ひとつ教えてあげるよ凌牙
「希望」と「絶望」は紙一重・・・受けた希望と同じくらいに絶望も深くなる!
概要
漫画版オリジナルキャラクター。
Dr.フェイカーによって差し向けられたナンバーズ・ハンターの総司令官。
他のナンバーズ・ハンターらを手駒として扱い、役に立たないと分かれば容赦なく始末する冷酷な性格。
神代凌牙と同じ孤児院で育っている。
名前の由来は小泉八雲からで、『興』の字は『狂』の語呂合わせとのこと。
父・母・弟の優司と暮らしていたが、両親が航空機事故で死亡したことを皮切りに、
興司は孤児院に入れられ、弟・優司は里子に出される。
弟に会いたい思いを募らせた興司は、優司に見つけてもらえるように
デュエルチャンピオンを志すようになる。
ハートランドが主催する大会では、勝ちたい一心で対戦相手のデッキを盗んだところを凌牙に見つかったものの、
凌牙が興司を庇ったため不問とされ、
罪をかぶった凌牙は追放、興司はやがて念願の極東チャンピオンの座を獲得する。
一方、困窮した里親が夜逃げしたことにより、置き去りにされた弟の優司は、
流れ着いた劣悪な環境の中で興司の華々しい活躍をTVで見ていたところを、
『良い金づるがいる』ことを知られた少年によって殺害される。
極東チャンピオンとなった興司にメールを送り接近した張本人は偽の優司である。
そうとは露知らず、再会を喜んでいた興司だったが、次第に身の回りの金品の盗難が相次ぎ、
弟が犯人であること、また彼が本当の弟ではないことに薄々感づきつつも見てみぬふりをしていた。
しかし、八百長を持ちかけてきた彼がボロを出したことで、ついに本当の弟でないことに言及する。
真実を知らされ、怒りのあまり弟の首に手をかけるも、
ようやく会えた弟がたとえ偽者でも殺すことが出来ず、一度は解放するものの、
ナンバーズらしき存在に取り憑かれ、ついに彼を殺めてしまう。
弟のいない世界に絶望し、アストラル世界ともども地上世界を滅ぼすことを心に誓った興司は、
志を同じくするDr.フェイカーとMr.ハートランドに近づき、ナンバーズ・ハンターとなる。
Mr.ハートランドがただの詐欺師であることを看破して殺害したり、
天城カイト自らの手でハルトを殺させようと画策したりと非道な面が目立つ。
しかし興司自身はハルトを殺そうとせず、己と似た境遇のカイトには同情や共感すらみせており、
弟の死によってかなり屈折してしまったのが窺える。
凌牙に対して、いつも見下していたと憤慨する一方、
孤児院時代には一人でいる凌牙に声をかけたり、
記念写真に(そっぽを向いてはいるが)凌牙も一緒に写っていたりする。
とある理由で凌牙は興司をわざと遠ざけていたのだが、
孤児院の先生が『凌牙は興司を好きだったのでは?』と発言するなど、
二人の関係は悪いものではなかったようだ。
凌牙がナンバーズを巡る争いに飛び込んだのも興司のためであるといえる。
『蜘蛛』や『冥界』など様々なカテゴリのモンスターを使っているため、統一感がまるでない。
VSMr.ハートランド戦、VS凌牙戦、VS遊馬、カイト、凌牙戦全てで使っているモンスターが異なる。
彼もナンバーズを9枚ほど所持しているが、当初はNo.70デッドリー・シン以外全て白紙だった。これは八雲自身に欲望がないため、ナンバーズが呼応して開眼(エクシーズモンスターに変化すること)しないためだが、八雲はこれを利用して、デュエル中に状況に合わせて開眼させることで相手に対するメタカードとするという戦術をとっている。
ちなみに初代遊戯王には名蜘蛛コージというキャラクターが登場していた。
性格は八雲と違い横暴だが、(モンスターファイターという違うゲームでとはいえ)蜘蛛のモンスターを操る点は共通している。
保有ナンバーズ
八雲が持ってたと思われるナンバーズ
※最終的に他のナンバーズに変化させる形で遊馬達に託したため、カードとしては存在しなくなっている。
関連タグ
Ⅳ……アニメ版における凌牙のデュエル界追放の原因であり、極東チャンピオンである共通点を持つ。