概要
「陰茎が苛立つ」とは、2021年公開の劇場用アニメ『閃光のハサウェイ』から生まれたネットスラングである。
劇場公開に先駆けてYouTubeで公開された動画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】』が発端となった。
マフティーを名乗ったハイジャッカー達がハウンゼンに乱入し、乗客がパニックを起こす中で、リーダー格の男かぼちゃマスクが銃を乱射しながら「悲鳴を上げるな! 神経がいらだつ!」と言い放つシリアスなシーン。これが、YouTubeの自動字幕により
「陰茎が苛立つ」
という、低俗なセリフに誤変換されたものがスクリーンショットを取られ、Twitterに転載された事で、ネットスラングとして定着してしまった。
以前から、性的な興奮を表すネットスラングとして「ちんちんがイライラする」という表現が存在したこともあり、ハイジャックという犯罪行為(この台詞の前にコクピット内のパイロット達が殺害されている)の最中に、およそ似つかわしくない生理現象を起こしていると捉えられ、あまりのギャップが笑いを生んだのである。