概要
週刊少年マガジン(講談社)2016年50号より連載されている漫画。2020年1号で第1部前世編が完結、2020年8号より第2部現世編が開始。単行本は2020年4月の時点で12巻まで刊行されている。
永遠の命を持つ「球」が様々な存在と出会い別れていく様が淡々と描かれる。世界観はSF・ファンタジーを合わせたもの。前世編は中世ヨーロッパテイストのファンタジー世界、現世編は現代社会的な世界が舞台となっている。
2020年10月からTVアニメが放送される予定であったが延期され、2021年4月から放映されている。アニメーション制作はブレインズ・ベース。
登場人物
物語の性質上、第1部終盤のレンリル編を除き複数巻(とくに3巻以上)にわたって同一の人物が登場することが少ないため、共通で登場する人物とそうでない人物に分けて記述する。
主要登場人物
フシ/球
CV:川島零士
本作の主人公。感じた刺激を記憶し、その記憶をもとにあらゆる存在へと変身することができる能力を持つ。
また、フシの身体を形成する物質そのものは無限に複製・再生が可能で滅びることがないため、フシ自身は何度死んでも代償なしに蘇ることができる。
当初は手のひらくらいの大きさをした球体にすぎず、”私”からも「球」や「それ」としか呼ばれていなかったが、のちに生物としての意識を、次いで「フシ」という名を獲得し、以後はその状態で生きていくことになる。
自らが変身できるだけでなく、刺激として感じてさえいれば自身が食べた食べ物や傷の原因となった武器なども生成することができる。
”私”
CV:津田健次郎
本作の語り部で、「球」を作中世界に投げ入れた張本人。黒いローブに身を包む人間の姿をしているが、フシ以外には見えず、かつ触れない謎多き存在。物語は彼(彼女?)のナレーションで進行する。
基本的に姿は見せずナレーションとしてだけ登場するが、ごくまれに自ら姿を現し、フシに忠告を行うこともある。
「世界をフシに記録させる」という目的があるようだが……
ノッカー
CV:未定
フシの「敵対者」とされる存在。”私”曰く、彼(彼女?)に反対する勢力が遣わしたらしい。
フシ同様に自在な変身能力を持つが、自身の組成まで完璧に変化させるフシに対し、ノッカーのそれは周囲の物質を素材として肉体を組み立てる「変形能力」とでも言うべきもの。
フシが持つ記憶を奪う能力を持ち、記憶を奪われるとフシは思い出すことができなくなる。
ハヤセやカハクなどに寄生する存在もいる。
最初期の登場人物
少年
CV:川島零士
レッシオオカミの「ジョアン」と共に暮らす少年。本名は不明。
フシの普段の姿(=メイン画像の白髪の少年)のモデルになった人物でもある。
ジョアン
CV:未定
「少年」と共に暮らすレッシオオカミ。
ニナンナ、ヤノメ編の登場人物
マーチ
CV:引坂理絵
ニナンナの少女。フシの名付け親。生け贄にされそうになり、パロナとともに逃げ出す。
パロナ
CV:内田彩
ニナンナという部族の少女。
ピオラン
CV:愛河里花子
ニナンナという部族の中で巫女をしている老婆。フシに言葉を教えた。
ハヤセ
CV:斎賀みつき
フシを追う女。
オニグマ
ニナンナに棲む巨大な熊。
タクナハ編の登場人物
グーグー
事故で顔を傷つけ、仮面をかぶってくらしている少年。
リーン
CV:石見舞菜香
名士の娘でかつて事故に会い、グーグーに助けられた。
シン
CV:阿部敦
グーグーの兄。
酒爺
CV:利根健太朗
奇人とよばれている老人。ピオランの恋人。
ジャナンダ島編の登場人物
トナリ
CV:稲川英里
ジャナンダ島の少女。
ウーロイ
CV:こぶしのぶゆき
ジャナンダ島に住む大柄な体格の少年。
ミァ
CV:夏吉ゆうこ
ジャナンダ島に住む少女。うねうねな髪の毛を見つける事が趣味。
サンデル
CV:小林ゆう
ジャナンダ島に住む褐色肌の少年。
ウーパ
CV:小原好美
ジャナンダ島に住む小柄な少女。
サールナイン島編の登場人物
ヒサメ
CV:未定
ハヤセの孫。
オウミ
CV:未定
ヒサメの娘。
ウラリス王国編の登場人物
ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリス
CV:未定
あだ名はボン王子。ウラリス王国の第1王子。
トルタ
CV:未定
ボンの弟でウラリス王国の国王に選ばれる。
ポコア
CV:未定
ボンの妹。
カハク
CV:未定
ハヤセの後継者の少年。
第2部の登場人物
ミズハ
CV:未定
セーラー服の女子高生。両親との3人暮らしでハヤセの子孫。
フシとは母イズミを通じて因縁のある存在。
ハンナ
CV:未定
ミズハと同じ高校に通う少女。メガネを掛けている。
アオキ
CV:未定
ミズハと同じ高校に通う少年。
ミズハに憧れを抱く。
みもり
CV:未定
女子小学生。
ある日、学校で死んだと思われていたが生きて姿を表す。
ひろとし
CV:未定
無職の男性。みもりの義兄。