概要
番場とは別に奇獣を追う製薬会社「猿楽製薬」のエージェント。番場を高く評価し度々研究チームに誘うも「金儲けの話には乗らない」と拒否されている。常に白いスーツを着ている。物腰の柔らかな人物だが、自身の目的や会社の利益のためなら奇獣だけでなく人命すら軽視する冷酷な性格。
会社の私設軍隊を率いて奇獣の出現現場に現れては奇獣の駆除・捕獲を行っていたが、その真の目的は、奇獣の細胞を用いてオリジナルの影鰐に最も近い能力を持つクローンを生み出し、影鰐を生み出した部族と同様にそれを生物兵器として利用することであった。
12話にて自分達が生み出した奇獣のクローンが暴走した際、重傷を負った番場や他の研究員達を見捨てて自分だけセーフティーゾーンに避難した。その後、現場に駆けつけた研究スタッフから番場の生存を知り驚愕。監視映像の記録から彼が影鰐と同化・共生したことを突き止め、制圧部隊を向かわせ確保を図るが既に逃走していたことから失敗。施設内が混乱状態に陥り、警備が手薄になった所で自身の元に現れた番場によって解放された影鰐に襲われるも彼が影鰐に完全に支配されていなかった影響で死を免れ、甲斐博士に救われた。
第2期では4話から再登場、右顔面をマスクで覆い隠し、両手には機械製の義手をはめている。
後任の本間とは対立しており、本間の計画を妨害しようとしてそのために甲斐博士の救助を依頼するなど番場の協力者となったと思いきや…
…実は番場の襲撃の影響で影鰐の細胞を取り込んでおり、自らを人類の頂点に立つ「選ばれし者」として君臨しようとした。右胸以外の胴体が機械化し、指先からレーザーを発射、左胸のスピーカーのような装置からナギの音叉と同等の周波数を反響させることで、影鰐の細胞を制御し体内へ取り込み使役することができるサイボーグと化した。