スーダラ節
4
すーだらぶし
植木等が爆発的な人気を得るきっかけになった1曲
わかっちゃいるけどやめられない
作詞:青島幸男
作曲:萩原哲晶
1961年8月発売。ハナ肇とクレージーキャッツの代表曲の一つ。元々はこりゃシャクだったのB面を埋めるために作られた曲だったが、こちらの方が大人気になってしまい後にA面とB面が入替えられたというエピソードがある。
生真面目な性格の植木等は青島幸男の書いた詩を見て歌うことを躊躇したが、浄土真宗の僧侶で父親でもある植木徹誠から「『わかっちゃいるけどやめられない』は人間の矛盾をついた真理で、親鸞の教えに通じる」「必ずヒットするぞ」と励まされ、実際大ヒットした。
植木と交流のあった小説家の小林信彦によると最初に人気に火がついたのは名古屋だという。
2番の歌詞が競馬で大敗したという内容のため、植木等が1992年の有馬記念終了後にミニコンサートでこの曲を歌ったところ、ファンが大合唱するほど大盛り上がりしたという。
ちなみに歌詞の内容は「最終レースで大穴を狙うがボーナスをスッてしまった」という内容だったが、1992年有馬記念は大穴のメジロパーマーが勝ち馬だった。
後に東京都知事になった青島が歌詞の一節を漢詩にしたためた書が残されており、2007年の追悼展で一般公開された。
- イヤホンズ(シングル「一件落着ゴ用心 【AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-盤】」のC/Wに収録。ドラマパートを加えた「イヤホンズのスーダラ節」としてカバー。)
- おやじGALS(「平成スーダラ節/OLバージョン」としてカバー。このバージョンの作詞は青島幸男の娘の青島美幸)
- Togo-chef Pw. GUHROOVY & NO+CHIN
- SAKEROCK
- 松浦亜弥(「ETC」CMソング)
- 夏木マリ
- tamamix
- トリオ DE つけひた(井ノ原快彦・横山裕・手越祐也)(味の素「クノールカップスープ」CMソング)
- チャラン・ポ・ランタン
- 米米CLUB
- 遠藤久美子(CMソング)
- すイエんサーガールズ
- 加山雄三(「MESSAGE~加山雄三 J-Standardを歌う~」収録。生前の植木のヴォーカル・トラックと組み合わせてデュエットにしている)
- 氷川きよし
- プレキン∞
- 浜田雅功(「出前館」CMソング)
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