下でお亀の面をつけた村の住人が神として讃えている奇獣。小さい手足と数十メートルはある巨体を持ち、ダルマを怪物にしたような外見をしている。「達磨温泉」に客としてきた若い女性を生け贄として捕食してきており、司祭に呼ばれて姿を現したり、生け贄である由美香のみを捕食しようとしたりと知能は高い。生け贄として捧げられた由美香を捕食しようとしたがナギが持っていた音叉の音波による妨害をうけ動きを封じられ達也と由美香に逃げられてしまう。その後そのことに怒りだし暴走、司祭と村人達を祭壇共々喰い尽くした。

モチーフは赤ん坊。

一つ目の奇獣

EPISODE4登場

番場が倒した奇獣の1体で、バックベアードのような外見をしている。

工場の奇獣

EPISODE4、EPISODE9登場

チュパカブラのような外見をした奇獣で、猿楽が生物兵器として作り出された個体。コードネーム「CHUPACABRA」。群れで行動し連携で獲物を攻撃、獲物を弱らせてから群れのボスが襲うデイノニクスに近い性質と体格を持つ。夜行性であり強い光に弱い。甲斐博士を救助しにきた番場を襲うが、ブレイカーでつけた部屋の光に怯みその隙に番場と甲斐博士は脱出。屋上に追ってきた3体は番場が解放した影鰐によって喰い殺された。EPISODE 4に出現した個体は、甲斐博士の抹殺を目論んだ本間によって奇獣化させられた甲斐博士の部下達の成れの果てであることがEPISODE 9で判明する。また、同話では奇獣の体液を投与されたウサギやタンクから流出した奇獣の体液を浴びた研究員がこの奇獣に変貌していた。

工場の奇獣(ボス格)

EPISODE4、EPISODE5登場

工場の奇獣の群れのボス格。他の群れはデイノニクスのような体格である一方、ボス格は群れの数倍の巨体を持ち、四足歩行で背中には多数の棘が生えている。外見もチュパカブラにもっとも近い。元は甲斐博士の部下だったと思われる。屋上にいたナギ・ヤグルに襲い掛かろうとしたが、口から槍で貫かれ絶命した。

ショッピングモールの奇獣

EPISODE6登場

ツチノコバジリスクのような外見をした奇獣。本間の追っていた個体で、灰色の体色と数十メートルの巨体を持つ。この奇獣の眼光を見た相手を硬直させる性質を持ち、硬直したところを丸呑みにして捕食する。ショッピングモールにあるカフェエリアに突如現れ、そこにいた人間を捕食し、特殊部隊に誘導される形でシャッターに潜入し莉央を捕食しようとしたが、秋良が特殊部隊から奪ったマシンガンで射殺され、その後に特殊部隊から死亡したことが確認された。

雪原の奇獣

EPISODE7登場

狼男ヒツジ男をあわせたような外見をした奇獣。ヤギのような下半身と角、狼のような上半身と頭部、尻尾と鋭い牙が特徴。獰猛で攻撃的な性質で獲物に真っ先に襲い掛かり、捕食する。また突進で山小屋の壁を一撃で破壊するなどの高い攻撃力を持つ。サトルを感知して出現し、彼と霧子を襲撃した。サトルの能力によって押さえつけられ暖炉に焼かれそうになるも、蔓を引きちぎりサトルを捕食する。その後山小屋で彼共々消失したと思われるが、生死は不明である。

廃墟の奇獣(赤い服の少女)

センシティブな作品

EPISODE10登場

人間の少女の体にオニイソメに類似した異形の頭部を持つろくろ首のような外見の奇獣。廃墟と化した町に住んでいた少女が奇獣化したものと思われる。伸縮自在の首を伸ばして獲物に襲い掛かるほか、ブリッジのような体勢で天井に貼り付いたり、獲物が発する音を敏感に察知する聴覚を持つ。詳しい時期は不明だが、自分が住んでいた町を壊滅させ親を殺害している。町を訪れたナギの前に少女の姿で現れて同行し、ナギが就寝した隙をついて音叉を奪った後に正体を現して襲いかかるが、音を感知して獲物を襲う性質を逆手に取ったナギの策略により音叉を奪還されたことで形勢を逆転され、音叉の力で動きを封じられると、口部を少女の顔に変化させての命乞いでナギを躊躇させるが、戸惑いながらも迷いを捨てた彼女に倒された。

跡地の奇獣

EPISODE13登場

EPISODE13の終盤で特殊部隊をおそった奇獣。姿や能力は本編には出てきていないため詳しいことは不明。

蛇人間型の奇獣

OP、第11回エンドカード登場

グレイ型宇宙人のような上半身と蛇のような下半身を持つ奇獣。本編未登場。

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影鰐-KAGEWANI-

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