概要
・注意!
この内容には「ナイツ&マジック」本編のネタバレを盛大に含みます!
本編をまだ読んでない方はブラウザバックを推奨致します!
新生クシェペルカ王国(元クシェペルカ残党)の制式量産機である新型幻晶騎士。
レスヴァントの面影を残しながらも、がっちりとした体格をしている。
新型の投入が急務であったクシェペルカ軍のために、エルがカルディトーレの設計を元に(フレメヴィーラ国王リオタムスは了承済み)レスヴァント新生を目的として開発されている。
いうなれば「東方様式型・対幻晶騎士」用幻晶騎士の完全版。
その為カルディトーレよりも対幻晶騎士としての戦闘能力は高く、総合的な面においてティラントーと互角に戦える性能を誇る。
この辺りもカルダトアとレスヴァントの関係に近しいといえる。
宿場町ミシリエの戦いに置いて先行量産機が投入され、ゴルドリーオと共にヴィートの砲撃の援護に回ったのが初戦闘。
その後新生クシェペルカ軍の主力歩兵としてレスヴァントからの逐次転換が行われるようになる。
また選択装備の一環として対空装備の魔導飛愴(ミッシレジャベリン)を背面武装の代わりに装備したバリエーションも存在する。
ツェンドリンブルと違い単発式な上に、機体の近接能力を低下させているものの、歩兵にも対空能力を得たことは非常に大きい。
この仕様は後に投槍戦仕様機(ジャベリニーアスタイル)と呼ばれるようになった。
書籍版ではイラスト化されない。アニメ版では存在自体がカット(余談を参照)と、やや不遇な扱いを受けていたが、漫画版78話でついに全体像が登場した。
余談
・レスヴァントの派生機の材料には、破壊・鹵獲したティラントーのものも使用されている。
特に初期のレーヴァンティアはティラントーの部品をそのまま流用したものもあった。
乗り手としても「憎き敵の機体など」とかよりも、一機でも戦力が欲しいという気持ちの方が強かったようで問題にはならなかった。
ちなみに、この初期のレーヴァンティアはカルディトーレを基にした急造機という設定もあったため、実態は不明だが「カルディトーレとティラントーのニコイチ」とも言える。
・アニメ版ではレーヴァンティアは、同色のカルディトーレで代用される形で未登場である。
理由は…神々の世界で色々あったからじゃry(要するに大人の事情)
ただこの改変を好意的に受け取る人も少なくない。
「いくらベースがあるといっても、数ヶ月で量産機を新造するなど物語としても不合理ではないか。」ということらしい。
※原作の記述を参考にすると、テレスターレの開発には半年ほどを有している。それを基準に考えると、
- 他の機体を参考として短期間で設計できた。
- 幻晶甲冑(シルエットギア)という優秀な作業機械がある。
という利点があったとしても、
- 戦時下で物資や設備が不足している。
- テレスターレとは違い、試作機のように片手で数えられる程度ではなく複数の兵力のために量産しなくてはならない上に、動作テストなどに回す時間も十分にない。
- 魔導飛愴等の開発、生産も同時に行わなくてはいけない。
という問題が考えられ、確かにテレスターレよりも短期間で作るのは、いくらエル達でも難しそうではある。
ただし、上記の通り書籍版でイラスト化されてなかったこともあり、これによりレーヴァンティアの全身像のお目見えは漫画版での登場までお預けとなってしまった。