わかっちゃいるけどやめられない
作詞:青島幸男
作曲:萩原哲晶
1961年8月発売。ハナ肇とクレージーキャッツの代表曲の一つ。元々はこりゃシャクだったのB面を埋めるために作られた曲だったが、こちらの方が大人気になってしまい後にA面とB面が入替えられたというエピソードがある。
生真面目な性格の植木等は青島幸男の書いた詩を見て歌うことを躊躇したが、浄土真宗の僧侶で父親でもある植木徹誠から「『わかっちゃいるけどやめられない』は人間の矛盾をついた真理で、親鸞の教えに通じる」「必ずヒットするぞ」と励まされ、実際大ヒットした。
小説家の小林信彦によると最初に人気に火がついたのは名古屋だという。
植木等が1992年の有馬記念終了後にミニコンサートでこの曲を歌ったところ、ファンが大合唱するほど大盛り上がりしたという。